こんにちは、のぶもんです。
以前、僕が運営しているFBグループ「台湾さんぽ」で、苗栗縣のはずれに古民家群が保存されている地区があるという記事を見ました。全然知らない名前だったのでとても気になり、10月末にようやく訪れることができました。
出発地点は台鉄竹南駅。ここからバス15分(or徒歩30分)で蘆竹湳古厝に着きます。現地に着くと、レンガ造りの廃墟が何棟も並び、独特の雰囲気を醸し出しています。

ここは、かつて18世紀にこの地に入植した、福建出身の一族が住む住宅群でした。長らく歴史を刻んできましたが、戦後の経済発展に伴い、このエリアは工場が続々建設され、いつの間にか集落が工場に囲まれる事態となりました。
台湾の多くの集落が、このような工業化に伴い、その古い姿を失っていったのに対し、蘆竹湳古厝は集落保存の道を歩みます。2006年には集落保護のための団体ができ、その後集落群が整備され、観光客に開放されるようになったというわけです。

建物のいくつかは、様々な形でこの地の歴史を伝える展示がたくさん見られます。決して農耕生活がしやすい土地ではなかったようですが、それでも代々この地での暮らしを守ってきたことが分かります。

この集落群が面白いのは、建物の見学だけでなく、カフェや食堂もあることです。例えばこちらのカフェ「憩陶」は、古い建物を使った、落ち着きある静かなお店。店内に入ると白を基調としたインテリアがちょっと優雅な気持ちにさせてくれます。

手沖コーヒーを注文したら、おまけでクッキーをくれました。このクッキーがまたほどよい甘さで、香り高いコーヒーによく合います。

集落群には、かつての路地裏も残っています。これがまた、とてもレトロ。ところどころに商店はあるものの、何十年もの前の街がそっくりそのまま残されている感じがします。

こういう名前の通り、鹿港にありましたね😅摸乳巷とは、とても狭くて、人がすれ違う時に乳と乳がぶつかってしまう、という意味。とても狭い路地の代表例です。この通りもかなり狭かったですよ。

最後のポスターは「那些年、我們一起追的阿嬤」と書いてあります。これは、台湾を代表する青春映画「あの頃、君が好きだった〜那些年、我們一起追的女孩」をもじったもの。歳を取っても、青春気分になれる感じがして、なかなか良かったです。台湾の壁アートやポスターは面白いものが多いですね。

実はこの他に、昔懐かしい遊びを体験したり、ちょっとした軽食を楽しんだりできるショップがあったのですが、私が訪れた直後に潰れてしまいました(泣)。
このスポットは、予想以上に内容が充実していて、日本人が訪れても十分楽しめるのですが、知名度がなくて、訪れる日本人はまだごく少数。アクセスは悪くないので、新竹エリアを訪れる方がいたら、こちらの集落群まで足を伸ばしてみてください。
【施設情報】
「蘆竹湳古厝群」
住所:苗栗縣頭份市蘆竹里15鄰191號
開館時間:8:00~17:00(火曜定休)