のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

雲林・嘉義さんぽ2〜新港のぱっとしない小役人??

こんにちは、大雄(だーしょん)です。2月の台湾南部旅の続きです。

 

土庫を後にした我々は、バスとタクシーを乗り継ぎ、嘉義縣の最北部に位置する新港にやってきました。
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新港は、奉天宮という有力な廟の門前町としてください栄えた町で、今でも多くの参拝客で賑わっています。ただ、かつて走っていた製糖鉄道は廃止され、新幹線や台湾鉄道からも遠いこの町は、ちょっと時代の変化から取り残された感じ。

 

今でも、こんな建物がそこかしこに残っています。
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新港に来たら、なんと言ってもこちらの奉天宮参拝は欠かせません。f:id:funstudy-taiwan:20190703141449j:image

次から次へと、台湾全土からの参拝客がやってきます。関東で言えば、成田山新勝寺や川崎大師なみです。
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内部も人でいっぱい。媽祖廟としては全国有数の廟なので、遠くからもわざわざお参りに来る人が大勢います。ただし、若者は少ないですね。。。
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廟の三階から正面の門前を眺めます。門前市を成しています。
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き、金ぴかです!
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奉天宮のスケールの大きさに驚いた後は、第二ランチ(笑)。新港鴨肉羹とその隣の屋台で、ちょっとずつ注文。
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こちらが新港鴨肉羹です。賑わってます。
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おいしい!けど名前を忘れてしまいました😅
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鴨肉羹。ほんと、おいしいです!
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その後は、少し町を歩いて古い家屋を見ていきます。文化財に指定されていない感じの家屋も少し残っていますね。
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で、集落の外れに鉄道駅の跡。かつてはここを製糖鉄道が走っていたんですね。
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台湾各地で案外見かけるディーゼル機関車。台湾人にとっても、鉄道はノスタルジーを感じさせるもののようです。
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こちらは、「前清秀才」林維朝の旧居です。林維朝は清代末期に活躍した当地の秀才だそうですが、日本統治時代には、新港の區長も務めた名士だそうです。

 

個人の住宅なので、内部は見学できないのですが、ということは、この歴史的建物が現役で活躍している、ということですよね!!
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そして、極めつけはこちら。大興宮という小さな廟です。こちらは保生大帝という医術の神様が祀られています。そのため、病気平癒快癒を祈願してお参りに来る人が多いのだとか。
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僕らが訪れたときは、他に参拝客はいませんでした。そしたら、僕らが日本人であることがばれて、大説明大会が始まりました。

 

この建物は廟の奥にあるのですが、かつて役場として使われていたようです。なるほど、言われてみれば質疎な行政施設です。
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ここで、僕がなんとコスプレをやってしまいました!なぜか、建物の中に、清代の役人の衣装が保存されており、試着してみることに😅

 

これが、どういう訳か自分の体型とかにピッタリハマってしまい、妙に絵になってしまいました。
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これが、台湾いなか散歩の面白いところ。予定外の経験をさせてもらい、この日の最終目的地・北港に向かいます。