こんにちは、のぶもんです。
もう台北に帰ってきてしまったのですが、たとえ1泊でも、旅の興奮が覚めやらぬ感じです。
さて、昨日の夕方は、ゲストハウスの近辺を少し歩いてみました。
ゲストハウスは九份でも少し標高の低い場所にあるため、展望の良い場所に行くためには、細い細い階段を昇っていくことになります。
googlemapでもはっきり分からないような階段を上がっていくと、そこにはこんな公園がありました。ここは頌徳公園。九份の鉱山開発に大きな功績を残した顏雲年の既得を偲ぶ碑が建てられ、公園となった場所です。この人、一青妙・一青窈姉妹の曽祖父に当たる方。
石碑の文言はかなり削れて読みづらくなっていますが、雲年の来歴は、比較的簡単に調べることができます。
公園の目の前には、山にへばりつくようにできている九份の街並み、美しい山容が惚れ惚れする基隆山、そして海がいっぺんに眺められます。
いきなり歴史遺構に出会って興奮しましたが、そこから道なりにさらに歩いていくと、小さくて古いトンネルがあります。それが「磅坑口」です。
ここは、日本統治時代に作られた、トロッコ(軽便?)鉄道用のトンネルだそうです。
かつては、瑞芳と九份の間を鉄道が通っていたんですね。このトンネルの前で、九份の発展史をじっくり話したりすると、例えば日本の修学旅行生にとって良い勉強になるだろうなあ。
いやあ、今までこんな素晴らしい場所を知らなかったなんて、本当にもったいなかったです。
さて、トンネルを抜けると・・・何もないと思っていたら、古民家風の新しいカフェがオープンの準備をしていました。
一応車が通れる道なので、ある程度お客さんが期待できると踏んだのでしょう。値段を見ると、美式咖啡が160元!!かなり強気の設定です(^_^;)
この辺りは、特に商店もなく、人通りも少ないです。おそらく土日祝日でも、観光客であふれることはないでしょう。短命に終わらないことを祈るばかりです。
この辺りは少しだけ民家もあり、夕暮れ時には夕涼みをしているおじいちゃん、おばあちゃんの姿を目にしながら、のんびり散歩できます。
顏家の系譜やトロッコ鉄道にも興味が出てきたので、これからじっくり勉強してみたいと思います。
【スポット情報】
「頌徳公園」
住所:新北市瑞芳區頌徳里軽便路
(昇平戯院から徒歩10分程度)
「磅坑口」
頌徳公園からさらに徒歩2分程度