台湾の小さな街を歩く36~大溪老街の昼と夜・素晴らしいカフェや茶藝舘との出会い

こんにちは、のぶもんです。

先日は、桃園市大溪老街の日本語ガイドツアーの様子をお届けしましたが、実はその数週間前、個人で大溪を訪れていました。目的はもちろん、日本統治時代の建築をとことん見ること。

その中でも、100年以上の歴史を誇る建物を生かして、カフェを営む2棟のお店を訪れてみました。

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大溪に着いたら、まずは少しだけ腹ごしらえ。平日にもかかわらずにぎわっている豆花屋さんがあったので入ってみました。

実はここ、日本語ガイドツアーの際、みんなで豆花と豆干を食べたお店なんです。このときは、のちに再訪するとは思いもよらず、お客さんが多くて、何となくおいしそうだなあと思って入っただけでした。

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豆花を食べてみたら、素朴で豆腐の感触がはっきり感じられました。まだ暑い時期だったので、少しだけクールダウンできたのも良かったですね。

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そうして、バロック様式の美しい町並みを少し歩いて、この日の第一目的地「老成利商號」に到着です。キチンと手が入っていますが、正面の雰囲気は日本統治時代と変わりません。

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店内から通りを眺めます。静かで落ち着いた雰囲気のお店は、通りの現実から隔絶された別世界のよう。窓際においてある小物も、建物の古さを邪魔しない程度に存在感を示しています。

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お店の中には、建物の建築様式などについての説明プレートがありました。文章中の「葫蘆」とは、ひょうたんのこと。家屋の前面が狭く、後方が広い作りになっていることが分かります。

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こんな写真も。台湾では、古民家に日本統治時代の写真や資料が展示されていることがあります。先生を含め、みんま真面目な表情ですね。

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さて、この日頂いたのは、ちょっと珍しいGABA烏龍茶。恥ずかしながら、GABA茶のことを知らず、後でネットであわてて調べたのですが、最近はかなり流行っているようですね。

 

それにしても、茶釜に入れられて出てきたのにはびっくり!しかも、茶釜一杯にお茶が入っていたので、飲み終わるのに1時間近くかかりました(笑)。

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そして、こちらの小さなコップに入ったドリンクは、コーヒーです。ただし、普通の銘柄ではなく、なんと桃園の拉拉山で採れたコーヒー豆なのだそうです。

 

産量が少なく、市場にはほとんど出回っていないのですが、老成利では個人的に買い付けをしてお店で提供しているのだとか。

自分で注文したわけではないのですが、隣もお客さんが注文しているのを見て、すごく興味と持ったところ、ついでに少しだけ淹れてくれました。

 

飲みやすくて、さわやかな感じになりました。日本語ガイドツアーの自由時間では、この垃垃山コーヒーを1杯まるまる頂くことになります。

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お店のご主人夫妻もとても気さくで、いろいろな話をしてくれました。おそらく、大溪に来るたびにお邪魔することになるでしょうね。

 

【店舗情報】

「老成利商號」

住所:桃園市大溪區和平路95號

営業時間:12:00~18:00(火曜定休)

 

 

しばらく日本家屋を見学してから、南側の新南老街にある「蘭室」にも行きました。

 

こちらも築100年以上の建物をリノベした施設で、現在ではオフィスやショップ、カフェが入居しています。

 

もとは、大溪の有力者・呂鷹揚が建てた町家で、建物→中庭→奥の間と細長い作りになっています。


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入口がまた立派です。扉を開けると、そこには展示コーナーとオフィスがあります。


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向かって右側のコーナーは、上品な感じのショップになっています。婦人服や雑貨などを販売していました。


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中庭への通路に、呂鷹揚と息子の鐵州に関する説明がありました。二人とも、大変優秀な方だったようですね。


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蘭室に来たら、ぜひ奥の間に行ってみましょう。こちらはもともと家族の居住空間だったそうですが、今ではコーヒーやお茶を落ち着いて頂ける喫茶空間になっています。


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こちらで頂いたのが、「きな粉黒糖ラテ」。味の予想がつかなかったのですが、飲んでみるとほのかな黒糖の甘さにきな粉のザラザラ感がうまくマッチしていて、楽しくおいしく飲めました。

 

あ、他にも一般的なお茶やコーヒーもありますよ。


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これ何だと思います?赤い部分はなんと、神棚を置いていた部分だそうです!たしかに古い民家は玄関を入った部屋にときどき神棚が置かれているなあ。

 

今は、中庭に移設されています。


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その移設先がこちら。中庭にきちんと安置さています。


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この2軒だけで合計2時間以上滞在してしまいました。蘭室でも、いろいろお話を伺うことができ、さらに大溪の街に興味がわきました。

 

 

【店舗情報】

「蘭室茶房」

住所:桃園市大溪區中山路13號

営業時間:11:00~18:00(月曜火曜定休)

 

蘭室だけでなく、大溪には文化・芸術・観光において意欲的な取り組みをしている人や会社、団体がたくさんあります。

 

他にも、興味が湧いた施設・団体・カフェもあるので、近いうちにまたゆっくり訪れたいと思います。

 

そんなこんなでゆっくりしていたら、夜になってしまいました。

 

老街の中心にあって、昼間は賑わいを見せる福仁宮も、夜になると幻想的な静けさに包まれます。


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老街も少しだけライトアップされ、静かに夜景を堪能できます。


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騎樓のこの雰囲気、たまりませんね!


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昼間あまり目立たなかった老街の家屋が、夜になると目を引くようになります。人通りが少なくなってからの老街もまた、捨てがたい風情があっていいですね。

 

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ファサードも本当に素敵です。


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さあ、夜が少しずつ更けていきます。終バスが終わる前に台北へ帰るとしましょう。


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街の様子について詳しく話を聞きたいときは、日本語ガイドツアーに参加するのが一番良いですが、個人で来るなら、夕方から夜にかけての老街さんぽもかなりおすすめです。

 

僕も近いうちに、別のカフェやショップをじっくり見に来たいと思います。