こんにちは、大雄(だーしょん)です。
予想以上にハード(?)な土楼への旅。偶然に助けられ、何とか土楼にたどり着き、いよいよ土楼の中の民宿(?)の部屋に通されます。
土楼の写真は後でお出しするとして、そもそも土楼は、ホテルではありません。客家人が、外敵から身を守るため、円形または四角形の巨大な集合住宅を建てたものを指します。
非常に珍しい外観や歴史的経緯により、世界遺産にも指定されています。
侵略から身を守るには、山奥の不便な場所に要塞のような建物を建てるのが一番ですよね。だから、現在、世界遺産に指定されている土楼はみな、とても不便な場所にあるんです。
だから、普通は厦門からの日帰りツアーバスで、いくつかの土楼を見て帰るのが一般的。僕も、中国旅行に慣れていない方には、ツアー利用をオススメします。厦門市内には、土楼ツアーを扱う旅行会社が山のようにあります。
でも僕は、土楼内部にある部屋にどうしても泊まってみたかったんです。地球の歩き方の隅っこに「宿泊可能な土楼内部の部屋がある」と書かれているのを見て、すごくたくさん調べました。
その結果、ネット予約は無理だけど、現地に行けばどこかの部屋には泊めてもらえそう、と判断し、予約なしにここまで来たのでした。
部屋に入ると、あれ?意外ときれいで普通の民宿並みのクオリティはあるぞ!
テレビもあります(つかないけど…)。お湯のポットもあります。←中国の映画によく出てくる魔法瓶タイプ。
さあ、ここまで引っ張ってごめんなさい。いよいよ土楼の写真です。
電気は通っているものの、基本的には当時の雰囲気を十分に残しています。
一階は共同の流し。ここで、交替しながら料理も作ります。
飲み物は置いていないので、土楼共同の地元商店に買いに行きます。そしたら、村の子どもたちが一緒に遊び、奥ではおじさんたちがタバコをくゆらせ、麻雀にふけっています。ああ、ここには少し前の田舎の中国が残っている!
別の土楼まで散歩に行くと、中でおじさんから声をかけられました。「かっこよく写真を撮ってあげるよ」と。
お土産屋のおじさんなので、お礼買いを期待しているのでしょうが、土楼のおじさんに絡まれるなんて、滅多にない経験!写真を撮ってもらいました。
どうやら、良さげなポイントやアングルがあるらしく、かなりたくさん撮られましたよ。で、割と良い感じだと思ったのが、冒頭の一枚とこちらの一枚です。
日中は、たくさんの観光客でごった返すでしょうから、この商法も手間は大変かもしれませんね。
マグネットを1個だけ買って、去ってしまいましたが、まあまあこのくらいが落としどころでは?
その後は、民宿のおかみさんに勧められた、高台に登ります。そこからの土楼の夜景は・・・素晴らしい!の一言ですね。といよりここまで来ると宇宙基地か何かに見えます!
もし、土楼(または近隣のホテル)に一泊するなら、ぜひ訪れてほしいです。
高台から土楼地区に戻ってきました。
さらに別の土楼にお邪魔します。こちらは円形ではなく正方形。
ホテルに泊まっている観光客が去ると、土楼の内部は本当に静かになります。
日本並みの宿泊設備を求める人には無理ですが、客家文化に少しでも関心のある方は、ぜひ一泊して、かつての空気感を直接感じてほしいと思います。
そんなことをいろいろ思いながら、夢の世界へと移動するのでした。
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