のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

福建を歩く2〜土楼は宿泊がオススメ

こんにちは、大雄(だーしょん)です。

 

予想以上にハード(?)な土楼への旅。偶然に助けられ、何とか土楼にたどり着き、いよいよ土楼の中の民宿(?)の部屋に通されます。f:id:funstudy-taiwan:20190723235115j:image
土楼の写真は後でお出しするとして、そもそも土楼は、ホテルではありません。客家人が、外敵から身を守るため、円形または四角形の巨大な集合住宅を建てたものを指します。

 

非常に珍しい外観や歴史的経緯により、世界遺産にも指定されています。

 

侵略から身を守るには、山奥の不便な場所に要塞のような建物を建てるのが一番ですよね。だから、現在、世界遺産に指定されている土楼はみな、とても不便な場所にあるんです。

 

だから、普通は厦門からの日帰りツアーバスで、いくつかの土楼を見て帰るのが一般的。僕も、中国旅行に慣れていない方には、ツアー利用をオススメします。厦門市内には、土楼ツアーを扱う旅行会社が山のようにあります。

 

でも僕は、土楼内部にある部屋にどうしても泊まってみたかったんです。地球の歩き方の隅っこに「宿泊可能な土楼内部の部屋がある」と書かれているのを見て、すごくたくさん調べました。

 

その結果、ネット予約は無理だけど、現地に行けばどこかの部屋には泊めてもらえそう、と判断し、予約なしにここまで来たのでした。

部屋に入ると、あれ?意外ときれいで普通の民宿並みのクオリティはあるぞ!
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テレビもあります(つかないけど…)。お湯のポットもあります。←中国の映画によく出てくる魔法瓶タイプ。
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さあ、ここまで引っ張ってごめんなさい。いよいよ土楼の写真です。
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電気は通っているものの、基本的には当時の雰囲気を十分に残しています。

 

一階は共同の流し。ここで、交替しながら料理も作ります。
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飲み物は置いていないので、土楼共同の地元商店に買いに行きます。そしたら、村の子どもたちが一緒に遊び、奥ではおじさんたちがタバコをくゆらせ、麻雀にふけっています。ああ、ここには少し前の田舎の中国が残っている!
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別の土楼まで散歩に行くと、中でおじさんから声をかけられました。「かっこよく写真を撮ってあげるよ」と。

 

お土産屋のおじさんなので、お礼買いを期待しているのでしょうが、土楼のおじさんに絡まれるなんて、滅多にない経験!写真を撮ってもらいました。

 

どうやら、良さげなポイントやアングルがあるらしく、かなりたくさん撮られましたよ。で、割と良い感じだと思ったのが、冒頭の一枚とこちらの一枚です。

 

日中は、たくさんの観光客でごった返すでしょうから、この商法も手間は大変かもしれませんね。

 

マグネットを1個だけ買って、去ってしまいましたが、まあまあこのくらいが落としどころでは?
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その後は、民宿のおかみさんに勧められた、高台に登ります。そこからの土楼の夜景は・・・素晴らしい!の一言ですね。といよりここまで来ると宇宙基地か何かに見えます!

もし、土楼(または近隣のホテル)に一泊するなら、ぜひ訪れてほしいです。f:id:funstudy-taiwan:20190723235725j:image

高台から土楼地区に戻ってきました。

 

さらに別の土楼にお邪魔します。こちらは円形ではなく正方形。
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ホテルに泊まっている観光客が去ると、土楼の内部は本当に静かになります。
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日本並みの宿泊設備を求める人には無理ですが、客家文化に少しでも関心のある方は、ぜひ一泊して、かつての空気感を直接感じてほしいと思います。

 

そんなことをいろいろ思いながら、夢の世界へと移動するのでした。


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