こんにちは、のぶもんです。
台湾は連日暑い日が続き、外を歩くのも大変。ついつい、豆花やかき氷に手が出てきまいます(^_^;)
さて、今回は街歩きレポートではなく、一冊の本を紹介したいと思います。それが「輕描淡水〜速寫水岸山色與街廓」という台湾で最近出版された本です。
著者は林小南さん。画家であり歌手でありら音楽制作なども手がけているアーティストです。90年代には「南方二重唱」というデュオとして活躍していたそうですよ。
挿絵はもちろん林さんの手によるものなのですが、一番の注目点は、セレクトした見どころの幅広さとバランスの良さ。
僕がこれまで見聞きしてきた施設はほぼすべて取り上げられており、林さんが淡水の隅々で歩いて回ったことがよくわかる作品になっています。
こちらは、淡水街歩きの白眉の一つ「滬尾偕醫館」。ただのリアルな写生に終わらず、特に伝えたい建物や風景のみを上手に描き出しています。優しい筆遣いが、淡水の街や人に合っている気がしますね。
日本人にはほとんど知られていないローカルなスポットも紹介。なんと、僕の家の近くの「淡水でトップ3に入る人気の阿給店・吳家」も取り上げられているんですよ!
僕がまだ行ったことがない店や施設も多数紹介されていて、興味は増すばかり。
文章は全て中国語ですが、日本人なら大体の内容は読み取れると思います。もちろん、中国語を勉強している人にとっては、良い読解教材になると思いますよ。
残念ながら日本での入手は難しいと思いますが、台湾では博客來などのネットショップですぐ買えますし、誠品書店など大きな書店ではまだ店頭に置いてあると思います。
お値段は350元。1,250円くらいで手軽に買えるので、台湾在住の方はぜひご覧になってみてください。
日本にお住まいの方も、次に台湾に来る機会があったら、大きな書店で探してみてはいかがでしょうか?