のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

台湾の小さな町を歩く3〜中壢だって見どころがあるよ!

こんにちは、のぶもんです。

 

今回は7月に遊びに行った中壢のご紹介です。えっ、中壢なんて夜市くらいしかないよー、とおっしゃる方。いえいえ結構、小さな見どころがたくさんあるんです。f:id:funstudy-taiwan:20191223152706j:image

さあ今回は、少しレアな「莒光號」に乗って、中壢に行こうと思います。以前、桃園に行ったとき、自強號に乗った話を書きましたが、中壢あたりならまだ、チケットも取りやすいと思うので、時間帯が合えば、トライする価値がありますね。

 

方向幕も懐かしさでいっぱいです。f:id:funstudy-taiwan:20191222152623j:image

中壢の駅に着きました。駅舎はなんの変哲もありません。駅前のロータリーが広くないので、いつもごった返している印象を受けます。

 

そして駅前は、東南アジアの人々が集まる場所でもあります。週末はお休みの人が多いので、皆さん駅に集まってくるようです。
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この駅から歩いていける場所に、本日1つ目の目的地があります。

 

それが、中平路故事館です。
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ここは、1930年に建てられた日式の公務員宿舎です。2010年に古跡に指定され、内部のリノベーションを経て、現在は文化施設として公開されています。

 

こちらは門柱。随所にかつての建築を残しています。
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中に入ると、日本人には馴染みの間取り・空間が。今は、昔懐かしい品々がところ狭しと展示されています。
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窓越しの風景も良いですね。日本的な風情を十分に感じられます。
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ささやかながら欄間もあります。これは、比較的安価なものでしょう。
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これは紙芝居かな?
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館内では、ボランティアの女性があれやこれやと説明してくれます。中国語が少しでもわかる方は、いろいろ質問してみると良いでしょう。

 

『中平路故事館』

桃園市中壢區復興路99號

開館時間

水〜日 10:00~18:00

 

 

では、次の目的地に行きます。

 

中平路から歩いて10分もしないうちに、壢小故事森林(中壢國小日式宿舎)に到着です。こちらはもともと、1917年に建てられた公学校の教員宿舎。それを修復して、一般に公開しています。

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中壢は、観光地としてはほとんど認知されていません。ですが、桃園市政府は観光にも力を入れたいようで、このような街歩き案内図もできていました。
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当時の教員宿舎にしては、かなりしっかりした作りですね。この建物は、開放されていませんでした。
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こちらは開放されていて、中をじっくり見ることができます。
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すると、中壢の歴史に関する資料が、たくさん展示されていました。中国語オンリーですが、日本人ならある程度解読できると思います。
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そして・・・日式建築のリノベーション現場でときどき見かける「浴衣試着コーナー」。

 

日本人が見れば「なんちゃって」であることはすぐ分かってしまうのですが、台湾人にとっては浴衣そのものがまだ珍しいんです。この日も、真夏なのに浴衣を試着して、たくさん写真を撮っている女性グループがいました。玉のような汗をかいていましたが、それでも楽しそうに写真を取りまくっているのが、印象的でした。
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こちらの故事館には、飲食スペースもあります。ドリンクだけでなく、お食事も作れるようなので、一休みするのにも便利です。
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『壢小故事森林』

桃園市中壢區博愛路52號

開館時間

火〜日(10:30~20:00)

※土日は9:00~20:00

 

そろそろランチタイム。中壢は客家人が比較的多く住む町で、本当は客家料理の店に行こうと思っていました。

 

が、お目当ての店は長い行列。このときは日式宿舎を見に来るのが目的だったので、その店はあきらめ、ローカル度が高そうな牛肉麺の小吃へ行きました。

 

こちらの店の名前は「中壢牛肉麺」!なんのひねりもない、町を包括してしまうネーミングにまず驚きました。しかも、営業しているかどうか分からないくらい、換算としています。

 

地方に来ると、いろんな意味で商売っ気がないお店に出会いますよね。この手の店は当たり外れが大きいです。今回はどうでしょうか?
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出てきました!牛肉麺。これは当たりでした!120元でお腹いっぱい、しかもお肉たっぷりでかなりクオリティは高いです。

 

実は中壢は、牛肉麺も名物料理なのだそうです。激戦区で長く生き抜いてきた老舗の底力を感じました。
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その後は、同行してくれた友達が青草茶を飲みたいと言って、屋台ではない、ちゃんとした青草茶のお店に入りました。

 

そしたら、店内には大きなケーキ!実はこの日、お店の息子くんの誕生日ということで、ちょうどお祝いをしているところだったんです!

 

そして、おかみさんに「あんたたちにもケーキをお裾分けするわよ」と言って、ケーキを切ってくれました。

 

すごい偶然ですね!息子くんも、闖入者が混ざって、ある意味印象深い誕生日になったことでしょう?!

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中壢の小旅行はまだまだ続きます。次回は、日本時代とは少し異なるディープスポットをご紹介します。

 

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