のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

馬祖漫遊記5〜馬祖・南竿で中華民国に出会う

こんにちは、のぶもんです。

 

馬祖旅行2日目は、北竿から南竿に移動します。

 

昔の台湾映画を見ると、こんなシーンが出てくることがありますが、実はこれ、現存する場所なんです。
f:id:funstudy-taiwan:20191123175229j:image

南竿の港に着き、まずはこちらでもバイクを借ります。

 

北竿よりも港は賑わっており、観光客も多いですね。

 

ただ、あちこちで軍服姿の青年を見かけます。

 

金門と並び、馬祖は中華民国防衛の最前線でした。攻撃の数こそ、金門ほどではありませんが、今でも軍の施設がたくさん残り、「軍事の島」という側面を多分に残しています。

 

馬祖で驚くのは、中華民国や蒋介石・蒋経国をまとった空気が残っていること。

 

あちこちに、蒋介石親子を讃え、中華民国の愛国心(いつか大陸も奪還する、という意味での)を喚起するスローガンがでかでかと掲げられているのです。

 

こちらは、港からも近い(でもバイクでないと行きづらい)枕戈待旦紀念公園からの眺め。入り組んだ海岸の風景が美しいのですが、そもそも公園の名前になっている「枕戈待旦」とは、「矛を枕にして、明日を待つ」つまり、常に戦への備えを怠るな、という蒋介石が書いた文字です。

f:id:funstudy-taiwan:20191123175446j:image

この文字がでかい!日本人の感覚では、こんな大きな文字も、赤字で書くことも驚きを感じます。

f:id:funstudy-taiwan:20191123175334j:image

再び海岸線に降りて、島で比較的大きな集落・清水へ。ここには鄉公所が置かれ、コンビニも食堂もあります。

 

そのうちの一軒がこちらの儷儐餐廳。小さな食堂ですが、地元でとれる魚や貝をいろいろ食べさせてくれる店です。
f:id:funstudy-taiwan:20191123175614j:image

近くの店の看板。割と何でも軍隊っぽいデザインになりがちです。これも、馬祖の風物詩のように扱われているのでしょうか。

f:id:funstudy-taiwan:20191123180340j:image

さて、貝や魚は一人で食べるには高すぎたので(実際に、馬祖の食堂で一番おいしいものを食べるなら、グループで行ったほうが良いです)、蛤スープに紅麹チャーハン。

 

馬祖では、紅麹を使った料理をよく見かけます。少し変わった味だけど、馴染むとクセになりそう。
f:id:funstudy-taiwan:20191124203212j:image
お腹を満たしたら、再びバイクに乗って移動です。

 

こちらは勝利堡。見晴らしの良い場所に作られた要塞です。
f:id:funstudy-taiwan:20191124203415j:image

今では中が、軍事資料館になっています。
f:id:funstudy-taiwan:20191124203529j:image

ここから、敵をずっと監視していたんですね。馬祖でも、金門並みにこのような遺構に出くわします。
f:id:funstudy-taiwan:20191124203616j:image

その先にある廟。やはり、建築様式からして台湾島のものとは違いが感じられますね。

 

福州あたりの廟に近いのかな?
f:id:funstudy-taiwan:20191124203719j:image

こういう海岸の景色を見ているだけなら、とても平和な感じがしますが、地政学的ポジションがそれを許してくれませんでした。
f:id:funstudy-taiwan:20191125145842j:image

こんな感じでバイクを走らせて、そろそろcカフェタイムです(どごで行っても飽きない笑)。

 

南竿にも何軒か個性的なカフェがあるとのことで、南竿島の最北端近くにやっていました。

 

ここは「夫人村」というちょっと変わった名前の集落です。そこにある飲食店はズバリ「夫人咖啡館」。

 

どことなく、沖縄の離島にでもありそうなお店です(勝手な印象ですが…)。
f:id:funstudy-taiwan:20191125150002j:image

ここ、入場料がかかります。なんじゃそりゃ!と思ったら、要するに最低消費額が150元だったんです。

 

景勝地なので、放っておくと、見るだけの観光客が殺到し、本当のお客さんが落ち着いて利用できない、ということのようです。

 

せっかく150元も払うので、少し変わったものを注文しました。左側の緑色のドリンクです。確かアロエドリンクだったはず。味は、さっぱりしていて、結構おいしかったですよ。(高いとは思いましたが)

 

あとはかき氷で一休み。この日の南竿は日中は汗ばむ陽気で、冷たいものが欲しくなりました。
f:id:funstudy-taiwan:20191125150131j:image

 

このように、南竿の旅も、癒やされる景色と軍事的緊張感のはざまで展開されていきます。

 

【ご案内】

台北の中国語教室「フレンドシップ・ランゲージ」では、冬季集中特訓コースを設置します。

 

年末年始などを利用して、集中的に中国語を勉強してみませんか?台湾の年末年始は、ほぼ通常通りで長期休みがありません。

1日最大4コマの授業で、一気に基礎をマスターしましょう。

★集中特訓特別割引コース
12/1〜3/1の間で、1週間に10コマ以上・合計20コマ以上受講される方は1コマの受講料金が480元に割引になります。

例)20コマ受講の場合
通常11,000元→9,600元

例)30コマ受講の場合
通常16,500元→14,400元

※詳細はGmail(shimizu701019@gmail.com)にてお問い合わせください。

【中国語を勉強してみませんか?】

中国語の勉強に興味のある方は徐々に増えています。その一方で、仕事や家事が忙しく、「まとまった時間が取れないから」中国語の勉強を断念する方も多いようです。

それはもったいないです!!

ごく基本的な内容から、語学学校で学んだ内容の復習・応用まで、マンツーマンであればあなたのニーズに合わせて、自由自在に授業メニューを組むことができます。

週1日1コマからハイペースな集中演習まで。まずは、あなたのニーズをお聞かせください。

【フレンドシップ・ランゲージの特徴】
〇講師は全員、日本語を話せる台湾人講師です
〇発音・会話を重視→日本人の苦手分野をできるだけ克服
〇講師の派遣も承っております(台北市・新北市の一部)
〇お友達や同僚の方と一緒に少人数グループも可能です

★台湾に旅行でお越しになる方へ

当校ではなんと、超短期中国語入門レッスンを受けることができます!中国語はとっつきにくい印象を持たれがちですが、実は発音の基礎をしっかりマスターすれば、必ずしも難しくはありません。

まずは、一歩踏み出して、中国語の世界に触れてみるのも悪くないですよ。

超短期コースは、最低2日合計4コマから受付中。もちろん、事前に詳しくカウンセリングをしますから、ニーズが漠然とした方でも安心してご相談ください。

授業料は1コマ(50分)で550元。受講回数や受講ぺーすによっては割引制度もありますので、お気軽にご相談ください。

詳しくは
Mail:shimizu701019@gmail.com
もしくは
LINE:taipei591019
までお気軽にどうぞ!

URL:http://shimizu701019.wixsite.com/friendship-taiwan