のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

中国びっくり見聞録3〜現金メイヨウ

こんにちは、大雄(だーしょん)です。

 

西側諸国から何かといろいろ批判を浴びがちな中国。確かに多くの問題を抱えているのですが、その一方で発展のペースが早いものも事実ではあります。

 

例えば、QRコード決済。キャッシュレスと言えばクレジットカードが代表的ですが、クレカは審査を通らなければ発行されません。ところが、スマホのQRコード決済なら、中国の銀行口座さえあれば簡単に利用できるんです。

 

例えば、町の食堂。台湾では現金払いが普通ですが、中国ではどこでもピッ!壁に貼ってあるQRコードにスマホをかざすだけでお会計終了です。
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こちらは、公共のレンタサイクル。台北で言えばU-BIKEみたいなものですが、これも当然QR決済。

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お次は、ショッピングモールです。なんと、台湾スイーツのお店を発見したので、友人と入ってみました。
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台湾でもよく見かけるかき氷です。
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こちらのお支払いもQRコードで。台湾では悠遊卡などのプリペイドカードが主流ですが、あれってチャージが意外と面倒くさいんですよね。AlipayやWechatpayだと銀行口座にお金がある限り、チャージの心配も必要ありません。
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こちらは台湾でも見かけるようになった1人(または2人)カラオケ。もちろん、QRコード決済です。
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台湾の歌手の歌も結構ありました。友人は誰も知らないようでしたが。
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タクシーも完全QRコード。もう、銀聯カードすら不要な感じです。
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こんな感じでキャッシュレス化が進む中国。まあ、中国国民はこれで良いのですが、外国人旅行客にとっては、かなり旅がしづらくなっています。

何せ、誰も現金を使いません。僕は「この街にいる間は何も払わなくて良い」と言われたので困りませんでしたが、個人旅行客は困りそうです。商店やタクシーも現金不可ではないと思うのですが、お釣りを用意していない可能性があります。

 

確かにAlipayなら海外クレカの紐づけでアカウントを作れるらしいので、思い切って作るのも手ですが、すべての買い物情報は中国政府が把握できます(^_^;)

 

最後に贛州の空港で飲んだコーヒーは、ぎりぎり現金使用可能。カードは銀聯のみで、QRコードが前提でした。しかも値段が高い!コーヒー1杯40元(650円)!台湾のルイーザコーヒーなら4杯飲めます(笑)。f:id:funstudy-taiwan:20181229225929j:image

まさに中国らしい展開ですね。すべての人が平等に便益を受けられるようなまどろっこしい施策はやりません!キャッシュレスに関しては、とにかく国民優先。外国人については、そのうち何とかしよう、という印象です。その分進歩が早いのですが、どちらが良いかは何とも言えないですね。だって秘密の買い物だって(笑)、中国政府に何を買ったかバレちゃうんですからね(^_^;)