のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

台湾の小さな街を歩く14・牡丹〜雙溪で静かな老街をのんびり歩く

こんにちは、のぶもんです。

 

ウィルス問題でいろいろ準備をしているうちに、前回からかなり間隔が開いてしまいました。

 

ては、台湾鉄道各駅下車の旅を続けていきましょう。

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三貂嶺の次は一気にマイナー度を上げて、牡丹駅に降ります。

 

名前が美しいこの駅。駅は無人になっており、駅前の集落もとても小さそうです。f:id:funstudy-taiwan:20200207014030j:image

陸橋をくぐり、小さな老街に到着。車も人もほとんど通らず、本当に静かです。
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眠るようにそこに残されている古い民家たち。半分以上は、今でも居住者がいるようですが、僅かに開いている商店も暇そうでした。
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老街は1分も歩けば終わってしまいます。仕方なく、駅の方に戻ると、何やらカフェのようなお店が。本格コーヒーを出すのではなく、日本で言えばちょっとした茶店のような場所かな。
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普通のコーヒーマシンで淹れるのて、味はそこそこですが、ご主人はなかなか面白い方。この街は、ドラマ「狼王子」のロケ地になったそうで、キャストの俳優さんたちとご主人とのツーショット写真も何枚か貼ってありました。
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このお店では、飲み物を頼むとこんな切符をくれます(あ、本物ではないですよ)。
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さあ、次の駅に行きましょう。ということで、雙溪に到着。こちらは有人駅で、乗降客は少し多めです。(自強號も数本停まります)
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ここは「溪」の名の通り、川沿いに発展した町。かつては水運も盛んだったそうです。
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駅前からメインロードを歩いていくと、小さなレンガづくりの建物(小屋?)が。

 

こちらは、雙溪打鐵舗という昔ながらの鍛冶屋さん。今でも、営業しているようですよ。
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更に歩いていくと、こんな素敵な路地が!老街マニアの血が騒ぎます(笑)。
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この路地にあるのが、林益和堂という小さな漢方薬局。漢方っぽいドリンクも販売している有名薬局なのですが、見どころは建物。
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ご主人は気さくな方で、お店の正面の柱のデザインは東京駅丸の内駅舎と同じだ、といったこぼれ話をいろいろ聞かせてくれます。f:id:funstudy-taiwan:20200214193756j:image

お店の奥の方には、昔この地で使われていたものが展示されています。鉄道が開通する前は、この出で立ちで峠越えをしていたのでしょうね。
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そこからすぐ近くにこんな廃墟が!こちらは、旧東和戯院。かつての映画館の跡らしく、切符売場の窓口も残っていました。
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駅への帰りは、違うルートで。こちらも生活感に溢れ、いい感じです。
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とうでしたか?どちらもかなり地味な街ですが、味わい深くてホッとできる感じの街ですね。

 

街歩きには、大して時間がかからないので、他の街と組み合わせて訪れてみてはいかがでしょうか?

 

そして、旅はラストに向けて続きます。