のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

台湾の小さな街を歩く・2〜桃園の片隅に残るレトロを求めて

こんにちは、のぶもんです。

 

台湾各地の、ちょっとした見どころを紹介していく、「小さな街」シリーズ。今回は、大きな街の中の、隠れた魅力スポットを探る小旅行に出かけてみましょう。

 

目的地は、名前だけは誰でも知っている「桃園」です。
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まずは、台湾鉄道の特急「自強號」に乗って、桃園駅まで。

 

この自強號、週末になると全般的にチケットが取りにくくなるのですが、実は、短区間だと比較的チケットが取りやすいんです。区間車なら、座れないこともしばしばですが、自強號ならゆったり座って行けます。

 

桃園や中壢に行くときは、選択肢に入れてみてくださいね。

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桃園駅に着きました。

 

まずは、駅横にある施設に行ってみましょう。

 

それが、「桃園軌道願景館」です。桃園駅のすぐ横にあるのですが、なかなかレトロな感じですね。
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こちらはもともと、だった施設を大幅にリノベーションして、記念館となったもの。
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敷地内には、かつての鉄道施設を偲ぶ機器・装置類も残されています。すごい迫力ですね。
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さあ、中に入ってみましょう。

 

まずは、二代前の桃園駅の駅舎がお出迎え。かなり精巧に作られており、当時の雄姿が偲ばれます。
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館内はこんな感じ。

 

シュミレーションやキッズコーナー、更には桃園市が計画している壮大なMRTの計画についても、展示が見られます。
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豆汽車も運行されています。子供たちの人気No.1ですね。
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実はこの施設に来たのは2回目です。前回来たときはもう少し空いていて、2階も自由に訪れることができました。広いフローリングの床で、子供が積み木やパズルなどのおもちゃで自由に遊べるコーナーになっています。

 

が、人気が出てきたのか、2階に上がれる人数が制限されるようになってしまいました。子供が遊ぶときに、混雑が激しいと危ないですから、やむを得ない措置ですね。
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駅舎模型の裏側には、桃園鉄道の歴史に関する展示がたくさん。昔は台北から桃園への鉄道ルートが違ったことなのが、分かりやすく説明されています。
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さらには、昔のスタンプに関する展示も。台湾人はスタンプが好きな人が多いのですが、日本統治時代にはすでに観光客用のスタンプがあったんですね!
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願景館を出た僕は、少しずつ北上します。途中には關羽を祀った關帝廟。關羽は「桃園の誓い」で有名ですね。もちろん、そこで言う「桃園」は台湾の桃園のことを指している訳ではないと思いますが、面白い偶然ですね。
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關帝廟はまたの名を武廟とも言います。説明書きもありますね。
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さらに少し歩いたら、本日のメインストリート「新民街」に到着です。

 

古い町がほとんど残っていない桃園の街中で、唯一昔を偲ばせるのが、この新民街です。

 

このちいさな通りには、2軒の趣あるカフェがありました。ところが、そのうちの一軒が、なんと閉店!雑貨兼衣料のセレクトショップになっていました。

 

うーん、以前来たときも空いていたからなあ。。。台湾での商売の厳しさを感じますね。
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ということで、もう一軒のカフェにやってきました。只是光影という名前です。入口は正面ではなく横から。
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中に入ると、昔の台湾の雰囲気に包まれます。そこには、現代の桃園はありません。
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狭い階段を上がっていくと・・・
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2階が店舗になっています。静かで落ち着きのある店内。お客さんのほとんどが、この静かな空間を求めてやってきます。そしてマスターは、黙々とコーヒーを淹れていきます。
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3階は、靴を脱いで、床に座布団のスタイル。ここまで上がってくると、時の流れから脱落して、のんびりできます。
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コーヒーとブラウニーがおいしいです。
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猫がときどきじゃれに来ます。桃園でタイムスリップしたかったら、このカフェが一番おすすめかな。
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目の前の人民街がまた良いのです。とても桃園駅前の市街地の光景とは思えませんね。
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とても短い通りなのですが、ゆっくりと何度も往復したくなります。
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アーチが美しいですね。観光地として保全されている訳ではないので、これからどうなるか少し心配ですが、桃園に来たら、この静かな通りで心を癒やしてくださいね。
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この人民街から遠くない場所にできたのが、桃園77藝文町です。オープンして間もないこの公園施設は、日本統治時代に警察の日式宿舎だった建物を修復して、文創園区として蘇らせたもの。

 

敷地内には、カフェ・食堂・雑貨店・アート工房などが並んています。

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無料で入れる施設は、こちらの六藝展覧坊。普段から少しだけ芸術作品が展示されていますが、アートイベントも盛んに行われているようです。
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ありがちな、浴衣の試着案内。日本人の感覚からすると少し派手な色合いも、台湾では大人気です。

 

まだまだ「新築感」が強い77藝文町ですが、すでに桃園では、人気のお散歩スポットになっているようです。

 

台鉄の駅から数分で行けるので、桃園にお越しの際は、ちょこっと足を伸ばしてもらいたいです。
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桃園は、見どころが何もないと言われがち。ですが、よく探してみると、懐かしい風景に出会うことは十分可能です。

 

こういう小さな宝物を発見すると、本当に嬉しいですね。

 

次回も、頑張って、小さな街の魅力を発掘します。

 

 

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