のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

普段着の台湾を見たければ嘉義へどうぞ!

こんにちは、大雄(だーしょん)です。

 

今回は嘉義の町を探検してみたいと思います。
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もともとは、嘉義で開かれる神様パレード(台湾ではあちこちで見かけます)を見に行こうと、友人に誘われたのがきっかけなのですが、偉大なる田舎町(と勝手に僕が名付けた)嘉義の素敵な風景に巡りあう旅にもなりました。


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台湾の最大宗教は道教です。道教では、神様がたくさんいます。そして時が経つに連れ神様が増えていきます。

 

この神様たちが、ときどき自分の廟を出て他所の神様のところに出かける、というのが道教の神様パレードのおおもとだそうてす。この日も朝9時前から行進がはじまりました。

 

ところが、ネットにパレードがあるという情報が載っていても、どこを何時ごろ通るのかという情報がよく分かりません(^_^;)

 

最終的に、このあたりは絶対通るだろうというエリアの当たりをつけてしばらくウロウロしてみよう、ということになりました。

 

で、嘉義の中心部をさまよい、しばらくしたら爆竹が派手に鳴るのを発見!!f:id:funstudy-taiwan:20190102153132j:image

ということで、パレード発見!パレードでは激しい演舞を披露する一部の踊り手と、割と簡単な動きだけをする残りの踊り手に分かれます。主要な踊り手の演舞は、時に神がかったように凄みを感じますよ!

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こういう装束を見ていると、台湾の主要な文化の源流は、やっぱり中国だなあ、と痛感させられます。
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もちろん、定番の「大きな神様」も登場します。今回の神様は割とユーモラスですが、ときどき面持ちが怖い神様もいます。
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このような行進が街中をくまなく回ります。なので、全部終わるのは夕方になることも。本当に一日仕事です。この行進、半分以上の人にとっては、ただ歩くだけ。飽きっぽい人ならかなり辛い仕事になりそうですね。
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見ている方もだんだん飽きてきます(^_^;)

なので、レトロなカフェでも探してみましょう。

 

中心部でたまたま見かけたのは、こちらのカフェ「提娜多咖啡」。日本家屋をリノベして開業したカフェで、日本統治時代は医院だったそうです。

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正面の窓にかかる格子のデザインがとっても素敵です。
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中に入ると、こんな落ち着いたカウンター。レトロなのですが、昔の様子そのままではなく、モダンな雰囲気も取り入れていますね。
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僕が大好きな窓越しのアングル。日本でもレトロカフェが増えていますが、レトロモダンな街のカフェはまだまだ少ない気がします。
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こちらのドリップコーヒーはたったの60元!おしゃれカフェなら130元くらいはしますよね。建物の維持にも結構お金がかかると思われるのに、すごく良心的な値段です。
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昭和のかおり、ってヤツですね。かつては、こういう古民家を使ったカフェやゲストハウスを開業したいとも思っていましたが、かなりの資金が必要になることが分かり、取り敢えずは先送り。商売が軌道に乗ったら、いつか取り組んでみたいなあ。
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さあ、カフェでリフレッシュしたら、いよいよ(?)ランチタイム。この日は、普通の小吃ではなく、ひがし市場の中にある屋台を訪れることにしました。
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屋台の中でも、特に有名(らしい)王家。ここは、牛肉湯が名物。
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現物がこちら。これ、スープにダシが効いていて、すごくおいしい!牛肉もたっぷり入っているし、昼時でも確実に食べられるのが嬉しいですね。下手すると、台南の有名な牛肉湯よりもおいしいかも??
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2軒目は(笑)、排骨酥のお店。まあ、豚唐揚げみたいなものでしょうか。f:id:funstudy-taiwan:20190102163645j:image

友人とシェアして4皿行きました。碗粿、キノコスープ、腸(?)のスープも堪能。
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このお鍋でジューっと豚さんを揚げます。すごい迫力ですね。
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デザートはかき氷。取材時は11月でしたが、当日は日中汗ばむ陽気だったので、無理なく食べられました。

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マンゴーやイチゴではなく、豆や芋や米苔目など伝統的な食材がてんこ盛り。これで60元でした。
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食べ物だけではなく、懐かしい路地の風景もまだまだあちこちで見られます。嘉義は、良くも悪くも観光地化が進んていないので(観光開発を進めようとはしているんですよ…)、飾らない日常の台湾に結構出会えます。

 

きれいな保存地区はありませんが、そこかしこにオールド台湾のパワーを感じる嘉義。台南もいいけど、ぜひこちらにも足を運んでみてくださいね!
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