新年快樂!
明けましておめでとうございます。
大雄(だーしょん)です。今年も当ブログをよろしくお願いします。
さて、中国レポートの次は、再び台湾の知られざる魅力を発掘するシリーズです。今回の舞台は・・・新竹です。
えー、新竹なんて、ビーフンと肉圓くらいしたないよ、とおっしゃるあなた!新竹の魅力は、それだけではないんです。
この日まず訪れたのは、新竹駅から徒歩ですぐの場所にある日本家屋です。
施設名「辛志平校長旧居」。戦後すぐに新竹高校の校長を務めた辛志平氏の官舎だった建物です。戦前は、旧制新竹中学校の校長官舎でしたが、戦後は30年間、辛校長が住み続けました。建造は1922年。大正末期にできたんですね。
自由闊達な校風の新竹高校の名物校長だったようで、様々なエピソードが資料館の中で展示されています。
校長の書斎。台湾人の辛校長にとって、日本家屋の住み心地はどうだったのでしょうね?
裏側から見た外観。ほぼ日本の家です。
先生のお宅らしく、オリジナルのクロスワードパズルが。これは難易度高そうですね。
この日は夕方には校長旧居を見学したのですが、この後は少し時間調整。旧居の近くにあるカフェ「時待珈琲」。特にレトロという訳ではありませんが、2階から町行く人や車を眺められるのがいいですね。台北や台中よりも心なしかノンビリしています。
さあ、暗くなってきたので、さんぽ再開。実は新竹は、日本統治時代の建物が幾つも残っているんです。
まずは、新竹市美術館。こちらは、1920年(大正9年)に建てられた旧新竹街役場です。ライトアップすると、すごくカッコいいです。
で、お次が新竹州庁。こちらは昭和初期の建設。威風堂々とした洋風建築で、当時の流行りが良くわかります。
正面から見ると・・・カッコいいです!現在でも新竹市政府の庁舎として使われています。
さらに、すぐ近くに消防博物館があります。こちらも、現役の消防署に併設されているのですが、中世ヨーロッパのお屋敷みたいにカッコいいですね。
これらの建物を見るだけでも十分見応えがあるのですが、そろそろお腹が空いてきました。通常なら新竹都城隍廟の中にある場所ビーフンや肉圓を食べに行くのですが、この日は趣向を変えて、違う店に行きました。
この日訪れたのは、鴨肉のお店「鴨肉許(許二姊)」です。新竹でもかなり人気の鴨肉料理店です。
店内は激込み!鴨肉にありつくのに20分は待っていたと思います。
そしてようやく有りつけたのが、こちら。おいしい鴨肉がたらふく食べられます。200元以内で、これだけ食べられるのはすごいです。(多分、普通は2~3人分)
腹が満ちたら、再び歩きだしましょう。こちらが、城隍廟前の屋台街。ここも、有名なお店以外は訪れていないので、改めて何軒か試してみたいところです。
さて食後は新竹でもかなり気になっているカフェに突撃です。
INK COFFEEは、新竹駅から徒歩10分くらいの場所にあります。コーヒーもいいのですが、このお盆がシンプルだけど素敵。1杯のコーヒーでゴージャスな気分になれます。
店内はとても広くて、高校生たちが自習していても、満席になることはなさそうです。開放的ですが、レトロな雰囲気も感じられます。
あちこちに本がたくさん置かれていて、文青(文学青年が通うようなちょっと知的な雰囲気)カフェの趣もあります。
このカフェ、夜11時すぎまで営業しています。新竹は正直言って台北よりも田舎なので、夜中にカフェに来る人は少ないと思っていたのですが、良いカフェがあれば、近隣からもお客さんが来るのかもしれませんね。
更に面白いのが、駅に帰る道すがら、何軒も深夜営業の小吃を見かけたことです。中には日式餐廳もあってびっくり。どれもお酒がメインの店ではなさそうなのですが、深夜にどんなお客さんが訪れるのでしょう?工場の労働者たちが来るのかな?
何だか新竹の謎が更に深まってきました。これは、今度泊まりがけで取材に来なければならないようです。(いい口実です:笑)