のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

現実的な台湾映画を機内で観たよ〜老大人

こんにちは、のぶもんです。

 

マイル利用による一時帰国も無事に終わり、台北に帰ってきました。

 

帰りの便は、なんと羽田発松山行き!あと2年くらいは乗れないであろうエバー航空。また地道にマイルをためていきます。f:id:funstudy-taiwan:20190913150142j:image

羽田空港で唯一のネックは、プライオリティパスで入れるラウンジがないこと。その代わり、楽天プレミアムカードで、国内線のパワーラウンジに入ることができます。

 

これが案外充実していて、一通りのドリンクと、作業しやすい大きなテーブルデスクがあり、ひと仕事するには便利な存在です。
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いよいよ搭乗です。前日の台風の影響で、羽田発は約1時間遅れ。せめて、機内の滞在を満喫しましょう。

 

そして出てきた機内食。和食を頼んだら、こんなお弁当が出てきてびっくり!
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とても冷えた弁当でしたが、味がよく染み込んだおかずで、炊き込みご飯も美味。日本人なら文句は出ないでしょう。f:id:funstudy-taiwan:20190913150217j:image

さあ、その一方で今回の一時帰国3本目の映画です。今回観たのは「老大人」という台湾映画です。

 

すでに80歳を超えた老人・金茂(ジンマオ)は、台北郊外の平溪で一人暮らしをしている。子どもたちは台北で働いており、時折彼のもとを訪ね、気にかけているよう。

 

ケガで台北の病院に入院することになった金茂は、病院での窮屈な生活に嫌気が差し、無理やり退院。とは言うものの、一番頼りにしている息子が忙しくてそう度々実家に戻れない。。。金茂はとうとう老人ホームに入ることを決意するが、そこでは(彼から見ると)人間の尊厳が軽視されているように見えるホームの生活にも耐えられず、結局実家にに戻る。そして金茂は、ある決意をする。。。

 

時代に取り残される元鉱夫の金茂。妻に先立たれた父を気にかけつつも、十分に寄り添うことができない息子。もっと父に寄り添いたい(そして多少寄り添う時間がある)娘は、父からその点で期待されず、一人失望する。

 

映画全体では、報われないしやり切れないエピソードばかり続きます。孫とその彼女が結婚に向けて動いていくエピソードが何度か出てきますが、こちらも祖父のしてあげたいことと、孫が望むことがどこかずれていて、あちこちに「痛々しい」シーンが。。。

 

この映画には、悪人は一人も出てきません。誰もがあまり悪くないのに、言いしれない失望感が映画全体を包みます。

 

日本以上にハイペースで「少子高齢化社会」に突入すると予想される台湾。これからは、高齢者の悩みを掬い取るような映画も増えるだろうな、と予想させる重い一作でした。

 

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