のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

頭城老街を歩く〜台湾東部随一の老街

こんにちは、だーしょん(大雄)です。
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金門島にはすぐに行けなくても、台湾には台北から比較的遊びに行きやすいスポットがたくさんあります。「頭城(トウチャン)」もその一つです。

 

頭城・・・まだまだ知らない人が多いのではないでしょうか。場所は宜蘭市の少し北。台湾東北部にある小さな町です。

 

地図で見ると、台北からほぼ真東にありますね。鉄道なら一本で行けますし、高速バスだと一度ローカルバスに乗り換えれば簡単に行けます。
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こちらが台湾鉄道頭城駅。改築されていますが、レンガづくりのデザインが街のレトロなイメージを想像させます。
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頭城は海に面した町。海岸に出ると、砂浜がずっと続いています。波が荒いので海水浴には適さないのですが、サーファーには人気があるようです。遠くには亀山島も見えます。
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この海辺に、かなりおしゃれなカフェがあります。その名も「Seaview Coffee」。眺めは抜群です。
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なんだか台湾らしからぬ雰囲気。でも、このジュースはドラゴンフルーツ(火龍果)のジュースですね。
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そして、ピザトースト。もしかしたら、台湾で食べるのは初めてかもしれません。日本の喫茶店ではときどき見かけますが…。
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平日なので空いていますが、週末は混雑必至でしょうね。
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さあ、軽いランチを済ませたら、町の中心に帰りましょう。いよいよ、老街の中に入っていきます。

 

まず訪れたのは「李榮春文學館」です。当地きっての文学者・李榮春の業績を記念した資料館ですが、実は日本統治時代、校長官舎として使われていた家屋を再利用したものなんです。
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外観は、完璧に日本ですね。校長官舎と言っても、かなり質素なお宅。それでも、建物自体はしっかりした作りなのでしょう、当時の姿をかなり残しています。
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中に入ると純和室です。日本の古民家とほぼ変わらないですよね。
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台湾では、このように日本時代の家屋をうまく活用するケースがよく見られます。おそらく、戦後まだ貧しかった台湾では、良い資材を使った建物はできるだけ活用しよう、という意識もあったのかもしれません。

 

破壊を免れたということら、当時の国民党政府も容認していたということでしょう。おかげで、現代の私達はかつての遺産を気軽に楽しめます。
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頭城老街の見どころチェックは、さらに後編に続きます。