のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

台湾東海岸を歩く・長濱2~開いているかどうかは運次第?!気まぐれバーとの出会い

こんにちは、のぶもんです。

いきなりハプニングから始まった台湾東海岸旅行。金剛から歩いて20分。ようやく長濱の市街地に到着しました。といっても、とても小さな町で、村といった方が良い感じです。

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まずは、ゲストハウスにチェックイン。こちらの「長濱青旅」は、エアビーのみで予約可能なレア宿。町の中心にある安い宿はここしかないようで、平日でしたが、他の宿泊客もいたようです。この宿は、簡素ながら個室に泊まれて(本当に簡素です)、ドミトリーよりも幾分気楽に過ごせます。(補足:その後、サイトを見ると、なんと館内の塗り替えが行われたようで、部屋も明るい感じになったようです)

【宿泊情報】
「長濱青旅」
住所:台東縣長濱鄕中興路9號
詳細:上記の名前で検索して、LINE、エアビーもしくは電話で予約してください

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街歩きを済ませ、夕食の楽しんだ後は、なんとバーに行きます。このバーが変わっていて、営業日や営業時間が決まっていない店なんです!FBページにも「うちは本当に気まぐれ営業です」と書かれていて、実際行ってみるまで、本当にお店が空いているかわかりませんでした(汗)。

夜8時過ぎ、意を決して静かな田舎道を歩き、一路お店へ向かいます。たどり着いたのがこの店「烤茶地(mi epah)」です。お店は開いていましたよ、ラッキー!

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渋い風情のお店に中に入ると、このお店を営むママさんと、おそらくその旦那さん、そして、台北からやってきた先客の女性二人組がいました。僕は、カウンター席に座り、写真の「小米酒」を注文しました。これ、小米酒のカクテルらしく、なんとお米は自宅裏の田んぼで育てたものだそう。究極の地産地消ですね。飲んでみると、ほんの少しだけ個性を主張する小米酒の味わいがかなり良かったです。ママさんがもう一杯注いでくれたのですが、飲みやすくて何杯でも行ける感じです。

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そのあと、ママさんから、少しだけ飲ませていただいたのがウィスキー。「ほお、いろいろなお酒が飲めるんだなあ」とだけ思っていたら、なんとこのウイスキー。自宅で醸造したのだそうで、まさに、リアル自家製のお酒なんです。こちらのウイスキーがまた個人的には相性がよく、珍しくもっと飲んでみたくなるくらいでした。普段お酒ほとんど飲みませんが、こういうお酒やお店に出会うと、いつもよりお酒のテンションが上がる気がします。

ママさんに「どうして気まぐれ営業なのか?」と聞いたのですが、彼女曰く、「台北などの都会の生活はいつも時間に縛られている。でも、こんなにのんびりした田舎の長濱ではそんな必要はないと思う。だから、お店を続けるためにも、あまり無理せず、気まぐれもあり、という感じでお店をやっているのよ。」

ああ、そうか、いわゆる有名観光地ではない長濱のような田舎の町では、片意地張らずにお店を営むのもありな気がします。地球の果てにあるわけじゃないし、たまたま行った日がお休みなら、また来ればいいよね。そんなおおらかな気分にさせてくれる、素敵なバーでした。

【店舗情報】
「烤茶地(mi epah)」
住所:台東縣長濱鄕中興路2812號
営業時間:不定


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