こんにちは、のぶもんです。
さて、苗栗縣の南庄老街めぐりも今回が最終回です。「苗栗の裏九份」とも呼ばれるこの老街の様子を探ってみましょう。
老街の表通りは、たくさんの観光客で賑わっていますね。
街の中には、こんな昔の劇場跡もあります。今は食堂になってあるらしいのですが、この日は営業していませんでした。
街の中心にある廟が「永昌宮」。街を見下ろす場所に鎮座しています。
でも面白いのは廟まで階段を上がってから。このあたりの路地が複雑に入り組んでいて、迷路を歩くように楽しめるんです!
こんな路地がずっと続くのですから、さんぽ派としてはたまりませんよね。
最近では、路地裏の住宅も少しずつ壁アートで彩られるようになりました。かなり手が込んていて、見応えたっぷりなのですが、誰がこういう作品を作るのか、すごくに気になります。
そして、街角になぜか「トナカイのツノ」をつけたワンちゃんがいました!観光客が近づいても物怖じせず、じっと座っています。もちろん、道行く人たちは大喜びです。
とうやら、向かいにあるカフェの老闆娘の飼い犬らしく、店じまいの時間が近くなると、お店の中に連れて行かれました。
路地は更に続きます。ここまで来ると、スペインかどこかの村に迷い込んだ気分です。
路地を抜けたら、高台から小学校のグランドが見えました。かなり立派なトラックですね。運動会のときは、ここからみると特等席ですね。
再び老街に戻ってきました。この建物は、Q南庄郵便局。日本統治時代に建てられた局舎がいまだに残されています。
中に入ると、雰囲気は日本統治時代そのもの。奥の部屋には郵便グッズやお土産が並べられています。
片隅には、炭鉱関連の展示も。南庄が炭鉱で栄えていた頃を偲ばせますね。
さらに別の部屋では、コーヒーやココアが飲めます。カフェに入るほどじゃないなあと言うときに、ここでひと休みするのも便利ですね。
【店舗情報】
「南庄文化會館」
住所:苗栗縣南庄鄉東村160號
営業時間:10:30~17:00(原則無休)
郵便局からすぐの場所に、こんな階段があります。
ここは乃木崎。かつて乃木大将がこの地を巡察したとき、住民や児童が往来しやすくなるよう、自らも寄付を行って整備させたという歴史ある階段です。
老街の中に入ると、どこでも見かけるような食べ物や土産物もありましたが、南庄の特産物もたくさんありました。特に、キンモクセイ(桂花)を使ったものが多かったですね。
日中は大混雑の老街ですが、夕方になるとかなり空いてきます。お店はまだまだ開いているので、ゆっくり散歩をしたいなら、夕方が実はおすすめですよ。
そして・・・見つけました!桂花香腸。キンモクセイソーセージです。食べてみたら、ほのかに爽やかな風味を感じました。
こちらが、南庄で一番有名なフォトスポット「洗濯板」です。壁に見える花が桂花です。
老街もすっかり日が暮れました。観光客もかなり少なくなり、のんびりした空気が流れています。
さて、夕食タイムになりました。前回は夕方のバスで頭份に戻ったのですが、今回は南庄で食べて帰ることにしましょう。
そこで見つけたのが、こちらの「好味緒餐坊」。お店も店じまい前でしたが、料理は作ってもらえました。
ネットで検索して評判が高かった鮭入り炒飯。お、量は2人前だけど、これはたしかにおいしいです!
さらに、菜脯蛋。これがまたかなりボリュームでしたが、美味でした!どちらも半分の量のお一人様メニューがあれば、最高ですね。
【店舗情報】
「好味緒餐坊」
住所:苗栗縣南庄鄉大同路38之1號
営業時間:11:00~19:00(土日~20:00)
すっかり夜の帳が降り、桂花巷の看板にあかりが灯りました。もう、観光客はほとんどいません。
非常に長い一日でしたが、久しぶりの南庄老街を十分満喫できました。
少し遠いですが、高速バスを使え日帰りは十分可能。ぜひ一度、遊びにいらして下さい。