のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

彰化縣さんぽ3〜ザ・リアル台湾地方都市「員林」

こんにちは、大雄(だーしょん)です。

 

溪州を後にした僕は、バスで員林へ移動しました。

 

員林は、彰化の南部にある地方都市。今から5年前に市に昇格したばかりです。ただ、観光地としてはかなりマイナーで、ほとんどの観光客は員林を素通りします。

 

果たして員林では、どんなスポットが待ってくれているのでしょうか?
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バスターミナルから歩いて5分くらいの場所に、警察故事館という日本統治時代の建物があります。立派な銘板ですね。

 

ここはかつて、員林郡役場の公務員官舎だったところ。5年前に修復を終え、今でもこの土地を管理する警察局にちなんで、警察関連の資料を展示する記念館として蘇りました。
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中に入ると、さすがに畳はないものの、いくつもの部屋に台湾の警察に関するたくさんの展示がありました。

 

日本統治時代の本物の方ななども展示されています。
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日本家屋と台湾警察。どこか、時空を超えたつながりを感じますね。
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次に訪れたのは、員林公園。

 

公園自体は一般的なものですが、中には面白い建物がありました。
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こちらが、公園の中にある興賢書院。創建は清代末期の1807年。文昌帝君を祀る廟として建てられましたが、後に当地の秀才たちが資金を募り、1881年に興賢書院となりました。f:id:funstudy-taiwan:20190803200159j:image

そのせいか、敷地内の建物は、当地の学生のための自習室になっていました。文昌帝君は学問の神様ですから、受験生にとっては縁起の良い場所ですよね。

 

みんな、夏の受験に向けて頑張ってほしいです。
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お次ぎは少し、新しいスポットを。

 

カフェマニアの僕としては、員林でも良さげなカフェを探さずにはいられません。

 

そしたら、ありました!素敵なカフェが(^^)

 

こちらは、右舎珈琲。このときは単に「員林にもおしゃれなカフェがある!」としか思わなかったのですが、実は台湾でも屈指の人気カフェだったんですね(^^)v

 

蔦の絡まり具合がかなり良いです。
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このカフェがすごいのは、古いビルをリノベした店なのに、現代的・都会的な良さも取り入れているところ。

 

まるで、台北の小さなアートギャラリーみたいですね。(3階からの眺めです)
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2階は客席もあります。みんな、勉強をしているみたいですね。
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さあ、コーヒーとチーズケーキをいただきましょう。

 

シンプルな組み合わせですが、安定のおいしさ。ちなみに、お客さんがとても多かったので、名前・電話番号を伝えて、連絡を待ちます。で、連絡が来たら、1階で注文というスタイルです。空いていれば3階で待っていても構いません。
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このあとは、員林名物の焢肉飯を食べます。有名店は早い時間にしまってしまったので、街の普通の店でいただきました。再訪するときは午前中を狙おうかな。
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こんな感じのお店です。
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さあ、駅まで戻りましょう。

 

こちらは、たまたま通りかかった廟。夜の帳が降りてくると、台湾独特のライトアップが映えます。
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夜市??実は、高架化された員林駅の高架下が夜市っぽくなっていたんです。うーむ、どこにでも夜市を作るんだなあ。

 

日本では思いつかない効果した利用法ですね。
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いかがでしたか?地味な地方都市のイメージが強い員林ですが、よーく探すとかなり面白いです。

 

屋台めしは、むしろ午前中が中心のようなので、次回は午前中にいろいろアタックしてみようと思います。

 

日帰り彰化縣の旅でしたが、なかなか充実していました。

 

みなさんも、興味を惹かれた街にいらしてくださいね。