のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

台湾さんぽ69〜屏東縣のカフェや日式建築をめぐる

こんにちは、のぶもんです。無事に記念式典が終わり、このあとは地元の友人・邱さんに隣町の潮州にある羊肉の食堂に連れて行っていただきました。

 

案内していただいたのは、潮州の市街地にある小さな食堂「阿祥羊肉」。日本人にはまだまだ馴染みのない羊(ヤギ)肉料理。ここでは、様々な羊肉料理が食べられます。

 

まずは、苦瓜炒羊肉。台湾ではニガウリを使った料理がメジャーですが、これもマッチングが良かったですね。

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こちらは、青椒羊肉。これもいい組み合わせです。
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そして、なんと言っても沙茶羊肉。沙茶ベースのタレであえた、羊肉と空芯菜(かな?)の炒めもの。
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普段、自分一人で新しいお店を開拓していますが、やっぱり「当たり」を探すとなると、地元の人のガイドがあると話しが早いです!屏東縣は、台北からの頻繁に行ける場所ではないので、邱さんたちにもっといろいろ教えていただきながら、お店を開拓していきたいと思います。

 

【店舗情報】

「阿祥羊肉」

住所:屏東縣潮州鎮仁愛路4號

営業時間:11:00~21:30(原則無休)

 

 

さあ、腹ごしらえが終わったら、潮州の見どころを少し見てみましょう。まずは、こちらの「屏東戯曲故事館」。赤レンガを多用した瀟洒な洋風建築ですね。

 

ここは、1916年に建てられた旧潮州郵便局。現在では、台湾の伝統劇に関する資料館に生まれ変わりました。


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館内では、伝統劇に関する大小の資料が多数展示されています。


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衣装もたくさん展示されています。色鮮やかで、見ていて楽しくなります。


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【施設情報】

「屏東戯曲故事館」

住所:屏東縣潮州鎮建基路58號

開館時間:9:00~17:00(月曜定休)

 

 

次に訪れたのは、「潮州日式歴史建築文化園区」。かつて総督府の行政機関が置かれていたエリアに、日式宿舎が修復・保存されています。


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ここには多数の家屋が残っているのですが、そのうち数軒を修復して一般に公開しています。ここだけみたら、普通の日本の民家です。


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昔懐かしい押入れ。小さい頃、わざわざこの中で寝たことはありませんか?


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台湾ではよく見かける「スケルトンにして昔の構造を見せる」部分。


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多くの家屋は、まだ修復の手が入らず、荒れ果てた棟もあります。が、このように壁アートを施したりして、荒れた雰囲気にならないように工夫しています。


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【施設情報】

「潮州日式歴史建築文化園区」

住所:屏東縣潮州鎮延平路30號

開館時間:9:00~17:00(月曜定休)

 

ここまで邱さんに車で連れてきていただきましたが、阿祥も2箇所の歴史建築も、台鉄潮州駅から徒歩で行けます。みなさんもせひ、気軽に訪れてみてください。

 

 

さて、次に訪れたのは潮州でも大変人気のある「三平咖啡」です。ここは、当地出身の台湾人の旦那さんと、日本人の奥さんが営むカフェ。

 

写真のような「蔵」の中にカフェがあるのですが、実はこの建物は新築。でも、蔵の重厚な風情と店内のレトロな雰囲気は、言われなければ古民家のリノベと思ってしまうでしょう。


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店内はこんな感じ。とても精巧に古民家の風情を再現しています。


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2階からの眺め。これも座席からの眺めです。空いていれば、お店全体を俯瞰しながらお茶できます。


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2階の奥には、こんな渋い空間も。家族連れにも人気で、台湾人の子どもたちも喜んでいたようです。


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さあ、お待ちかねのコーヒーとケーキ。お値段は少し高めですが、本格的なおいしいコーヒーと、手作りのおいしいスイーツが食べられて幸せです。


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レジ前のケーキブースは見ているだけで楽しくなってきますね。


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今では、潮州でも大人気のカフェに成長しています。駅から離れているので、タクシーでのアクセスが便利です。バスもありますが、本数が少ないです。

 

【店舗情報】

「三平咖啡」

住所:屏東縣潮州鎮育才路86-1號

営業時間:11:30~20:00(月曜定休)

(火水木は~17:30)

 

 

三平だけで満足なのに、実はもう1軒カフェを訪れていました。それは、屏東の駅に前にある「驛前大和咖啡館」です。

 

ここは、今回どうしても行きたかったカフェなんです。


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このカフェは、日本統治時代の1939年に建てられに屏東駅前の旅館として営業していた「大和ホテル」を修復・リノベしたもの。角に見える曲線が昔の雰囲気を強く感じさせますね。


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1階の騎樓部分も良い感じです。


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では、コーヒーをいただきましょう。少し前に三平で飲んだばかりなので、こちらでもシンプルな美式咖啡にしました。


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店内は、予想に反して現代的でとても清潔感があります。座席が多いので、次々とお客さんが来てもだいたいすぐに座れます。駅前で利用客が多いので、これなら旅行中にも安心して訪れられますね。


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こちらの階段は、なんだか古めかしい印象です。おそらく開業当時からの階段が残っているのでしょう。2階より上はまだ公開されていないのですが、整備が進んだら、上がれるようになるでしょう。


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1階店舗の後方も整備中。ここは本来、宿泊施設の営業も計画中。宿ができたら、是非一度泊まってみたいですね。


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お店でゆっくりしている間に、すっかり日が暮れていました。「大和」でぜひ見ていただきたいのが、このライトアップです。

 

最近のライトアップは、光が強くて眩しすぎるところも増えているのですが、ここのライトアップは、明るすぎず、レトロな渋い感じがよく出ていると思います。


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【店舗情報】

「驛前大和咖啡館」

住所:屏東市民族路163號

営業時間:9:00~21:00(原則無休)

 

いかかでしたか。交通が比較的不便で、周遊するのが難しいと言われる屏東縣。その中でも、今回訪れたカフェや施設は、比較的アクセスが良いところが多いです。

 

機会があったら、ぜひ足を運んでみてくださいね。