こんにちは、のぶもんです。
マイル利用による一時帰国も無事に終わり、台北に帰ってきました。
帰りの便は、なんと羽田発松山行き!あと2年くらいは乗れないであろうエバー航空。また地道にマイルをためていきます。
羽田空港で唯一のネックは、プライオリティパスで入れるラウンジがないこと。その代わり、楽天プレミアムカードで、国内線のパワーラウンジに入ることができます。
これが案外充実していて、一通りのドリンクと、作業しやすい大きなテーブルデスクがあり、ひと仕事するには便利な存在です。
いよいよ搭乗です。前日の台風の影響で、羽田発は約1時間遅れ。せめて、機内の滞在を満喫しましょう。
そして出てきた機内食。和食を頼んだら、こんなお弁当が出てきてびっくり!
とても冷えた弁当でしたが、味がよく染み込んだおかずで、炊き込みご飯も美味。日本人なら文句は出ないでしょう。
さあ、その一方で今回の一時帰国3本目の映画です。今回観たのは「老大人」という台湾映画です。
すでに80歳を超えた老人・金茂(ジンマオ)は、台北郊外の平溪で一人暮らしをしている。子どもたちは台北で働いており、時折彼のもとを訪ね、気にかけているよう。
ケガで台北の病院に入院することになった金茂は、病院での窮屈な生活に嫌気が差し、無理やり退院。とは言うものの、一番頼りにしている息子が忙しくてそう度々実家に戻れない。。。金茂はとうとう老人ホームに入ることを決意するが、そこでは(彼から見ると)人間の尊厳が軽視されているように見えるホームの生活にも耐えられず、結局実家にに戻る。そして金茂は、ある決意をする。。。
時代に取り残される元鉱夫の金茂。妻に先立たれた父を気にかけつつも、十分に寄り添うことができない息子。もっと父に寄り添いたい(そして多少寄り添う時間がある)娘は、父からその点で期待されず、一人失望する。
映画全体では、報われないしやり切れないエピソードばかり続きます。孫とその彼女が結婚に向けて動いていくエピソードが何度か出てきますが、こちらも祖父のしてあげたいことと、孫が望むことがどこかずれていて、あちこちに「痛々しい」シーンが。。。
この映画には、悪人は一人も出てきません。誰もがあまり悪くないのに、言いしれない失望感が映画全体を包みます。
日本以上にハイペースで「少子高齢化社会」に突入すると予想される台湾。これからは、高齢者の悩みを掬い取るような映画も増えるだろうな、と予想させる重い一作でした。
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