のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

馬祖漫遊記3〜馬祖に地中海村??芹壁村さんぽはオススメです

こんにちは、のぶもんです。

 

バイク返却後、路線バスに乗り換え、一路「芹壁村」へと向かいます。地味な印象の強い馬祖で唯一「地中海風?!」の風景を楽しめるとあって、ここだけは多くの観光客で賑わっています。

 

今回は、芹壁のゲストハウスに泊まり、ここで一番過ごそうと思います。

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まずは、塘岐からバスで芹壁まで移動。料金は15元で安いのですが、なにせ本数が少ない!1日数本しか走っていませんから、時刻表とにらめっこしてバスの時間に合わせてバイクを返した感じになります。

 

バスは、小さいけど新しかったですね。
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およそ30分で芹壁着。ドラマに使えそうなバス停の待合所です。
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目の前には海が広がる好立地。
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そして背後には、石造りの伝統的な家屋たち。確かにテレビの旅番組で見かける地中海の海沿いの村みたいな雰囲気がありますね。
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さて、ひとまずゲストハウスにチェックインした後は、集落の名を散策します。これが、アップダウンが激しく、結構疲れるんですね。いい運動になりました(^_^;)

 

とても小さな芹壁村ですが、実はカフェがあります!名前は「芹沃珈琲烘焙館」と言います。こんないい雰囲気の店内でコーヒーが頂けます。
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おいしそうなパンです!正直言って、ちょっとコーヒーが飲める程度のお店だろうと思っていたので、とても驚きました。
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で、オープンテラスに出れば、海岸を一望のもとに。これはテンションが上がっちゃいますね。
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こちらでおやつとして頼んだのは、パウンドケーキとコーヒー。ケーキもコーヒーもおいしいし、目の前の景観もごちそうです。

 

この写真だけ見たら、やっぱり地中海の村ですよね(^_^;)

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そして見てください!この夕暮れ時の景色を。ほぼNHK「世界ふれあい街歩き」状態です!

 

馬祖全体でも、石造りの家はたいへん多いのですが、少しデザインを変えたり、外観をいじったりするだけで、雰囲気もかなり変わるんだなあ、と実感しました。
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さて、夕食の時間です。と言っても、村には食堂が少ししかなく、それらのお店の営業時間内に食事を済ませないと、別の集落のコンビニ(バイクで10分以上)まで行かなければなりません。

 

僕が訪れたのは、こちらの食堂「鏡沃小吃」です。オヤジさんが、ひたすら「老酒麺線」を作っています。
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こちらがその一品。老酒のかおりがぷーんと漂ってきて、大人でも少し酔いそうです。子どもたちも食べていたけど、大丈夫なのかな?

 

台湾の中でも比較的冷涼な馬祖では、4月でも朝晩は少し冷え込みます。日本人なら、これに熱燗でもつけたくなるでしょうね。
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夜になりました。柔らかい光が、村をほんのちょっと明るくします。足元が真っ暗というほどではないので、夜の散歩もできますよ。
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こんな、ロマンチックな芹壁村ですが、馬祖にあるだけあって、軍事色もあります。岬の方に上がっていけば、軍の施設や大陸に向けての宣伝放送をする放送台が残っていたり。

 

どこに行っても、軍事と切り離されることは、まだないようです。

 

それでも、芹壁村は「まだ行ったことがないけど、一度は行ってみたい秘境観光地」として人気が出ているようで、観光とは無縁のイメージがあった(ように思われる)馬祖では、際立つ存在になっています。
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今晩はゆっくりと休んで、翌日は船で南竿に渡ります。