こんにちは、だーしょん(大雄)です。
12月22日、クリスマス間近の時期に、屏東のとある原住民集落に行きました。それが、老七佳石板集落です。といっても、ピンと来ない方がほとんどでしょう。いや、当の僕自身てすら、関西の旅仲間に教えていただくまでは知りませんでした(^_^;)
今では、許可なく行けなくなってしまったという山深い里。さあ、レアなツアーの始まりです。
今回のツアーは、パイワン族の管理協会が主催する見学ツアー。ネットにもほとんど情報が載っておらず、仲間の情報で初めて知りました。
集合は台鉄南廻線枋寮駅。最近では、台鉄でも一日1往復しか走っていない「普快車」の始発駅としても知られています。電化工事が進められているはずですが、枋寮ではまだ架線を見かけることはありませんでした。
駅前でバン2台に乗り込み、いざ出発。当方は4人。さらに別の団体(台湾人)が10人。計14人の満席で出発です。このツアーは、バンが2台しか出ないようで、危うく満席になるところでした。
しばらくは屏東の平野部分を走り抜けますが、途中から急に勾配がキツくなります。そして、途中の用水路で小休止。
ガイド兼ドライバーを務めるパイワン族のおじさんが、用水について説明しています。
何でも、日本統治時代に作られた用水路で、この地の農業開発に大いに貢献したとのこと。はじめはびっくりしましたが、日本統治時代は、日本政府が全力を挙げて台湾各地の開発に乗り出していたので、隅々まで開発の手が入っていたんですよね。
そこから、ヘアピンカーブ、急勾配が続き、途中からは砂利道。しかも、整備状況が良くなく、バンは揺れまくりです。そんな激しいドライブの末、大きな橋のたもとに到着。
ほとんど人が住まない地域に入りますが、橋は立派です。というのも、このあたりの川は暴れ川で、冬の水量は非常に少ないのですが、大雨になったら大洪水が発生します。
川の水がほとんど見えません。
要所には「ここから先は許可なき立入禁止」との看板が立っています。
途中の展望ポイント。よく晴れていますが、はるか彼方は何も見えません。これはPM2.5の影響で視界がきかなくなっている状態なんです。こんな山奥からも、環境汚染の実態を目の当たりにすることになりました。
さあ、これからメインの集落に入っでいきます。