のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

台湾さんぽ67〜台北郊外の秘境カフェで心の洗濯、そして瑞芳で新たにレトロカフェ発見!

こんにちは、のぶもんです。

 

僕が台北郊外の秘境と言えば、まっ先に思い浮かべるのが瑞芳と十分の間にある「三貂嶺」です。都会好きの僕ですが、やっぱりときにはリフレッシュもしたくなります。

 

そんなときは、このエリアにある秘境カフェに行きます。では、乗換駅の瑞芳からスタートしましょう。


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瑞芳駅に着きました。ここからすぐに列車に乗らずに、少しだけ途中下車します。


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駅の裏口に出ました。こちらは、九份行きのバスなどと関係がないので、比較的静かです。平日のお昼頃は、まだまだ街は半分眠っている感じです。


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そんな静かな通りで見つけました!良さげなカフェを見つけました。名前は「石譲食堂」。名前は食堂ですが、基本的には食事もできるカフェです。

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店内に入ると、なかなか雰囲気が良いですね。もともと駅前の古い建物を上手にリノベしてカフェにしたお店。昭和を感じさせるインテリアや小物が素敵です。


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そして、お店の一角には小さなステージが!老闆が楽器を演奏するとのことで、ライブも行われるようです。九分の帰りに瑞芳で生演奏を聴く、というのもいい感じですね。

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では、せっかくなのでコーヒーと軽食を。このホットサンドがかなり美味。軽いランチならこの組み合わせで十分です。

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まだ開店したばかりのお店らしく、良かったらまた来てください、と言われました。ここは瑞芳の駅前にあるので、九份や十分の観光の行きかえりに立ち寄るのもよいと思います。

【店舗情報】

「石譲食堂」

住所:新北市瑞芳區瑞芳街25號

営業時間:12:00~21:00(土曜は11:00~23:00、日曜は11:00~21:00)

定休日は月曜

 

新規開拓に満足したあとは、秘境へ行きましょう。二駅で目的地の駅・三貂嶺に着きました。いつ来ても、秘境駅らしい非日常感がいいですね。

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そしたら、駅前にこんな掲示が。よく見ると、本日の目的地のカフェの案内図でした。googlemapでも行き方が非常にわかりにくい店なので、問い合わせが何件も来たのでしょうね。


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台鉄の線路を横目に見ながら、細い道を歩いていきます。


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駅から歩くこと15分。目的地の山里に着きました。ここは駅名とは異なり「碩仁里」という地区。写真の奥に見える建物は、廃校になった碩仁國小。今でも、敷地内を見学できます。


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この小さな里の中に「Cafe Hytte」があります。これ、お店です。この集落に残っている廃墟をリノベしてカフェにしたのですが、ワイルドさはかなりのレベルです。


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今回は平日に訪れたのですが、なんと台北からの観光客でかなり賑わっていました。僕が初めて来たときは、がらんとしていて知る人ぞ知る感じが強かったのですが、少しずつ知名度が上がってきたのでしょう。

天気が良かったので、半屋外の座席でゆったりコーヒーとケーキ、と言いたいところですが、実はここしか席が空いていませんでした。台湾人の「素敵なカフェリサーチ能力」リサーチ力はすごいです。

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このカフェは、どこを切り取っても絵になる廃墟風景が撮れます。最近では、みんなが写真を撮りすぎて、迷惑に感じる人も出ているとか。僕自身のたくさん写真を撮るので、人のことを言えませんが、他のお客さんの迷惑にならないように慎重に撮影したいですね。


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どの席に座っても、素敵な雰囲気を満喫できます。ちなみに、Wifiはなし、コンセントもありません。なので、ここに来るときはバッテリーの用意をお忘れなく。

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【店舗情報】
「Cafe Hytte」
住所:新北市瑞芳區魚寮路113號
営業時間:11:00~17:00(原則無休)

店を後にしたら、近くの鉄道橋を渡りましょう。写真だと少しわかりにくいのですが、線路わきにちゃんと歩行者用の通路があるので、安心して橋を渡れますよ。


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かつて炭鉱で栄えた小さな集落は、今となっては川沿いの急傾斜地にわずかに民家が残るだけ。往時の繁栄の様子はまったくみられません。

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鉄道橋から眺める基隆河。台北郊外とは思えないのんびりした風景です。

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トンネルの入り口も見えますね。この向こうは大華駅へと続いています。

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この日は、時間がちょうどあったので、新北市政府の地域無料バスで瑞芳まで帰りました。本数が少ないので、新北市政府のホームページでよく確認する必要があるのですが、川沿いをずっと走って瑞芳市街に戻った後は、町の各地区を細かく回って、観光客が見ることがないリアルな瑞芳の町を垣間見ることができますよ。

そして、やっぱり夕飯はここ・瑞芳美食廣場にやってきました。

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平日なので、観光客も少なく閑散としていると思ったら、思ったよりもお客さんがいました。そして、地元の高校生も夕食を食べに来ていました。台湾では比較的よく見る光景です。

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今回は久しぶりにこちらのお店に来ました。正面から入って左に折れてずっと進むと左手にある屋台です。

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ここの名物は、雙醤麺。葉ものがたくさん載っていますが、これが味噌風味の麺と混ざるととてもおいしいんです。

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あとは、豆干と、少し珍しい竹輪。あわせて90元でお腹いっぱいになりました。この美食廣場は、リーズナブルなお店が多くて、毎回どこにするか迷ってしまいます。

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このエリアは何度も来ているのですが、瑞芳でもリピートしたくなるカフェを見つけたり、路線バスの旅が重し買ったりと、今回も発見がありました。手軽にリフレッシュできるエリアなので、しばらくしたら再訪して、いろいろな体験をしてみようと思います。