こんにちは、台湾ディープスポット伝道者(笑)のだーしょん(大雄)です。
さて、前回は夜市以外の羅東の魅力を探りましたが、今回の舞台はお隣の宜蘭。そう、宜蘭縣の中心都市です。
この街にも、結構味のある夜市があるって、皆さんご存知でしたか?それが東門観光夜市なんです。
まずは、羅東から宜蘭に電車で移動。動物園と思しき宜蘭駅舎がお出迎え。日本統治時代の駅舎がうまくリノベされて、可愛らしい駅になっています。
夜市にはまだ早い者と思い、まずは新たなレトロカフェ開拓。そしたら、ありました!駅から徒歩7分くらいの住宅地に、ひっそりと建っているカフェ「散歩」。なんだか「我が家にお帰り」みたいな優しい灯りが出迎えてくれます。
見てください、この透かし彫り!
中もかなり凄いですよ。アート映画の一コマみたいです。
座敷にも上がれます。お客さんが少なくて、照明が半分くらいしかついていなかったのですが、それが却って素敵なんです。
コーヒーもこだわり派。これは、「器によって淹れ方を変えたコーヒー」です。安くはありませんが、これを楽しめるカフェは少ないので、貴重な体験です。
ついついケーキも頼んでしまいました。これがおいしい!砂糖漬けのぶどうがたっぷり載ったチーズケーキ。宜蘭って、まだまだおしゃれな街というイメージはないのですが(ゴメンナサイ)、このケーキセットは水準高いですよ。
宜蘭では、金城武のCMロケ地として台湾では知られている「合盛太平珈琲」が有名ですが、ここは穴場です。
さあ、カフェで元気をチャージしたら、いよいよ夜市に乗り込みます。
宜蘭駅の北のほうにある東門夜市。こちらは、台湾人なら誰でも知っている羅東夜市とは違って、ローカル度ほぼ100%です。
特徴的なのは、メインの場所がガード下だということ。昭和感全開です!
ガード下まで来ると食べ物の屋台がずらりと並び、かなり賑わってきます。
この雰囲気は、どこに行っても変わりませんね。常設の夜市がない日本から来ると、やっぱりウキウキしてしまいます。
さて、名物料理がいくつもある羅東と違い、宜蘭東門夜市では、何が名物か分かりません。
そういう時は、地元っぽい人ばかり並んている屋台を狙え!です(笑)。早速、こちらの行列に並んでみました。
そしたら、おじいさんが黙々と、小さな人形焼のようなものを揚げていました。
名前は「嘟好燒」というみたいです。ほのかな甘さが懐かしい感じ。結構食べやすかったので、オススメできます。
お次はこの屋台。ヤンキーっぽい兄ちゃんたちが並んでいた屋台の料理とは・・・。
こちら、台湾風鳥の串揚げです。2串10元という破格の安さ!油断したら10串くらい食べてしまいそうです。
もちろん、1軒くらいは日式食堂模あるのですが、まあ基本パス(^_^;)
で、むしろ惹かれたのは、こちら。蚵仔煎がやたらにおいしそうに見えました。
こちらが出来上がり。ソースも自分の口にあったし、オーアーチェンもかりっと仕上がっていて、なかなかおいしかったですよ。
これで終わりかと思ったら、出口のところに「卜肉(プーロウ)」の屋台が。これは、羅東名物ですが、ご近所なので、宜蘭にもお店が出るのでしょう。
うーん、B級なんだけど、見ると食べたくなる味。おいしく完食しました。
ね、羅東ほど賑やかではないけど、結構楽しそうだと思いませんか?ローカル度が高い夜市に行きたければ、ここも結構オススメです。
日中、宜蘭設治紀念館とかカバランの工場見学をしたあとは、羅東に行かず、宜蘭で夜を過ごすのも一興です。