台南さんぽ1〜台南の朝食はこの二つで決まり!

こんにちは、のぶもんです。

 

2月の春節期間に、少しだけ仕事が休めることになったので、久しぶりに台南を旅してみました。

 

時間の都合で深夜の夜行バスで台南へ向かうことに。春節期間は、高鐡も台鐡も大変混雑するのですが、高速バスも満席が続出。直前なら乗れなかったかもしれません。


早朝5時。高速バスは台南轉運站に到着。春節の時期は台湾はかなり寒く、冬でも概ね温暖な台南もかなり冷え込みました。


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それでも僕は、早速台南さんぽを開始。そう、台南では早朝から観光として楽しめる場所があるんです。それが、牛肉湯の小吃です。

 

台南の名物はたくさんありますが、朝から食べられる料理となると、牛肉湯がその筆頭に挙げられます。

 

牛肉湯とは文字通り、牛肉のスープ。あっさりしたスープに牛肉を入れるだけのシンプルな料理ですが、牛肉の旨味が程よく感じられて、案外クセになります。

 

今回訪れたのは、駅やバスターミナルからも歩いていける「西羅殿牛肉湯」。一般的に、人気のある牛肉湯のお店は市内中心部つまり駅から離れたところにあるため、歩いて行くのはやや面倒。この「西羅殿」が唯一近いというわけです。


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朝5時半くらいに着きましたが、すでにお客さんはまあまあ来ています。


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注文したら、数分で出てきました。おいしそうな牛肉湯(110元)に、おまけでついてくる肉燥飯(台北でいう魯肉飯のこと)がまた良い感じですね。朝の食事に110元というのは、台湾基準では少し高いのですが、このセットなら納得の価格です。


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【店舗情報】

「西羅殿牛肉湯」

住所;台南市北區公園路南路98號

営業時間:4:30~13:00(火曜定休)

 

いきなりヘビー級の食事になりましたが、台南の朝のもう一つの名物も頂かないわけにはいきません。それが、サバヒー粥です。


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こちらも、次から次へとお客さんがやってきます。観光客も多いようですが、地元のおじさんたちも食べにきています。


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こちらが虱目魚(サバヒー)粥。こちらがまた、サバヒーの半身がそのまま入っていて、ボリュームたっぷり。すでに少し膨れていた腹はこの時点で満員状態です。


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【店舗情報】

「民徳虱目魚粥」

住所;台南市北區民徳路11號

営業時間;6:00~13:00(原則無休)

 

というわけで、朝7時前にすでに満腹。これは、少し歩かないと大変です。朝早い時間でも営業している場所としては、やっぱり市場が一番。

 

今回は、台南でも屈指の人気を誇る水仙宮市場にお邪魔しました。

 

訪れたのは、台湾の大晦日にあたる「除夕」の日。この日は一般の商店やカフェなどは軒並み休みになるのですが、市場だけは、正月準備の食品などを買い求めようとたくさんの買い物客が訪れていました。


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こちらが、市場の中央付近にある、名前の由来となった水仙宮。こんど、開門している時間にきちんとお参りしたいですね。


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水仙宮市場のすぐ近くには、夜景がきれいなことで人気上昇中の神農街。午後から夜遅くにかけて賑わうレトロな通りですが、早朝は行き交う人もなくとても静か。

 

それでも、古い町並みやランタンが、仄かに華やかな趣を感じさせます。建物の細かな部分をじっくり見たい方は、実は朝の散歩がおすすめですよ。


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台南では、牛肉湯やサバヒー粥を朝ごはんに食べたい人も多いと思いますが、その後しばらく空き時間ができてしまいます。

 

そんなとき、地元の市場やレトロな路地の散歩が意外と楽しめます。観光地では少しでも色々見てみたい、という方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

台湾さんぽ71〜晴れたら一度は来てほしい名所・基隆和平島公園へようこそ

こんにちは、のぶもんです。

 

今回は、基隆の北東にある和平島公園についてご紹介しますね。(訪問日は1月31日です)


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基隆駅からバスで20分くらいの場所にある正濱漁港。最近ではインスタ映えスポットとして人気上昇中ですが、ここから徒歩15分くらいの場所に、自然の造形美や、基隆の歴史を垣間見られるスポットがあるんです。


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それが、和平島です。その名の通り、島ですが、本島に隣接しているので、橋をかけて徒歩やバスで島内に入ることができます。

 

そもそもこの島は日本統治時代に、社寮島と呼ばれていました。それが、二二八事件をきっかけに「和平島」に改称されたそうです。(「和平」は中国語で「平和」の意味)

 

島内の集落を抜けると、そこにはちょっとしたレジャー施設のような「和平島公園」が待っていました。

 

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「和平島公園」は、島の北側にある自然公園ですが、生態系に配慮しつつ、様々な自然に触れられる珍しいタイプの公園施設。自然教育も盛んです、ガイドツアーに参加すれば、かなり詳細に学べるそうです。


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この和平島、日本統治時代から造船工場が建ち並ぶ、一大工業地区でした。今でも造船所が稼働していて、当時の反映ぶりを偲ばせます。


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こちらは、かつての養殖池を、半天然の海水浴場に転用したスペース。この日は少し汗ばむ程度の陽気でしたが、何と本当に泳いでいる人が数人いました!


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手前の施設では、案内所やツアーガイドの申し込みコーナー、お土産などの販売コーナーが充実しています。


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1月末は、琉球と和平島のつながりに関する展示が行われていました。実は、和平島には様々な民族がやってきており、その中には台湾の原住民や琉球人もいたのです。

 

地理的には有り得そうな話ですが、実際に展示を見ていると、日本と台湾の不思議なご縁を感じました。


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このような大型施設に欠かせない(?)のが、カフェやレストラン。2階と3階にお店があり、海を眺めながら食事やお茶を楽しめます。


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室内で快適に休むのもいいですが、天気が良ければオープンテラスで過ごしてみたいですね。


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公園の中心部から、海岸線に沿った遊歩道へと進みます。和平島北部の海岸は、岩が様々な形に侵食されて、独特な雰囲気を作り出しています。

 

中には、こんなフレームも。一枚の絵画を写真の収めるかのような趣向は、なかなか面白いですね。もちろん、写真好きの台湾人には大好評です。


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遊歩道を歩いていきましょう。野柳の女王岩もそうですが、不思議な形の岩を見ると、動物や人間に例えたくなるのが人情というもの。ここでも、たくさんの岩に名前がつけられていました。


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更に進むと、対岸が見えてきます。と言っても、ほぼ陸続きに見えるのですが、複雑かつ雄大な風景が広がり、ずっと飽きずに歩き続けられます。


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一周するあたりで、こんな像が。これは、「琉球漁民慰霊碑」。かつて、社寮島(和平島)には、日本統治時代に琉球の漁民が移住し、台湾人と共存しながら暮らしていたそうです。

 

異国で亡くなった漁民たちの霊を慰めるため、2011年にこの碑が建てられたそうです。ここを訪れたら、かつての琉球漁民に思いを馳せてもらえると嬉しいですね。


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港や夜市などのイメージが強い基隆ですが、実は自然を満喫できるスポットも多いんです。和平島の集落まで路線バスが乗り入れているので、アクセスも良いです。

 

台北に来て天気が良いときは、ぜひ和平島公園にも出かけてみてください。

 

【施設情報】

「和平島公園」

住所:基隆市中正區平一路360號

営業時間:8:00~18:00(原則無休)

台湾さんぽ70〜大溪に残る国定古蹟・李騰芳古宅に行ってみた

こんにちは、のぶもんです。

 

1月末に、またまた大溪に行ってきました。何度訪れても新鮮な発見がある大溪ですが、今回は今まで訪れたことがない超A級歴史スポットをじっくり見学してきました。


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大溪の街は、河岸段丘の上にあります。そこから「月眉古道」という小さな歩行者用トンネルを下り抜けると、そこにはのんびりした田園地帯が残っています。


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建物が密集する老街とは全く違う、のどかな風景を見ながら、目的地へ歩いていきます。

 

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老街から目的地まで1km強。15分ほどの散歩です。


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中華風のお屋敷が見えてきました。


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入口に着きました。ここが「李騰芳古宅」になります。建立は1864年、清代末期のことです。


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建物の中心・門廰にやってきました。邸宅の正門にあたる部分です。手前は広々としています。


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その奥には、廰堂があります。ここは、家族のための空間ですが、祖先を祀る場所でもあります。


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両脇には、外護龍と呼ばれる建物が長く続きます。下の写真はその入口。


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ここでは、子どもたちが楽しめる遊び・体験コーナーが多数ありました。週末は子どもたちのにぎやかな声に包まれそうですね。


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昔の子供あそびの説明もたくさんありました。今の子供はさすがに知らないでしょうが、どれも日本の昔のあそびと似ていますね。


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こちらは「奎壁聯輝書房」という建物。李騰芳の書斎だったらしいです。このときは閉まっていたので、中は見られませんでした。


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各部屋に展示されている調度品なとも興味深いです。このようなテーブルや椅子は、一見地味ですが、とても高価なものだと思います。


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天蓋付きのベッドですね。サイズは小さめ。昔の台湾神は、今よりも少し小さかったのだと思います。


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こちらの建物は模型劇場。中に入ると・・・


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大きな模型があり、決まった時間になると、古厝の様子や変遷を分かりやすく上映してくれます。


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こんな歴史スポットにも、アニメ風キャラの姿が。台湾では、あまり珍しい光景ではありません。


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【施設情報】

「李騰芳古宅」

住所:桃園市大溪區月眉路198巷32號

開館時間:9:30~17:00(月曜定休)

 

 

いかがでしたか。田園地帯に突如現れる豪奢な邸宅に少し驚きましたが、名望家と慕われた李家の歴史が楽しく学べる優れた施設でした。

 

大溪老街から往復2km以上歩かなければならないのですが、時間をかけて歩いてくる価値は十分あります。

 

大溪老街は最近人気上昇中で、週末は大変に混雑します。李騰芳古宅は比較的空いているので、午前中から昼にかけて老街をゆっくり見物し、午後のピーク時にこちらに来て見学するのも良いと思います。

 

清代から発展を続ける大溪の里に鎮座してきた邸宅。お時間のあるときは、ぜひ足を伸ばしてください。

 

北投さんぽ〜温泉博物館と原住民博物館に感激!

こんにちは、のぶもんです。

 

先日、台北市北投の新北投駅付近をちょっと散歩してきました。

 

このエリアはとにかく温泉が有名。ですが、「温泉に入る」以外にも、魅力的なものがたくさんあるんです。

 

それでは、北投さんぽの始まりです。


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まずは、新北投駅から徒歩数分の「凱達格蘭文化館」へ。ここは、当地に昔住んでいたケタガラン族という平地原住民(平埔族)も含めた原住民に関して学べる博物館です。


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館内には、ケタガラン族に関する展示がありました。ケタガラン族は、台湾北部各地に住んでいた平埔属の一つですが、早くから漢人との同化が進み、日本統治時代には独自の文化はほぼ消滅してしまったそうです。

 

ちなみに、台北の総統府前に伸びる道を「凱達格蘭(ケタガラン)大道」といいます。その名も、この民族から来ているんですね。


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この博物館では、企画展も開催されるようです。この日は、原住民の機織り機に関して展示がされていました。


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ここも編機の展示コーナー。立体感ある展示で、見る人の興味をさらに掻き立てます。


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地下に行くと、こんな素朴な美しさをもつアート作品の展示も見られます。


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温泉完成の施設とは違い、いつでも比較的空いています。その分、ゆっくり見学することができるので、温泉観光と組み合わせて訪れてみてください。

 

【施設情報】

「凱達格蘭文化館」

住所:台北市北投區中山路3-1號

開館時間:9:00~17:00(月曜定休)

 

 

この博物館から徒歩1分!煉瓦造りの瀟洒な洋館が見えてきました。これが日本統治時代の「北投温泉公共浴場」、今の「北投温泉博物館」です。

 


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この、和洋が入り乱れた(?)ところが入口です。

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中に入ると、まずはそのまま2階の広間に出ます。石造りの柱が風格を感じさせますね。

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そして見てください!この大きな広間を。お風呂に入ってから、ここでゆっくり湯冷まししていたんですね。温泉博物館ができてから、この空間は立ち入れないこともあったようですが、この日は日曜だったためか、自由に立ち入ることができました。

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そこから1階に降ります。この階段がまた、木のぬくもりを十分に感じるものになっていて、何度も昇り降りしたくなります。

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1階には、北投温泉の歴史を細かく説明する展示コーナーがあります。それを見ると、日本統治時代に北投温泉がいかに賑わっていたかが良く分かります。

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この部屋は、展示や体験コーナーになっていました。昔懐かしい品々も展示されていましたよ。展示も面白いですが、この窓枠が本当におしゃれ。日本統治時代は最先端を行くデザインだったのでしょう。

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部屋の中央には、畳のコーナーもあります。こういう遊び心が楽しいですよね。


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さあ、温泉博物館の最大の見どころ、1階の大浴場跡です。ここはかつて、本当に浴場があった場所。入浴はもうできないのですが、今でも水が張られ、当時の面影を偲ぶことができます。

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日本統治時代の公共施設や商店街の商店は、当時最新モードだった洋風建築を取り入れていることが多いです。こちらの公共浴場も同様に、たいへん洒落た造りになっていて、銭湯に行くというより、欧米のSPAにでも行くような雰囲気。


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温泉の歴史に関しても、様々な展示があって、結構深く勉強できます。ですから、ざっと見て回っても1時間、隅々まで丁寧に見たら半日楽しめると思います。


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【施設情報】

「北投温泉博物館」

住所:台北市北投區中山路2號

開館時間:9:00~17:00(月曜定休)

 

2つの博物館を見終えたら、日本統治時代に建てられた温泉銭湯「瀧之湯」や台北でも随一の美しさを誇る公共図書館「台北市立図書館北投分館」に足を伸ばすのも良いでしょう。どちらもすぐ近くにありますよ。

台湾さんぽ69〜屏東縣のカフェや日式建築をめぐる

こんにちは、のぶもんです。無事に記念式典が終わり、このあとは地元の友人・邱さんに隣町の潮州にある羊肉の食堂に連れて行っていただきました。

 

案内していただいたのは、潮州の市街地にある小さな食堂「阿祥羊肉」。日本人にはまだまだ馴染みのない羊(ヤギ)肉料理。ここでは、様々な羊肉料理が食べられます。

 

まずは、苦瓜炒羊肉。台湾ではニガウリを使った料理がメジャーですが、これもマッチングが良かったですね。

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こちらは、青椒羊肉。これもいい組み合わせです。
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そして、なんと言っても沙茶羊肉。沙茶ベースのタレであえた、羊肉と空芯菜(かな?)の炒めもの。
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普段、自分一人で新しいお店を開拓していますが、やっぱり「当たり」を探すとなると、地元の人のガイドがあると話しが早いです!屏東縣は、台北からの頻繁に行ける場所ではないので、邱さんたちにもっといろいろ教えていただきながら、お店を開拓していきたいと思います。

 

【店舗情報】

「阿祥羊肉」

住所:屏東縣潮州鎮仁愛路4號

営業時間:11:00~21:30(原則無休)

 

 

さあ、腹ごしらえが終わったら、潮州の見どころを少し見てみましょう。まずは、こちらの「屏東戯曲故事館」。赤レンガを多用した瀟洒な洋風建築ですね。

 

ここは、1916年に建てられた旧潮州郵便局。現在では、台湾の伝統劇に関する資料館に生まれ変わりました。


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館内では、伝統劇に関する大小の資料が多数展示されています。


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衣装もたくさん展示されています。色鮮やかで、見ていて楽しくなります。


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【施設情報】

「屏東戯曲故事館」

住所:屏東縣潮州鎮建基路58號

開館時間:9:00~17:00(月曜定休)

 

 

次に訪れたのは、「潮州日式歴史建築文化園区」。かつて総督府の行政機関が置かれていたエリアに、日式宿舎が修復・保存されています。


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ここには多数の家屋が残っているのですが、そのうち数軒を修復して一般に公開しています。ここだけみたら、普通の日本の民家です。


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昔懐かしい押入れ。小さい頃、わざわざこの中で寝たことはありませんか?


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台湾ではよく見かける「スケルトンにして昔の構造を見せる」部分。


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多くの家屋は、まだ修復の手が入らず、荒れ果てた棟もあります。が、このように壁アートを施したりして、荒れた雰囲気にならないように工夫しています。


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【施設情報】

「潮州日式歴史建築文化園区」

住所:屏東縣潮州鎮延平路30號

開館時間:9:00~17:00(月曜定休)

 

ここまで邱さんに車で連れてきていただきましたが、阿祥も2箇所の歴史建築も、台鉄潮州駅から徒歩で行けます。みなさんもせひ、気軽に訪れてみてください。

 

 

さて、次に訪れたのは潮州でも大変人気のある「三平咖啡」です。ここは、当地出身の台湾人の旦那さんと、日本人の奥さんが営むカフェ。

 

写真のような「蔵」の中にカフェがあるのですが、実はこの建物は新築。でも、蔵の重厚な風情と店内のレトロな雰囲気は、言われなければ古民家のリノベと思ってしまうでしょう。


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店内はこんな感じ。とても精巧に古民家の風情を再現しています。


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2階からの眺め。これも座席からの眺めです。空いていれば、お店全体を俯瞰しながらお茶できます。


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2階の奥には、こんな渋い空間も。家族連れにも人気で、台湾人の子どもたちも喜んでいたようです。


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さあ、お待ちかねのコーヒーとケーキ。お値段は少し高めですが、本格的なおいしいコーヒーと、手作りのおいしいスイーツが食べられて幸せです。


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レジ前のケーキブースは見ているだけで楽しくなってきますね。


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今では、潮州でも大人気のカフェに成長しています。駅から離れているので、タクシーでのアクセスが便利です。バスもありますが、本数が少ないです。

 

【店舗情報】

「三平咖啡」

住所:屏東縣潮州鎮育才路86-1號

営業時間:11:30~20:00(月曜定休)

(火水木は~17:30)

 

 

三平だけで満足なのに、実はもう1軒カフェを訪れていました。それは、屏東の駅に前にある「驛前大和咖啡館」です。

 

ここは、今回どうしても行きたかったカフェなんです。


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このカフェは、日本統治時代の1939年に建てられに屏東駅前の旅館として営業していた「大和ホテル」を修復・リノベしたもの。角に見える曲線が昔の雰囲気を強く感じさせますね。


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1階の騎樓部分も良い感じです。


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では、コーヒーをいただきましょう。少し前に三平で飲んだばかりなので、こちらでもシンプルな美式咖啡にしました。


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店内は、予想に反して現代的でとても清潔感があります。座席が多いので、次々とお客さんが来てもだいたいすぐに座れます。駅前で利用客が多いので、これなら旅行中にも安心して訪れられますね。


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こちらの階段は、なんだか古めかしい印象です。おそらく開業当時からの階段が残っているのでしょう。2階より上はまだ公開されていないのですが、整備が進んだら、上がれるようになるでしょう。


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1階店舗の後方も整備中。ここは本来、宿泊施設の営業も計画中。宿ができたら、是非一度泊まってみたいですね。


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お店でゆっくりしている間に、すっかり日が暮れていました。「大和」でぜひ見ていただきたいのが、このライトアップです。

 

最近のライトアップは、光が強くて眩しすぎるところも増えているのですが、ここのライトアップは、明るすぎず、レトロな渋い感じがよく出ていると思います。


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【店舗情報】

「驛前大和咖啡館」

住所:屏東市民族路163號

営業時間:9:00~21:00(原則無休)

 

いかかでしたか。交通が比較的不便で、周遊するのが難しいと言われる屏東縣。その中でも、今回訪れたカフェや施設は、比較的アクセスが良いところが多いです。

 

機会があったら、ぜひ足を運んでみてくださいね。

台湾さんぽ68〜竹田の池上文庫20周年記念式典に出る

こんにちは、のぶもんです。

 

少し前の話になりますが、改めて「池上一郎文庫20周年記念式典」で屏東縣竹田に出かけた話を書きます。自分にとって思い出深い池上文庫。今年も、式典に参加することができました。

 

1月16日。今回も、時間の都合で夜行バスに乗り高雄入り。台鐡に乗り竹田に着いたのは7時ごろでした。式典の日の池上文庫です。まだ誰もおらず、とても静かでした。


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池上文庫について簡単に紹介しますね。

 

日本統治時代に軍医として竹田の医療に尽くした池上一郎という医師がいました。村の人々にたいへん慕われましたが、敗戦とともに日本へ戻ります。

 

その後、博士が竹田の地を訪れることは叶いませんでしたが、戦後ずっと竹田のことを気にかけていた博士は、日本語世代の住民のために日本語の本を寄贈。2001年には、竹田駅の脇にある古い木造の倉庫を改造して、アジア最南端の日本語書籍の図書館と言われる「池上一郎博士文庫」が設立されました。

 

以来、屏東における日台交流の重要拠点として多くの人たちに愛されてきました。そして今年、めでたく20周年を迎えるに至ったわけです。

 

何を隠そうこの僕も、竹田の池上文庫で地元の方の知り合い、今でも親しい友人としてお付き合いさせていただいています。そのときにとても親切にしていただいたことが、後に台湾移住を決意するに至った一つのきっかけだったんです。

 

下の写真は旧竹田駅舎。本物の駅は、高架化に伴い新しく建てられましたが、旧駅舎は歴史遺産として大切に保存されています。


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さて、式典は朝9時からなので、先にゆっくりと腹ごしらえをします。

 

こちらは昨年発見した、竹田の小吃。駅から500mくらい離れていますが、時間に余裕があるので、軽い散歩のつもりで出かけます。

 

やってきたのは「竹田鹹湯圓」という客家料理の小吃。朝5時半から営業している朝昼用の食堂です。

 

出勤前に食べに来る人が結構いて、朝から賑わっています。


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そして、今回もついつい食べすぎました。注文したのは上が「大鍋菜」、左下が米苔目、右下が「鹹湯圓」。どれも素朴な料理ですが、あたたまる料理ばかりで、1月の肌寒い屏東の朝には嬉しいラインナップです。


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すぐ近くには、小さな屋台も出ていました。こちらも何だかおいしそう。来年来るときには、こちらのお店にもトライしてみたいですね。


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開式の時間が近づいてきたので、竹田駅前に戻ってきました。今年は、この文庫の劉耀祖理事長が旭日双光章の叙勲を受けるということで、文庫内で伝達式が行われます。


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式典が始まりました。文庫の隣にある資料館のホールが会場。理事長の挨拶です。


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この式典では毎年、地元の日本語世代の皆さんによる合唱が披露されます。日本人にとって馴染みがある歌も多いので、和やかな雰囲気の中、みんなで歌います。


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式典のあとは、文庫内での伝達式。小さな文庫ですが、屏東縣の縣長はじめ各界の名士が揃い、館内は満員状態です。


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皆さんで記念撮影。無事に式典と伝達式が終わりました。

 

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このあとは、恒例の客家家庭料理の食事会なのですが、今年は友人の邱さんのお宅にすぐ移動したので欠席。そのため、食事会の写真がありません😅

 

お天気もよく、良い式典になったと思いますが課題もあります。というのも、式典に参加する人が年々減っているんです。もともと竹田の日本語世代の皆さんと日本人の有志を繋ぐイベントですが、台湾の皆さんの高齢化に伴い、参加者が減少傾向に。竹田に思い入れのある日本人もそれなりに来ますが、台北から遠いため、知っていてもなかなか来られない方もいるでしょうね。 

 

来年は、コロナが収束して、日台の往来が可能になれば、日本からの参加者が多数来ると思いますが、これからの式典そして文庫のあり方をじっくり考える時期が来たようです。

 

次回は、竹田駅がある屏東縣各地にある見どころやグルメをご紹介したいと思います。

台湾さんぽ67〜台北郊外の秘境カフェで心の洗濯、そして瑞芳で新たにレトロカフェ発見!

こんにちは、のぶもんです。

 

僕が台北郊外の秘境と言えば、まっ先に思い浮かべるのが瑞芳と十分の間にある「三貂嶺」です。都会好きの僕ですが、やっぱりときにはリフレッシュもしたくなります。

 

そんなときは、このエリアにある秘境カフェに行きます。では、乗換駅の瑞芳からスタートしましょう。


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瑞芳駅に着きました。ここからすぐに列車に乗らずに、少しだけ途中下車します。


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駅の裏口に出ました。こちらは、九份行きのバスなどと関係がないので、比較的静かです。平日のお昼頃は、まだまだ街は半分眠っている感じです。


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そんな静かな通りで見つけました!良さげなカフェを見つけました。名前は「石譲食堂」。名前は食堂ですが、基本的には食事もできるカフェです。

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店内に入ると、なかなか雰囲気が良いですね。もともと駅前の古い建物を上手にリノベしてカフェにしたお店。昭和を感じさせるインテリアや小物が素敵です。


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そして、お店の一角には小さなステージが!老闆が楽器を演奏するとのことで、ライブも行われるようです。九分の帰りに瑞芳で生演奏を聴く、というのもいい感じですね。

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では、せっかくなのでコーヒーと軽食を。このホットサンドがかなり美味。軽いランチならこの組み合わせで十分です。

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まだ開店したばかりのお店らしく、良かったらまた来てください、と言われました。ここは瑞芳の駅前にあるので、九份や十分の観光の行きかえりに立ち寄るのもよいと思います。

【店舗情報】

「石譲食堂」

住所:新北市瑞芳區瑞芳街25號

営業時間:12:00~21:00(土曜は11:00~23:00、日曜は11:00~21:00)

定休日は月曜

 

新規開拓に満足したあとは、秘境へ行きましょう。二駅で目的地の駅・三貂嶺に着きました。いつ来ても、秘境駅らしい非日常感がいいですね。

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そしたら、駅前にこんな掲示が。よく見ると、本日の目的地のカフェの案内図でした。googlemapでも行き方が非常にわかりにくい店なので、問い合わせが何件も来たのでしょうね。


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台鉄の線路を横目に見ながら、細い道を歩いていきます。


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駅から歩くこと15分。目的地の山里に着きました。ここは駅名とは異なり「碩仁里」という地区。写真の奥に見える建物は、廃校になった碩仁國小。今でも、敷地内を見学できます。


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この小さな里の中に「Cafe Hytte」があります。これ、お店です。この集落に残っている廃墟をリノベしてカフェにしたのですが、ワイルドさはかなりのレベルです。


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今回は平日に訪れたのですが、なんと台北からの観光客でかなり賑わっていました。僕が初めて来たときは、がらんとしていて知る人ぞ知る感じが強かったのですが、少しずつ知名度が上がってきたのでしょう。

天気が良かったので、半屋外の座席でゆったりコーヒーとケーキ、と言いたいところですが、実はここしか席が空いていませんでした。台湾人の「素敵なカフェリサーチ能力」リサーチ力はすごいです。

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このカフェは、どこを切り取っても絵になる廃墟風景が撮れます。最近では、みんなが写真を撮りすぎて、迷惑に感じる人も出ているとか。僕自身のたくさん写真を撮るので、人のことを言えませんが、他のお客さんの迷惑にならないように慎重に撮影したいですね。


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どの席に座っても、素敵な雰囲気を満喫できます。ちなみに、Wifiはなし、コンセントもありません。なので、ここに来るときはバッテリーの用意をお忘れなく。

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【店舗情報】
「Cafe Hytte」
住所:新北市瑞芳區魚寮路113號
営業時間:11:00~17:00(原則無休)

店を後にしたら、近くの鉄道橋を渡りましょう。写真だと少しわかりにくいのですが、線路わきにちゃんと歩行者用の通路があるので、安心して橋を渡れますよ。


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かつて炭鉱で栄えた小さな集落は、今となっては川沿いの急傾斜地にわずかに民家が残るだけ。往時の繁栄の様子はまったくみられません。

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鉄道橋から眺める基隆河。台北郊外とは思えないのんびりした風景です。

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トンネルの入り口も見えますね。この向こうは大華駅へと続いています。

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この日は、時間がちょうどあったので、新北市政府の地域無料バスで瑞芳まで帰りました。本数が少ないので、新北市政府のホームページでよく確認する必要があるのですが、川沿いをずっと走って瑞芳市街に戻った後は、町の各地区を細かく回って、観光客が見ることがないリアルな瑞芳の町を垣間見ることができますよ。

そして、やっぱり夕飯はここ・瑞芳美食廣場にやってきました。

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平日なので、観光客も少なく閑散としていると思ったら、思ったよりもお客さんがいました。そして、地元の高校生も夕食を食べに来ていました。台湾では比較的よく見る光景です。

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今回は久しぶりにこちらのお店に来ました。正面から入って左に折れてずっと進むと左手にある屋台です。

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ここの名物は、雙醤麺。葉ものがたくさん載っていますが、これが味噌風味の麺と混ざるととてもおいしいんです。

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あとは、豆干と、少し珍しい竹輪。あわせて90元でお腹いっぱいになりました。この美食廣場は、リーズナブルなお店が多くて、毎回どこにするか迷ってしまいます。

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このエリアは何度も来ているのですが、瑞芳でもリピートしたくなるカフェを見つけたり、路線バスの旅が重し買ったりと、今回も発見がありました。手軽にリフレッシュできるエリアなので、しばらくしたら再訪して、いろいろな体験をしてみようと思います。