のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

九份裏道さんぽ〜軽便路編

こんにちは、だーしょん(大雄)です。

 

前回は、エアポケット的なスポット(三貂嶺)を紹介しましたが、今回は定番中の定番・九份です。えっ、今更九份なんてもういいよ、という方もいるかも知れませんね。

 

でも最近、九份の評判があまり良くなく、台湾好きな人ほど避ける傾向にある印象です。でも、でも、九份はやっぱり魅力的な街なんですよ。そんな、あまりメディアが取り上げてくれない九份の隠れた魅力をお届けします。
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こちら、毎度おなじみの九份・基山街入口。誰もがここから老街をくねくね歩き、あの「あめおちゃ」ポイントを目指します。
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が、今回は基山街に背を向け(笑)、バス停脇の階段を降りていきます。
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今回歩くのは、軽便路という、いかにも昔に軽便鉄道が走っていたことを彷彿とさせる名前ですね。

 

で、いきなり派手な廟が登場!こちらは、九份の霞海城隍廟。なんと1923年に建立とのこと。さすがに現存するのは当時のままではないでしょうが、台北のと違い、ガイドブックにもロクに載っていません。でも、日本統治時代にすでに廟が建てられたというのは、当時の九份の反映を物語るかのようですね。
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さあ、軽便路を歩き出しましょう。おしゃれなレストランがありますね。
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小さなショップが続きますが、老街とは異なり、商売っ気がやや薄く、変な呼び込みの掛け声もありません。まさに散歩向きの道です。
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途中、こんな展望ポイントもあります。基山街の展望台は狭くていつも混雑しますが、こちらはゆったりしていて、写真もラクラク撮れます。
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今回は、あちこちで日本からやってきた修学旅行の高校生たちを見かけました。

 

実は、修学旅行先としては、九份は個人的には扱いにくい素材だと思っています。が、中高生にとっては、誰もが一度は聞いたことがある場所で親しみを感じるでしょうし、ネタになるようなお土産も多いので、単純に楽しめるポイントかもしれませんね。f:id:funstudy-taiwan:20190110003352j:image

この坂の眺めがいいんです(^^)

この日は、坂を上がったり下りたりはしませんでしたが、気になる坂を適当に歩くのもいいですよ。
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軽便鉄路には、普通の民家も残っています。台湾の昔のドラマに出てきそうな家です。
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さあ、お待ちかね(?)のカフェタイムです。九份でティーブレイクといえば(?)阿妹茶樓ですが、眺望に拘らなければ、落ち着ける素敵なカフェはたくさんありますよー。

 

その一軒がこちら、淂藝洋行(でーいーやんしん)というカフェです。
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見てください、この店内!平日なので店内はガラガラでしたが、週末でも大混雑にはならないのでは?気がついたらまったりしてしまいます。
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この日は少し暑かったので、アイスコーヒーにしました。付け合わせのクッキー(よく見ると、食べっ子動物みたい!!)がまた楽しいんです。
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いい感じにリノベされた住宅(兼商店)。レトロなのに古臭くない感じがいいですね。
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「ここは裏九份??」と言いたくなるくらい、静寂に包まれる瞬間があります。あ、ちなみにこれは通行人がいないタイミングで撮ったので、普段はそれなりにかんこうきゃくがいます。
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どの商店も、ケバケバしさや俗っぽさが少なく、心地よいさんぽになりますね。
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多分空き家。蔦の絡まり方がとても自然で、ここだけで素敵な絵が描けそうです(僕は掛けませんが…)。
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「珈琲民宿」!そう、九份には実はたくさんの民宿があります。カフェや小さなバーを併設しているところもあるので、宿泊しても飽きずに過ごせそうですね。
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ようやく大混雑地点「昇平戯院」に到着。
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見上げれば、いつもの大混雑!
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でも、軽便路はこれでやっと半分なんです。時間の都合でこの日はここで切り上げましたが、悪名高き大混雑のすぐそばで、こんな楽しいエリアもあるんです!

 

確かに、初めて九份に来るなら、まずは千と千尋エリアは欠かせませんよね。でも二回目以降は、定番を外した九份を楽しんでもよいと思います。

 

帰りのバスに乗るのは大変ですが、いったん金爪石まで行って、そこから1062や965に乗れば、絶対に座れます。

 

では、みなさんも、自分だけの九份さんぽを!(^^)/