のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

基隆さんぽ続〜基隆に残るインスタ映えの廃墟に行ってみた

こんにちは、のぶもんです。

 

基隆のさんぽは続きます。中正區の日本家屋エリアからバスに乗って、更に離れた和平島へ。この辺りには、最近人気が出てきたインスタ映えスポットがいくつかあるんです。

 

その中でまず、人気急上昇中(?)の廃墟スポットを紹介しましょう。



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和平島は基隆市街から少し北上したエリアにあります。ここは珍しい地形がたくさん残る場所として有名で、かつては原住民が住み、西洋人が最初に上陸した歴史スポットでもあります。

 

和平島そのものも面白そうですが、島が案外広く半日はじっくり見たほうが良さそうなので、こちらの探索は次回のお楽しみとなりました。


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この日も暑かったですね。すぐ近くに小さなお店があったので一休みします。すでに地元のおじさんたちが何本もビールを空けて、盛り上がっていましたよ。

 

そう、台湾では全くお酒を飲まない人も多いのですが、台北を離れると「昼間から一杯やっているおじさんたち」をよく見かけます。もちろん、ビンロウも欠かせない様子(^_^;)


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日本人が来たとわかると、とたんに注目を浴びます。基隆の夜市に来る日本人は多くても、和平島のローカルな店を訪れる日本人はまだまだ少ないのでしょう。

 

25元の冬瓜茶とわずか10元のミニ香腸を楽しみました。


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エナジーチャージも終えたので、さんぽに出かけましょう。

 

和平島と台湾本島を隔てる狭い海。手前の部分は観光漁港になっており、週末になると新鮮な魚介類を食べに来る人が多いそうです。向こうに見えるのは社寮橋。地形が複雑なこともあり、絵になるアングルがたくさんあります。


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そして本島側に廃墟を発見!


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ここは「阿根納造船廠遺址」。日本統治時代に、金瓜石エリアの石炭や金の積み出し港として1934年に建設されたそうです。

 

詳しく調べるまでは、ただのレトロ廃墟だと思っていましたが、実は日本統治時代の鉱山開発と深い関わりがあったんですね!

 

戦後は、台湾政府が接収した後、アメリカの企業が造船所として買収。しかし、経営不振等により程なく撤退し、その後は建物の一部が放置されたまま現在に至るのだそうです。阿根納という名前は、アメリカの会社の名前だそうです。


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今では、台北から気軽に行ける廃墟スポットとして人気が出て、写真を撮りに来る人が絶えません。

 

敷地内は危険なため立入禁止ですが、おおらかな台湾人観光客は、割と普通に廃墟の中に入っていきます。僕は外国人なので、無茶な行動はやめておきました。

 

新北市政府も、この廃墟の観光利用方法を検討しているそうで、近い将来きちんとした観光地として整備されるのでしょう。


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【施設?情報】

「阿根納造船廠遺址」

住所:基隆市正濱路116巷75號

見学は24時間可能

※敷地内への立ち入りはご遠慮ください


【アクセス】

基隆駅から101番、T99番などのバスに乗り和平橋頭(原住民文化會館)下車

 

次回は、もう一つのインスタ映えスポットをご紹介します。