こんにちは、大雄(だーしょん)です。
2月7日。
午前中ゆったり静養した僕は、おそるおそるバクタプルの旧市街へと向かいます。
体力が落ちているのは明らかなので、張り切りすぎないように気をつけなくては。
旧市街を歩くと、あちこちに素敵な空間が広がっていますね。雨で少し寒いのですが、その分、空気は少しきれいになった気がします。
バクタプルの王宮広場に来ました。シーズンオフだからか、昼前ということもあり、まだ人影は少なめ。逆に落ち着いて街を歩けます。
バクタプルも地震の被害をかなり受けており、修復中の建物が結構あります。それでも、カトマンズほどではない印象。
しっかり持ちこたえた建物もたくさんあります。観光する分には、ほとんど影響はない感じですね。
そして、あちこちで見られる彫刻。大変精緻な彫刻が多いのですが、神々しさとユーモラスな雰囲気程よくマッチしていて、自然と笑みがこぼれてしまいます。
こちらの町でも、博物館に入ってみましょう。展示物もさることながら、建物そのものが魅力的です。
このような絵がたくさん見られます。が、中にはかなりストレートに男女の交わりを描いたものも。人類の生存にとって大切なことですから、芸術や宗教のテーマになってもおかしくないのですが、ここまで露骨な表現になると、恥ずかしさよりも美しさが勝ちますね。
仏像もたくさん。小さい子供に説明しづらい絵画もあるけど、表現が具体的で親しみやすいネパールの芸術。ネパールでは、他国以上に博物館や美術館巡りが楽しいです。
外に出れば、このような人工池も。インドでもこの手の遺跡を見たことがありますが、やはり隣国だけに関連性があるのでしょうか?
バクタプルでのサプライズ。なんと、台湾人の友人Ericがツアーガイドとしてネパールを訪れていたんです!!何という偶然でしよう。
実はネパールでは、台湾の影がかなり薄いんです。両替所のレート表を見ても、きれいに台湾ドルだけ除外。
町でも中国人ばかりが目立ち、台湾人旅行客はとても少ないです。そんな中で、台湾旅行者がいて、しかも友人が引率してあるなんて、感激ですよね。
実はEricがネパール入りしていることは、facebookの投稿を見て、その数日前から知っていました。
が、まさかこの日にバクタプルに来るなんて、思いもよりませんでした。世界は狭いですね。
これだから旅はやめられません。
Ericと分かれてから、冷えた体を温めるべく、チャイの屋台へ。めっちゃローカルなドリンクスタンドに見えますが、外国人観光客にも大人気。ローカル価格で素朴なチャイを頂けるのは幸せです。
ワンコも足下でじゃれてきます。かわいいですね。
少しずつ元気を取り戻した僕は、少し遅いランチタイムへ。超有名店もあるようですが、この日は通り沿いの良さげな食堂にふらっと突入です。
ここは、ミニホテルを併設しているレストラン。店内は落ち着いた感じです。ツーリストがゆったり食事をするにはちょうど良い感じ。
お昼はこちらです!こってりした重い料理は避けようと思い、こちらの料理を注文しました。
これはネワール料理のサマイ・バジなるもので、チウラという米を潰したものに、様々なおかずを添えていただく、ネワールの軽食なのだそうです。
食べてみたら、チウラは普通に噛み砕けるし、おかずとのコンビネーションもなかなか良いです。
そして、バクタプル名物と言われるローカルヨーグルト・。これ、トッピングも豪華で、爽やかな味わいとかなりのボリュームを楽しめます。
二品で400ルピーなのも嬉しいです。
徐々に復活してきました。
こちらは、バクタプルの見どころの一つ、鳩の窓。なぜか下部に中国語で説明が。たぶん、鳩の窓のある場所がやや分かりにくく、中国人が何度も聞いてくるようになり、面倒に経って掲示を作ったのではないかと(^_^;)
こちらの建物も中には入れます。中庭はどこでも美しいし、彫刻も魅力的。お世辞抜きに、時が経つのを忘れます。
少し駆け足で、中心部を見て回ったら、あとは、次の目的地・ナガルコットに向かうだけ。
ですが、路線バスはしんどそうなので、奮発してタクシーで行きました。
タクシー料金我思ったよりも高かったので、「何だよー」と思ったのですが、ナガルコットまでは実は悪路に次ぐ悪路。平地のバクタプルから一気に高原地帯に上がるので、運転手さんが「これくらい貰わないとやっていられないよ!」というセリフにもある程度は
納得してしまいました。
バクタプルは、1日で駆け足観光をするのはもったいないくらい良い町です。ここに来るためだけにネパールを再訪してもよいと想うくらい、楽しい町でした。
次回はいよいよ、ヒマラヤの山々を拝める(?!)ナガルコットのお話です。