こんにちは、大雄(だーしょん)です。
年末の苗栗縣大湖(だーふー)。物産館のいちご尽くしを見せつけられたら、本物のいちごを土産に持ち帰らないワケには行きません(笑)。
その前に、大湖の市街地を少し歩いてみなしょう。先程のいちご物産館から坂を少しののぼり、段丘の上に広がる市街地が大湖の中心です。
こんな看板がありました。小さな見どころがあちこちにあるようです。
ですが、物産館付近の賑わいとは違い、大湖市街はひと気も少なく、とても静か。あまり活気があるようには見えません。いちご商品の看板もほとんど見かけません。
街角の公設市場。四つ角に面した入口のデザインが面白いですね。
この町では、日本統治時代の建物をほとんど見かけません。大湖は、ほとんどの住民が客家人という客家のふるさとですが、日本統治時代の面影はほとんと残っていません。
わずかに見つけたのは、こちらの建物だけ。古蹟に指定されているわけではなさそうなので、下手をすると取り壊されるかもしれません。
そうか、この町は、ほぼ全てをいちごに賭けているんだ、と強く実感しました。ここは苗栗縣の中でも不便なエリアにあり、特に人口の減少が激しいようです。
いちごの町にも悩みがあることも分かってきましたが、何はともあれ、いちご狩りをせずには帰れません(笑)。もう、星の数ほどのいちご園があるのですが、口コミも書かれていて、バス停の目の前にあるこちらのいちご園にお邪魔しました。
採って良いいちごのエリアを教えてもらい、摘み方を確認して、いざいちご狩りに出発です。
日本のハウス物ではもっと大きないちごも採れるのでしょうが、こちらはほとんどが露地栽培。小ぶりないちごが主流ですが、真っ赤に色づいたいちごを見ると、食欲が湧いてきます。
30分くらい頑張った結果、このくらい採れました!慎重に選んだので、きれいないちごが揃ったと思います。
お値段は1斤(600g)で300元(約1,100円)。僕は1斤以上採ったので、360元でした。格安とは行きませんが、十分満足できる体験となりました。
この大湖、高鐵苗栗駅からは1本では来られず、途中の小さなバス停で台鉄苗栗駅発のバスに乗り継がなければなりません。ただ、台鉄で来れば比較的簡単にアクセスできるので、機会があったらぜひ大湖にも足を運んでもらいたいです。
なお、露地もののいちご園は3月まではかなり開いています。ちょっと変わった(台北からの)日帰りエクスカーションとしてもオススメできます。
そうでなくても、台北などの街角で「大湖草莓」の看板を見かけたら、食べてみてください(^^)