のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

台湾さんぽ〜高雄・橋頭の製糖工場跡がすごかった!

こんにちは、のぶもんです。橋頭観光のメインは、やっぱり旧製糖工場の文化園区ですね。早速、内部を見学していきましょう。

日本統治時代に入り、製糖産業の発展が急がれた台湾。ここは、橋頭にも大きな製糖工場が作られました。1902年、今から120年以上前のことです。それ以来、操業停止の1999年まで約100年もの間、橋頭で砂糖を生産し続けました。

その後、操業開始100周年となる2002年に、製糖工場跡が高雄県(当時)の古蹟に指定され、修復・保存が進められました。こんな防空壕などの遺構も残され、製糖工場の歴史を物語っています。

工場の内部は、一部で見学可能。台湾で初めて近代化された工場が稼働したところだそうですが、中に入るとかなり大きい感じがします。かつて台湾の屋台骨の一つとなっただけのことはありますね。工場好きの方には、特におすすめしたい光景です。

園区の中には、日本統治時代から民国政府時代初期の建物が何軒も残されています。カラフルに塗られて、ちょっとかわいらしい感じになっていますね。オリジナルキャラクター?!の姿も見えます。

旧製糖工場の建物の中でもひときわ豪華な印象を与えるのが、1901年に建てられたこちらの「社員倶楽部」です。建物は、オランダ植民地建築様式が取り入れられており、当時としてはかなりお金をかけた建物だと思います。それだけ、この製糖工場にかける期待が高かったのでしょうね。残念ながら、今は内部見学ができません。整備が終わったら、また入れるようになるかな?

こちらは、1901年に台湾製糖の本社事務所として建てられた建物。やはりオランダ風の建築様式が取り入れられています。
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建物自体も興味深いのですが、「113」と銘打たれた、「台湾製糖業の父」と呼ばれる鈴木藤三郎に関する企画展が開催されていました。

鈴木藤三郎は、静岡県森町出身の実業家・発明家で、橋頭の製糖工場にも大きく関わっていました。展示では、藤三郎の足跡だけでなく、森町の紹介など、多岐にわたる展示が見られて興味深かったです。

こちらが、山本悌二郎の銅像。佐渡出身の山本は、橋頭糖廠の発展に大いに貢献した人物です。威厳がある姿ですね。

【施設情報】

「橋頭糖廠 社宅事務所」

開館時間:9:00~16:30(無休)

 

さて、園区の中には、日本風の住宅もありました。こちらは、旧工場長宿舎。国の威信をかけて建設された製糖工場のリーダーの邸宅とあって、とても美しい日本家屋になっています。住宅の前は小さな広場になっていて、元日であるこの日は、日本からのパフォーマンス団体も参加する日本イベントが開かれていました。

日本イベントを開催していたからでしょうか、日本らしさを感じさせる品々がたくさん売られていて、日本気分をお持ち帰りすることもできますね。

建物の中は、になっていました。今回は中で飲食をしませんでしたが、こちらで日本風情を感じながら、スイーツやコーヒーなどを楽しんでも良さそうですね。

【店舗情報】

「吉照故里茶道院(橋頭廠長宿舎)」

住所:高雄市橋頭區糖廠路廠區1巷2號

営業時間:11:00~17:30(月曜火曜定休)

 

さてこちらは、「太成肉包」という橋頭ローカルの包子屋さん。

通りに面したところでは、様々な包子を売っているのですが、横に回るとそこには中に入れるスペースがありました。

なんと、内部には展示があるんです!太成肉包は、1936年開業の老舗包子店で、地元では長く愛されているお店のようです。お店の変遷など、一つのお店でこれだけ丁寧に歴史が知れる展示コーナーがあるのも珍しいですね。

【施設情報】
「太成肉包糖廠店」

住所:高雄市橋頭區興糖路1巷1號

開館時間:11:00~17:00(土日は10:00~)

 

台湾には、製糖工場の跡を活用した施設がたくさんありますが、橋頭の園區は、トップクラスの面白さだと思います。ここは改めてゆっくり見物&グルメ満喫をしてみたいスポットです。