こんにちは、のぶもんです。
あるとき、台北郊外にまだ知らない老街がないかと探しているとき「新莊」という街に老街があることを知りました。
しかも、かつての風情が未だに残っているとの情報を手に入れ、動画撮影も兼ねて行ってみました。時は昨年9月のことです。
新莊老街へのアクセスは案外良く、MRT中和新蘆線の新莊駅から歩いて数分で行けます。
観光客が大挙して押し寄せるエリアではないので、逆にローカル感をたっぷり感じられます。
駅から外に出ると、いきなり老街の案内図が。日本のガイドブックには登場しませんが、地元では見所をしっかりと説明されています。
大通りから右に折れて数分。21世紀の台北とは思えないような光景が広がっていました。
まずは、廣福宮。こちらは、中国潮州からやってきた客家人が建てた廟で、新莊で唯一国家二級古跡に指定されています。
平日ということもあり、中はとても静かでした。
次は、文昌祠。学問の神様・文昌帝が祀られています。受験シーズンになると、とても賑わうそうです。
さらに、少し進むと慈祐宮。こちらは、新莊最も早く創建された廟ということで、台湾で一番メジャーな神様・媽祖様を祀っています。
さて、日本にも「門前市をなす」という言葉がありますが、それは台湾も同じ。小さな屋台がたくさん並びます。
例えば、こちらの豬血糕。豚の血を固めて作った餅状のおやつですが、名前に反して、優しい味わいです。ピーナッツの粉をたっぷりかければ、日本人にも馴染みやすい味になります。
その隣は、「潤餅」と「刈包」の屋台。どちらも、台湾ではどこでも見かける気軽な食べ物です。
新莊の面白さは、古刹だけではありません。横丁が本当に渋いんです!こんな通りを歩いたら、いつの時代か分からなくなりそうですね。
新莊はもともと川沿いに発展した水運の町。川べりにも、独特の雰囲気を持つ廟がひっそりと建っています。
目の前の細い通りはこんな感じ。道のカーブの具合が、時代を感じさせます。
こちらの建物も渋いつくりです。
再び路地を歩くと、時代ドラマに出てきそうな家屋。
この洋館も素敵ですね。
新莊の魅力は、路地裏にあり。実は、いくつかの路地は、ちょっとした観光名所にもなっています。
1つ目は、戯館巷。「巷」とは、比較的細い路地のことを指し、台湾各地の古い町では、いまでも清代以来の風情を感じさせる古い通りとして人気があります。
こんな細い路地なんですよ!説明書きも設置されていますね。
路地を抜けたら、一気に19世紀に戻ってしまうかも?!
2つ目は、挑水巷。
路地に入ると・・・
せ、狭い!
台湾ならではの壁アートが、とても可愛いです。しかも、だいたいが上手く描けています!
最後は米市巷。こちらも、素朴な壁アートが可愛いです。
ここも良い感じの路地ですね。この否は少し急ぎ気味に歩き回ったため、詳しい説明をじっくり読むのは次回の宿題になりました。
さて、こちらのレトロモダンな建物。老街の中でも特に目立つ存在なのですが、これは林泉成古曆。ここは、1920年(大正9年)に建てられた建物です。
ようやくゴールです。ここは、武聖廟。台湾各地にある關帝廟のひとつですが、狭いエリアにこれほど多くの廟がひしめいているのを見て、新莊の歴史の長さを感じました。
観光客用のグルメやお土産がある訳ではないけれども、かつての台湾の暮らしぶりを感じるにはとても良い町だと思います。
ちなみに、この老街は小吃が非常に多く、夜になると「新莊夜市」として、再び活気づきます。
おなじみの夜市・老街に飽きた方は、ぜひお越しください。
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