のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

雲林・嘉義さんぽ3〜北港の夜は幻想的

こんにちは、大雄(だーしょん)です。

 

新港をあとにした我々は、北港に戻ります。f:id:funstudy-taiwan:20190705223028j:image

北港の町も雨模様。すでに夕方になっていたので、少し侘びしさも感じます。
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所々には、日本統治時代と思われる建物も。
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廟への道すがら、またもや良さげなカフェを発見!というか、ここは薬局なのでは??
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いえいえカフェなんですよ。樂珈琲という名前なのですが、かつては保生堂という薬局だった場所をリノベしたそうです。

 

ここまで来ると別世界という感じですね。
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しかし、こんな洒落た薬局って・・・。当時の建築・インテリアのセンスがいかに良かったか分かりますね。
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これで、コーヒーカップあたりにもこだわりが出てくると完璧なんですが、そこは紙カップであっさり出されました。

 

台湾のカフェは、コーヒーが売りの店と、雰囲気や歴史が売りの店があります。レビューをたどっていくと、どちらの系列かはだいたいわかります。
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街に出ると、辺りはすっかり宵の口。老街の灯りが映える時間になりました。
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渋いです。

 

実は老街見学は、日中と夜の両方を楽しむのが理想です。あまりマイナーな老街だと、夜は真っ暗になってしまいますが、多少でも観光客を呼びたい老街は、ライトアップにも力を入れています。
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北港朝天宮から参道(というか老街)を眺めます。日中は参拝客で溢れるこの通りも、夜になるとさすがにゆったりしますね。
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さあ、あさ天宮に入りましょう。新港の奉天宮も壮観でしたか、こちらはそれを上回る豪華さ。さすが、国定古蹟です。

 

宗教施設のライトアップは、一種独特の輝きを持っていますね。
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中にはたくさんの神様が展示(安置?)されています。こちらの神様たちも、時々他の地方の廟に出張するのでしょうか?
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ランタン祭りの季節なので、様々なランタンも並んでいました。今年の干支、ブタさんのランタンです。

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北港を訪れたのは2月。ちょうど各地でランタン祭りが開催されている時期でした。

 

最近の主なランタン祭りは大変に派手で、見物客が非常に多いため行くのが億劫になっていました。けれども、地方の小規模なランタン祭りは、お客の数もそこそこで、ゆったり素朴な灯りを楽しめます。
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なんだか、昭和の路地裏ですね。
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横浜で言えば「伊勢佐木町ブルース」みたいな雰囲気。変に現代化されていないので、自然とレトロ感が出ています。
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うーん、心が落ち着きますね。
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じっくり見学しているうちに、食堂がどんどん閉まります。慌ててガチョウ肉をいただき、北港観光も終了です。f:id:funstudy-taiwan:20190708232306j:image

実は北港からも台北行きの直通バスが走っています。4時間くらいかかってしまいますが、乗り換えなしはラクラク。

 

実は雲林と嘉義の境目あたりだと、高速バスで来るのがおすすめ。料金も安いので、ぜひ一度このエリアにも来てみてください。

 

下は、最後に買ったお土産の北港飴。昔懐かしい味わいです。結構クセになる味でしたよ。
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日本人があまり行かない雲林・嘉義地区。そこには、台湾人が郷愁を感じるものがたくさんあり、日本統治時代の遺構もさり気なく残っています。

 

交通は不便ですが、苦労してでも来る価値のあるエリアです。機会があったら、ぜひお越しくださいね。