こんにちは、大雄(だーしょん)です。2月の台湾南部旅の続きです。
土庫を後にした我々は、バスとタクシーを乗り継ぎ、嘉義縣の最北部に位置する新港にやってきました。
新港は、奉天宮という有力な廟の門前町としてください栄えた町で、今でも多くの参拝客で賑わっています。ただ、かつて走っていた製糖鉄道は廃止され、新幹線や台湾鉄道からも遠いこの町は、ちょっと時代の変化から取り残された感じ。
今でも、こんな建物がそこかしこに残っています。
新港に来たら、なんと言ってもこちらの奉天宮参拝は欠かせません。
次から次へと、台湾全土からの参拝客がやってきます。関東で言えば、成田山新勝寺や川崎大師なみです。
内部も人でいっぱい。媽祖廟としては全国有数の廟なので、遠くからもわざわざお参りに来る人が大勢います。ただし、若者は少ないですね。。。
廟の三階から正面の門前を眺めます。門前市を成しています。
き、金ぴかです!
奉天宮のスケールの大きさに驚いた後は、第二ランチ(笑)。新港鴨肉羹とその隣の屋台で、ちょっとずつ注文。
こちらが新港鴨肉羹です。賑わってます。
おいしい!けど名前を忘れてしまいました😅
鴨肉羹。ほんと、おいしいです!
その後は、少し町を歩いて古い家屋を見ていきます。文化財に指定されていない感じの家屋も少し残っていますね。
で、集落の外れに鉄道駅の跡。かつてはここを製糖鉄道が走っていたんですね。
台湾各地で案外見かけるディーゼル機関車。台湾人にとっても、鉄道はノスタルジーを感じさせるもののようです。
こちらは、「前清秀才」林維朝の旧居です。林維朝は清代末期に活躍した当地の秀才だそうですが、日本統治時代には、新港の區長も務めた名士だそうです。
個人の住宅なので、内部は見学できないのですが、ということは、この歴史的建物が現役で活躍している、ということですよね!!
そして、極めつけはこちら。大興宮という小さな廟です。こちらは保生大帝という医術の神様が祀られています。そのため、病気平癒快癒を祈願してお参りに来る人が多いのだとか。
僕らが訪れたときは、他に参拝客はいませんでした。そしたら、僕らが日本人であることがばれて、大説明大会が始まりました。
この建物は廟の奥にあるのですが、かつて役場として使われていたようです。なるほど、言われてみれば質疎な行政施設です。
ここで、僕がなんとコスプレをやってしまいました!なぜか、建物の中に、清代の役人の衣装が保存されており、試着してみることに😅
これが、どういう訳か自分の体型とかにピッタリハマってしまい、妙に絵になってしまいました。
これが、台湾いなか散歩の面白いところ。予定外の経験をさせてもらい、この日の最終目的地・北港に向かいます。