のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

台湾さんぽ58〜南庄老街ブラ歩き・楽しい路地裏と幻想的な夕暮れ

こんにちは、のぶもんです。

 

さて、苗栗縣の南庄老街めぐりも今回が最終回です。「苗栗の裏九份」とも呼ばれるこの老街の様子を探ってみましょう。


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老街の表通りは、たくさんの観光客で賑わっていますね。


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街の中には、こんな昔の劇場跡もあります。今は食堂になってあるらしいのですが、この日は営業していませんでした。


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街の中心にある廟が「永昌宮」。街を見下ろす場所に鎮座しています。


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でも面白いのは廟まで階段を上がってから。このあたりの路地が複雑に入り組んでいて、迷路を歩くように楽しめるんです!


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こんな路地がずっと続くのですから、さんぽ派としてはたまりませんよね。


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最近では、路地裏の住宅も少しずつ壁アートで彩られるようになりました。かなり手が込んていて、見応えたっぷりなのですが、誰がこういう作品を作るのか、すごくに気になります。


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そして、街角になぜか「トナカイのツノ」をつけたワンちゃんがいました!観光客が近づいても物怖じせず、じっと座っています。もちろん、道行く人たちは大喜びです。


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とうやら、向かいにあるカフェの老闆娘の飼い犬らしく、店じまいの時間が近くなると、お店の中に連れて行かれました。


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路地は更に続きます。ここまで来ると、スペインかどこかの村に迷い込んだ気分です。


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路地を抜けたら、高台から小学校のグランドが見えました。かなり立派なトラックですね。運動会のときは、ここからみると特等席ですね。


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再び老街に戻ってきました。この建物は、Q南庄郵便局。日本統治時代に建てられた局舎がいまだに残されています。


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中に入ると、雰囲気は日本統治時代そのもの。奥の部屋には郵便グッズやお土産が並べられています。


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片隅には、炭鉱関連の展示も。南庄が炭鉱で栄えていた頃を偲ばせますね。


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さらに別の部屋では、コーヒーやココアが飲めます。カフェに入るほどじゃないなあと言うときに、ここでひと休みするのも便利ですね。


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【店舗情報】

「南庄文化會館」

住所:苗栗縣南庄鄉東村160號

営業時間:10:30~17:00(原則無休)

 

 


郵便局からすぐの場所に、こんな階段があります。


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ここは乃木崎。かつて乃木大将がこの地を巡察したとき、住民や児童が往来しやすくなるよう、自らも寄付を行って整備させたという歴史ある階段です。


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老街の中に入ると、どこでも見かけるような食べ物や土産物もありましたが、南庄の特産物もたくさんありました。特に、キンモクセイ(桂花)を使ったものが多かったですね。


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日中は大混雑の老街ですが、夕方になるとかなり空いてきます。お店はまだまだ開いているので、ゆっくり散歩をしたいなら、夕方が実はおすすめですよ。


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そして・・・見つけました!桂花香腸。キンモクセイソーセージです。食べてみたら、ほのかに爽やかな風味を感じました。


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こちらが、南庄で一番有名なフォトスポット「洗濯板」です。壁に見える花が桂花です。


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老街もすっかり日が暮れました。観光客もかなり少なくなり、のんびりした空気が流れています。


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さて、夕食タイムになりました。前回は夕方のバスで頭份に戻ったのですが、今回は南庄で食べて帰ることにしましょう。

 

そこで見つけたのが、こちらの「好味緒餐坊」。お店も店じまい前でしたが、料理は作ってもらえました。


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ネットで検索して評判が高かった鮭入り炒飯。お、量は2人前だけど、これはたしかにおいしいです!


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さらに、菜脯蛋。これがまたかなりボリュームでしたが、美味でした!どちらも半分の量のお一人様メニューがあれば、最高ですね。


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【店舗情報】

「好味緒餐坊」

住所:苗栗縣南庄鄉大同路38之1號

営業時間:11:00~19:00(土日~20:00)

 

 

すっかり夜の帳が降り、桂花巷の看板にあかりが灯りました。もう、観光客はほとんどいません。


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非常に長い一日でしたが、久しぶりの南庄老街を十分満喫できました。

 

少し遠いですが、高速バスを使え日帰りは十分可能。ぜひ一度、遊びにいらして下さい。