こんにちは、大雄(だーしょん)です。
皆さんは台湾の猫村をご存知ですか?そう、台北郊外の猴硐(ほうとん)ですよね。今では、人懐こいネコちゃんたちに会おうと、たくさんの観光客が訪れます。
でも、この町は、もともとは炭鉱開発で栄えた町だったんです。
まずは猴硐駅に到着。この日も、たくさんの家族連れやカップルがこの駅に降りました。
駅前でいきなり猫に遭遇!でも、今日の主役は君じゃないよ(笑)。
まずは駅前の観光案内所へ。実はここがすでに日本統治時代の建物なんです。
案内所の前は広場になっていますが、ここは明らかに線路の跡。かつて、ここからたくさんの石炭が運び出されたり名残です。
お隣は資料館になっていて、炭鉱時代の様子が分かる様々な展示が見られます。
ジオラマなどもあって、かなり面白いです。
ここから少し山の方に歩きます。周囲には美しい川の眺め。日本のいなかの風景と変わりませんね。
そして、山道をひたすら登り、やってきたのは猴硐神社。日本統治時代は日本の文化がたくさん入ってきたわけですが、神社もあちこちで建てられました。神殿はすでに取り壊され(基礎の部分はかなり残っています)、辛うじて鳥居が残っていました。
ただし、地元ではほとんど知られていないようで、観光案内のパンフレットを見ても神社の項目はありません。おそらく、台湾好きの日本人がたまに訪れるだけなのでしょう。
神社を見ることができたので、次は炭鉱関連の見どころを探します。そしたら、炭鉱跡を巡るミニ列車があるとのこと。まあ、子供だましだろう、と思いつつも、ため師に乗ってみることにしました。
乗る客車は、ほぼトロッコ。どこまで安全か分からないので、とてもスリリングな予感?!
このトンネルから坑道に入っていきます。
小さなディーゼル機関車に牽引されて坑道へ。鉱山全盛期の面影が残っています。
途中、鉱石積み出し場のような広場に停車し、皆さんで鉱山の作業体験。トロッコをギーコギーコ動かしたり。。。
おいっ!これは本物のドリルではないですか!!運転手のお兄さんが監督しているとはいえ、こんなこと日本ではやらせませんよね(^_^;)
ついでに自分の写真も(笑)
このトロッコ鉄道。150元(約550円)かかるのですが、明らかにその価値があります。トロッコに乗りながら、様々な展示を眺められる工夫もあり、当時の労苦を偲ぶにはなかなかよい施設だと思いました。
駅に戻るときの古い橋。かつては鉄道が通っていたようです。
駅前にはたくさんの廃墟。日本人としては、こういう当時の歴史を感じさせる遺跡もじっくり見ておきたいですよね。
猫ちゃんと戯れる時間も加えると、たっぷり半日は楽しめます。猫ちゃんのついででも良いので、こういった場所にも足を運んでみてくださいね。