こんにちは、のぶもんです。
台湾では例年、クリスマス「直前」から春節終了まで長い間イルミネーションを見られることが多いです。
淡水駅前のイルミネーションも、「長期間鑑賞できる」イルミネーションの一つなんです。が、今年はコロナの影響で1月中旬ごろ突如終了。そのうち動画を撮ればいいやと思っていたら、撮影する機会を逸してしまいました。
そんな湛水のイルミネーションを回顧しながら、久しぶりに湛水の夜さんぽをしてみましょう。
(淡水駅前のイルミネーション)
淡水駅前には、ちょっと気づかれにくい場所に蒸気機関車が保存されています。これが、冬になると、ド派手にライトアップされるんです。現役時代も、こんな派手な扱いを受けたことはないでしょうね(^_^;)
こちらは、小人の家のような可愛らしいイルミネーションです。これは、わざわざ設置されたものですね。
これらのイルミネーションは、年明けも飾られていたのですが、コロナの状況が微妙になったときにあっさり終了。連日結構賑わっていたので、がっかりした台湾人も多かったと思います。
とはいえ、それ以外のライトアップは通常通り見られます。せっかくなので、各地のライトアップを少し覗いてみましょう。
駅から少し歩いて重建街に進みます。古い通りですが、街灯のあかりが懐かしさを感じさせます。
こちらは「淡水日本警察宿舎」。淡水で修復された日式建築の一つですが、さり気ないライトアップが宿舎を映し出していました。
そこから坂を降りると「淡水福祐宮」。淡水で観光客に一番知られた廟です。工事中ですカバーがかけられている部分が多いのですが、このアングルだとライトアップだけが見えて良い感じでした。
そこから少し歩くと、小さなロータリーに出ます。ここには淡水並びに台湾に大きな功績を残したマッカイ博士の胸像があります。
その広場の前には、「月神咖啡」というカフェがあります。観光地にあるのになぜか比較的リーズナブル。とても開放的な作りのお店なので、オープンテラスだけでなく、店内でもまるで外にいるかのような雰囲気です。
美式咖啡が50元で飲めて、手沖咖啡も比較的リーズナブルですよ。
そこから馬偕街を進むと、淡水教会が見えてきます。ここのライトアップは、この辺りでもひときわ美しいですね。
隣は滬尾偕醫館。ここは、マッカイ博士が初めて診療所を構えた場所。当時の建物が残りますが、淡いライトアップが落ち着きを感じさせます。
そこから中正路に出ると「得忌利士洋行」が見えてきます。こちらは日本風に言えば「ダグラス商社」。淡水が外国との貿易で賑わっていた時代にこの地に会社を構えていました。
その奥に「齊柏林空間」という建物があります。ライトアップはされていませんが、周りが明るいので、建物がほのかに照らし出されるのが見えます。こちらは、台湾で最も優れた撮影家・齊柏林の功績を辿れる資料館です。
そこから川沿いに遊歩道を歩くと、ロマンチックな雰囲気のお店がずらりと並んでいます。どの店も少々お高いのですが、まあ雰囲気代込みといったところでしょうか。
バーやレストランもあるので、気に入った店に入るのも良いでしょう。
さらに川沿いを歩くと、「海關碼頭」にやってきました。税関事務所のことですね。灯りが多すぎないので、ゆっくりと散歩できるのが嬉しいです。
向かいの建物はライトアップされていません。でも、周囲の灯りにうっすらと照らし出されて、これはこれでいい感じです。
ところどころには、こんなイルミネーションも。こちらは、一年中見られますよ。
そして、川沿いの風景。なかなかロマンティックですね。こんな感じに、夜になっても散歩を楽しめる場所がいっぱい。実際、平日でも淡水の夜の散歩を楽しむ人たちは結構います。
いかかでしたか。夕陽を見る時間が過ぎても、淡水ではまだまだ楽しめる場所がたくさんあります。時間帯によって違う表情を見せる淡水。ぜひ、いつもと違う時間にも遊びにいらしてください。