のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

彰化縣田中老街を歩いてみた

こんにちは、のぶもんです。

 

みなさんは、台湾に「田中」という町があるのをご存知ですか?彰化県南部の小さな町なのですが、この一帯の中では比較的賑わっており、一部の自強號も停車します。

 

有名な観光地があるわけではなく、街行く人々もほぼ100%地元の人ですが、なかなか良い感じの老街が残っているんです。


f:id:funstudy-taiwan:20241110001354j:image

 

まずは、駅前の古い建物から。こちらは、かつて田中から支線が伸びていた台糖鉄道旧田中駅駅舎なんです。今は内部に入れないのですが、駅前にこういう建物が鎮座していると、なんとなく落ち着きますね。


f:id:funstudy-taiwan:20241110001421j:image

 

さあ、街を歩いてみましょう。駅前を出て、中州路一段の道を歩きます。すると、少しずつバロック風のファサードを持つ洋風建築がちらほら見られるようになります。街全体が保存地区になっているわけではなく、たまたま残った古い建物の正面がさりげなく残っている感じです。


f:id:funstudy-taiwan:20241110074340j:image

 

日本統治時代に盛んに整備されたアーケード(騎樓)もところどころに残っています。よく見ると、それぞれの素材や色が少しずつ違って、違いを見ていくのも楽しいです。


f:id:funstudy-taiwan:20241110074446j:image

 

老街の洋風建築が見られるのは、中州路一段と員集路二段のあたり。白色とレンガ色が交互に並ぶデザインは、東京駅や台北の総統府に似ていますね。


f:id:funstudy-taiwan:20241110074543j:image

 

こちらの建物は、1階がカフェになっているようです。時間の関係でパスしてしまいましたが、次回は時間をたっぷり取って、老街カフェを満喫してみたいです。


f:id:funstudy-taiwan:20241110074618j:image

 

田中の老街見学は、それほど時間がかかりません。観光施設も特にないので、ただひたすら気ままに街の雰囲気を楽しむだけです。

 

街並みを見終えたら、駅へ戻ります。鉄道駅の駅名ももちろん「田中」。実は、日本にも、長野県のしなの鉄道に「田中駅」があり、以前から2つの駅が友好協定を結んでいるそうです。台湾の田中の由来は、日本の田中さん、、、というわけではなく、清代のころから水田地帯の中心「田中央」と呼ばれていたのが、日本統治時代になって「田中」に縮められたのだそうです。いずれにしても、豊かな穀倉地帯らしい伸びやかな名前だと思います。


f:id:funstudy-taiwan:20241110074701j:image

 

不思議だったのは、江戸時代の武将・本多忠勝の展示があったことです。いろいろ調べてみると、田中駅の隣・二水駅から分岐する集集線と、忠勝が初代城主を務めた大多喜城が沿線にあるいすみ鉄道が姉妹鉄道になっており、その繋がりでてゆじがあるのでは?と推測しました。


f:id:funstudy-taiwan:20241110074733j:image

 

田中駅と老街のショートトリップはいかがでしたか?いわゆる観光地ではありませんが、どこか懐かしさを感じる街並みをのんびり眺めながら散歩する、というのもなかなか楽しいですよ。

 

アクセスは台鐵の他に、高鐵彰化駅からシャトルバスが出ているので、実は台北からの日帰り旅行も簡単。普段着の台湾を体感したい方は、ぜひ台湾の田中にいらして下さい。