のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

台湾一クリスマスイルミネーションがきれいな街・萬金

皆さんこんにちは、だーしょん(大雄)です。


パイワン族の山奥集落ツアーに参加した夜、クリスマスイルミネーションがとてもきれいだという、萬金教堂という教会に行きました。前情報がほとんどない状態で訪れましたが、これがすごかったんです!f:id:funstudy-taiwan:20190117141337j:image

萬金は、屏東から車で30分くらいのところにある小さな町です。この町の目玉性は、萬金教堂という教会。この教会のイルミネーションがきれいだ、ということで潮州のカフェ・レストラン「三平珈琲」(←このお店、めちゃおいしいです!)のご主人に車で連れてきていただきました。

 

車を町の入口の臨時駐車場に停め、いざ教会へ。。。と思ったら、なんと教会までの道筋にたくさんの屋台が立っているではないですか!!これ、まんま夜市ですよね(^_^;)
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セブンイレブンもクリスマス風のライティング。何だか、物凄く大掛かりな雰囲気が漂ってきます。
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教会が近づいてくると、様々な団体(個人も?)が作ったクリスマスのオブジェかずらりと並びます。どれも、かなり気合が入っていて、とても素人が片手間に作れるレベルではありません。
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そして、メインの教会に着きました。この写真だけ見たら、スペインかポルトガルの田舎町にある教会にでも来たか?と思ってしまいそうです。天使が素朴すぎてかわいいです。
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教会前の広場では、プラスバンドの演奏が行われていました。おごそか、というより「ハッピークリスマス!」という感じですね。
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夜市も、教会付近だと大混雑!士林夜市並です(笑)

 

そんな大通りの喧騒を逃れ、裏通りの住宅街を歩くと、こちらも半数以上の家の軒先にクリスマスのイルミネーションが。どこも、キリスト教の雰囲気がよく出ていて、ちょっとありがたい気持ちになります。
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この萬金という町。一応、バスは1日10本くらい走っているのですが、夜はバス便もなし。車かバイクでしか来られません。なのに、たくさんの人々でごった返している。たしかに、このイルミネーションを見たら、遠くからでもまた来たくなるでしょうし、台湾人は夜市で酒を飲まないから、バイクで乗り付けても困らないんですよね。

 

いやあ、台湾の田舎をナメてはいけませんね(^_^;)

 

さて、実は、旅行の行程の都合で、翌日の昼にも萬金に立ち寄りました。車で来ると、こんな感じでマリア様(たぶん)のお出迎えが受けられます。
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日中の萬金教堂。さすがに昨晩のような輝きはありませんが、重厚なつくりの教会は、それだけで見応えがあります。
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教会前の通り。日中は静かでした。
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教会の脇にあるキリスト教っぽいカフェ。ベトナムコーヒーがあると書いていたのですが、残念ながらこの日は売り切れ。
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ラテやベーグルで小休止しました。ブルーベリーベーグル、意外とおいしかったです。
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そして、少しだけ街歩き。夜のイルミネーションと異なる、萬金の姿が見えてきます。こういう本気の壁画がいくつもありましたよ。
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さらには客家っぽい家屋も。
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このあたりは、平地原住民・客数人・パイワン族が混ざり合って暮らしています。原住民のクリスチャン率はかなり高いので、立派な教会があってもおかしくないのですが、この小さな街に若干不釣り合いな教会を150年くらい前に建てたスペイン人宣教師や信徒たちの労苦が偲ばれます。

 

アクセスが悪く、なかなか訪れる機会がないと思いますが、屏東各地を車で周遊する機会があったら、ぜひ訪れてみてください。屏東でタクシーをチャーターして他の客家の町とあわせて訪れるのもいいかもしれません。