台湾の小さな街を歩く33〜夜市以外も魅力ある羅東2・新しい主人を迎えた日本家屋を訪れる

こんにちは、のぶもんです。


夜市以外の羅東の魅力を探す今回のおさんぽ。続いては、この街に残る数少ない日本家屋を訪ねてみたいと思います。


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羅東の林業文化園区から少しずつ南下し、羅東の中心部を歩きます。

 

羅東の街は、歩いてみると少し懐かしい雰囲気が漂います。夜市に行くときはすでに暗くなっているので、街の様子はよく分かりませんでしたが、昼間歩くとのんびりしていて、いい感じです。

 

中正路を歩いていると、こんな古めかしい建物が。

 

こちらは、五福眼科診所。1920年に当地で開設された診療所が戦後、陳五福医師によって眼科に生まれ変わりました。今も現役の医院として活躍しているそうです。


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そして、この日のもう一つの目的地に近づいてきました。この建物は、成功國小旧禮堂。もとは、1943年に建てられた曙光国民学校の講堂でした。

 

今では、宜蘭自造教育示範中心という公共施設として使われています。


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そして、この禮堂の向かいにあるのが、独立系書店の「旅人書店」。今回どうしても来たかったお店です。


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こちらはもともと、1927年に建てられた羅東女子公学校の校長宿舎。戦後は成功國小となったため、今では「成功國小校長宿舎」として知られています。

 

今年初めにカフェとして営業を開始したのですが、あっと言う間に営業を終了。その後、7月になって新たに宜蘭市内に店舗を持つ「旅人書店」がこちらに移転・開業したのだそうです。


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店舗になっているのは、宿舎の一部分。ワンフロアーで思いの外明るくて、広々しています。

 

書籍から雑貨、宜蘭関連のグッズなどがちょっと個性的なラインナップで販売されています。

 

中でも面白いのが、宜蘭の風景を撮った写真集やご当地ビール・お茶。宜蘭のお酒といえばKAVALANが有名ですが、地ビールっぽいものも売っているんですね。

 

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予算の都合で普段は何も買わない僕ですが(笑)、この日は宜蘭で作られたお茶のティーバッグと宜蘭市街のレトロ絵地図を買いました。

 

ティーバッグがバラで売られているのはとても有り難いですね。10袋セットとかを買っても、同じ味なのでそのうち飽きてしまうし、色々楽しめるほうがお試しとしてはいいですね。


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本格的は和室は、地元のサークル活動をするときなどに開放されるそうです。公開用に整理されていないので、多少雑然としていますが、もとの和室が立派なことは分かりますね。


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縁側は少し広め。台湾だと、ときどき幅の広い縁側を見かけるのですが、気候の影響などがあるのでしょうか。


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1年もたたずにオーナーが変わってしまった羅東の校長宿舎。現在、台湾の日本家屋をリノベして活用している施設はどこも、「長期的な安定経営」という大きな壁にぶつかっているように思われます。

 

カフェや食堂がすぐに撤退するケースも少なくなく、しばらくするとまた非公開になってしまう施設も。

 

この問題は、日本家屋のリノベ施設が増えれば増えるほど顕在化していくでしょう。基本は公有地として管理されているので、採算性だけで考える必要もないと思いますが、1軒の日本家屋を修復するのに1億円以上かかるケースが少なくありません。

 

日本人が何かすぐにお役に立てるわけではありませんが、「残してくれてありがとう」の先に少しでも関心を持つことが、まずは大切なのでは?と思いました。

 

そんなことをいろいろ思いつつ、最終的には羅東夜市へ。訪れたのは金曜夜ですが、土曜に負けないくらいの大混雑!人気店は長蛇の列でした。


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でも、今回印象に残ったのは、夜市に向かって歩いた通りのレトロ感でした。急いでいたので写真は撮っていませんが、夜の帳が降りてからの街の雰囲気がなかなか良かったです。

 

次回は、街角の何気ない風景にも注目して、羅東をリサーチしてみたいですね。

 

【店舗情報】

「moku旅人書店」

住所:宜蘭縣羅東鎮文化街55巷265號

営業時間:11:00~18:00(火曜水曜定休)