のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

花蓮へようこそ〜日本の面影を探して5

こんにちは、だーしょん(大雄)です。

 

旅の醍醐味は、偶然の出合いですよね。花蓮の旅でも、来るたびに偶然の出会い、偶然の発見があって、ワクワクしっぱなしになります。
f:id:funstudy-taiwan:20190223180220j:image

黒金通を出た僕は、今回(1月)ぜひ行きたかったカフェ「秋朝珈琲館」に向かいました。といっても、徒歩2分の距離なんですけどね。

 

ここは、日本統治時代に台湾の風土病撲滅に多大なる貢献をした羽鳥重郎博士が開業した「羽鳥医院」の建物をカフェにしたもの。この羽鳥博士、日本時代に最後の台南市長となった羽鳥又男のご親戚なのだそうです。すごい繋がりですね!

 

なので、どうしても訪れてみたかったのですが・・・実は日曜(と月曜)は定休日(泣)。この日は、外観を拝むだけで退却しました。まさか、日曜を休みにしているとは・・・、思い込みは禁物ですね(^_^;)
f:id:funstudy-taiwan:20190223180252j:image

気を取り直して、周辺を散策します。そしたら、あらま地図にも載っていない日本家屋が!!中に入ることはできなかったのですが、明らかに修復の手が入っていて、近い将来公開の予感。どうやら、鉄道関係の宿舎火何かのようです。日式宿舎の修復には多額のお金と長い年月が必要になるので、順番に整備したら公開という流れになるのでしょう。

 

公開の日が今から楽しみです。
f:id:funstudy-taiwan:20190223180323j:image

では、別のカフェに行ってみましょうか。

 

近くに別のカフェを発見!でも、その途中にもこんな可愛い外観のお店が。こちらは、ケーキ屋さんのようです。ああ、ここも立ち寄りたい!
f:id:funstudy-taiwan:20190223224937j:image

そして、少し海側の通りにあるこちらのカフェにたどり着きました。なかなかレトロな雰囲気。

 

こちらが、googlemapの写真が良さげだったカフェ「哈崙咖啡」です。
f:id:funstudy-taiwan:20190223224959j:image

店内に入ると・・・なかなかいい感じですよ。

f:id:funstudy-taiwan:20190223225026j:image

壁に描かれた絵が美しい!心がゆるりと解けていきそうな優しいタッチの絵です。
f:id:funstudy-taiwan:20190223225111j:image

ドリップコーヒーを頼んだら、別淹れのコーヒーも出してくれました。いいお店だと、淹れ方を変えたコーヒーも一緒に出してくれるので、二度楽しめる感じです。
f:id:funstudy-taiwan:20190223225141j:image

僕の大好きな「格子窓ごしの風景」。台湾って、なんでこんなにたくさん、レトロセンスに長けた人が多いんでしょうね。
f:id:funstudy-taiwan:20190223225217j:image

オーナーの息子くん。なかなかヤンチャですが、人懐っこくて可愛いです。でも、彼の一番のお気に入りは、スマホゲーム(泣)。オーナーを務めるお母さんも、このことが悩みの種。おばあちゃんも孫の面倒を見てくれるけど、やっぱりスマホなしでずっと面倒を見るのは大変。でも、あまりスマホにハマってほしくないし。。。うーん、母の悩みはどこでも変わらないんですね。
f:id:funstudy-taiwan:20190223225249j:image

このカフェ、実は日本家屋を改装したものなんです。前情報がなかったので、何となく選んで来ただけなのですが、オーナーさんのおばあちゃんに当たる方がずっと一人で住んでいた家を、孫が新たな形で蘇らせたんですね。

 

ちょっとだけ奥の部屋を見せていただくと、そこはまるで、昔の日本のよう。さすがに写真は遠慮しましたが、ここを訪れたら、ぜひお願いして少し見せてもらってください。

 

校長宿舎や軍人宿舎などいわゆる官舎は、行政もよく把握していて、保存・修復が進んでいるのですが、一般の民家になると個人の気持ちと財力次第となってしまいます。

 

その意味では、ものすごい出会いだったな、と改めて感激。

 

もちろん下調べは超重要。でも、旅をしたら、それを超える出会いも待っているんですよね。

 

再訪を約束して、次なる「日本」に向かいます。