こんにちは、のぶもんです。
早朝から台南で活動を始めた僕は、午前8時頃に緑幹線バスに乗り込みました。目的地は新化。マンゴーで人気上昇中の玉井へ向かうルートの途中にある小さな街です。
台湾では大晦日に当たる日でしたが、老街の商店街はお店を開けているに違いないと踏んで、出かけてみました。
バスターミナルについた僕は早速、街歩きを開始。まずやってきたのは「漿果咖啡館(BACCA CAFE)」。大晦日のため、多くのカフェが休む中、ここは午前中だけ営業するFBの投稿していたので、それを信じての来店です。どうやら、無事に開店しているようです。
店内は、こじんまりとしていて落ち着ける感じです。おなじみさんがちょくちょく訪れ、地元の固定客が多いことがわかります。
さあ、目覚めのコーヒーを頂きましよう。なんと阿里山コーヒーが置いてあり、しかも170元と台湾コーヒーとしてはリーズナブルな価格で、飲めるとのこと。これは見逃すわけに行きません。
オーナーさんにお話を伺うと、新化の町でもカフェが徐々に増えているとのこと。このお店が開業したときは、ちゃんとしたカフェはまだなかったそうです。
【店舗情報】
「漿果咖啡館(BACCA CAFE)」
住所:台南市新化區復興路285-1號
営業時間:13:00~18:00(月曜のみ~16:00)
リフレッシュした後は、再び街歩きへ。大晦日のため、公的な施設は軒並み休館ですが、静かに外観を楽しんでいきます。
まずは、大目降文化園區。新化はかつて大目降という名前でしたが、日本統治時代の1920年にこの地域を「新化郡」の名付けたことから使われ始めた地名だそうです。
この大目降文化園區は、日本統治時代に警官宿舎だった建物を修復したもの。故事館やショップなどがずらりと並び、日本時代の新化の風情を楽しむことができます。
お隣には武徳殿。こちらも同じく日本統治時代の武道場でしたが、今は一般公開され、当時の様子を偲ぶことができます。
老街の中心部にやってきました。バロック様式のファサードを持つ建物がずらりと並び、現代にいながらにして日本時代に戻ったかのようです。
電柱がないので、スッキリ見えますね。
大晦日ですが、正月用品の店を中心に、かなりのお店が開店していました。道行く人も多く、寂しい街歩きを予想していた身としては、少々驚きでした。
一般の商店から、レトロ雑貨やお土産などを売る店まで、ウィンドウショッピングも楽しいですね。
一人暮らしだと、日用品を買っても持て余してしまいますが、カップルや家族連れ、日本からの旅行の場合、記念になりそうなものが見つかりそうですね。
もちろん、カフェもあります。昔の商店街の趣で、ゆっくりできそうですね。
少し歩くと、こんな建物が。こちらは、昔の街役場(「街」は日本統治時代の行政区画。今なら「町」に当たると思います)の建物を活かしたレトロレストラン。
今回はお休みだったので、今度はぜひここで食事をしてみたいですね。
そして最後に外観を見たのが、新化圖書館。レトロな外観ですが、日本統治時代には公会堂として使われていました。こんな図書館で読書や勉強をしたら、かなり捗りそうですね。
午後には別の場所に行く予定があったため、このあたりで時間切れ。
実は新化には、この他にも面白いスポットがあります。今度、1日かけてじっくり探検しに来たいと思います。
【新化へのアクセス】
台南駅から緑幹線バスで30~40分。このバスは玉井まで行くので、午前中早い時間に玉井の青果市場でマンゴーを楽しんでから、帰りに立ち寄るのも良いでしょう。