のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

台湾さんぽ65〜關西(ぐわんしー)で日本時代の紅茶工場に出会う

こんにちは、のぶもんです。

 

1月にも比較的精力的にあちこち出かけていたのですが、その中でも特に好きな街の一つか「關西」です。

 

客家人が多く住み、かつては茶業で栄えた街。今は、のんびりした雰囲気と老街のある街として人気があります。

 

高速バスで關西の中心部まで行き、關西さんぽの始まりです。


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まず訪れたのが、「台紅茶業文化館」。こちらは、日本統治時代に建てられた紅茶工場が今でも残る貴重な建物。

 

建物の中はガイドツアーでのみ入れるのですが、ツアーの時間が分からず、今まで何度も關西を訪れましたが振られ続け、今回ようやく時間が分かったので、それに合わせて文化館を訪れました。


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受付はすぐ脇の販売コーナーで。人数が揃えば1人100元で見学ツアーに参加できます。僕が訪れたときは、すでに他のグループが来ていたので、無事ツアーが催行されました。


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ツアー開始まで、こちらの品々でおもてなし。ペットボトル入りアイス緑茶・台湾紅茶、お菓子が配られ、スタート前から腹いっぱいに(笑)。


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工場の中は、様々な機械や古い製茶室などいろいろな展示物が目白押しでした。


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ガイドさんは、日本に10年くらい住んでいて、実は日本語が堪能でした。ガイド自体は中国語ですが、日本語で質問しても答えてもらえると思います。


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關西の紅茶生産は、日本統治時代から戦後すぐがピーク。今では、当地で紅茶はほとんど生産されていませんが、リーズナブルでおいしい紅茶は販売が続いています。

 

このパッケージは、昔の日東紅茶みたいで渋いですね。ついつい1箱買ってしまいました。ティーバッグが12袋で100元。ちゃんと煎れればかなりおいしくなりますよ。


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【店舗情報】

「台紅茶業文化館」

住所:新竹縣關西鎮中山路73號

ガイドツアー案内:

月曜から金曜→10:30~ 14:00~

土日→9:00~ 10:30~ 14:00~ 15:30~

 

 

紅茶文化館でガイドさんと話し込んでいたら、すっかり時間が遅くなってしまいました。あと15分くらいで次の見どころが閉まってしまいます(^_^;)

 

慌てて駆けつけ、ちょっとだけ見せてもらったのが、「關西警察局日式宿舎」。日本統治時代の警察宿舎が保存・修復されています。


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内部はかなりしっかりした和風建築。大きな建物ではありませんが、客人をもてなすくらいのことはできたでしょう。


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当地の警察の歴史に関する資料も多数展示されています。中には、日本統治時代の資料もありました。


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閉館時間間際で他に見学客はいませんでしたが、その分落ち着いてみることができました。


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その裏手には、もう一軒の日式宿舎があります。こちらはまだ修復が終わっていないのか、未公開。将来の公開が待たれます。


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【施設情報】

「關西警察局日式宿舎」

住所:新竹縣關西鎮大同路9號

開館時間:9:00~16:00ごろ?

(詳細は不明)

 

この後は、老街に入って行きます。歩いていくと、騎樓もところどころ残っていて、いい感じですね。


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このような曲線を描いた角の建物も、台湾ではよく見かけます。


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そして、旧關西分駐所まで来ました。こちらも、日本統治時代に建てられたものですが、修復等の見通しはまだ立っていないようです。


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さあ、この後は老街のカフェや、町にかかる橋のライトアップなどを紹介します。