こんにちは、のぶもんです。
11月に高雄を訪れたときに、物凄いレトロカフェを発見しました。それが、今回ご紹介する「旧三和銀行高雄支店」です。
もともと、高雄の代表的なレトロカフェと言えば、こちらの「一二三亭」でした。日本統治時代の料亭を改造したこのカフェには、僕も何度も訪れたことがあります。
一二三亭があるのは、高雄MRT西子湾駅付近のいわゆる「ハマシン(哈瑪星)」地区ですが、ここ最近、このエリアで日本統治時代の歴史建築を活用した施設が増えているんです。
夜の西子湾駅に降り立ったら、歩いてすぐの場所にこのようにライトアップされた建物が見えてきました。こちらが「旧三和銀行」です。
店内に入ると、そこはもう昭和レトロの世界。
台湾では、伝統的な木造日本家屋をよく見かけますが、このような豪奢なデザインのお店は、そう多くありません。
日本統治時代の銀行の建物が持つ威厳と華やかさを最大限に活かして、おしゃれな空間を作り出しています。
飲み物が飛び抜けておいしい、ということはありませんでしたが、器やお盆にもこだわりを感じますね。
すでに人気のカフェになっているようなので、ピーク時は少し待つことになるかもしれません。
【店舗情報】
「三和銀行高雄支店旧址」
住所:高雄市鼓山區臨海三路7號
営業時間:12:00~21:00(原則無休)
実はこのレトロ銀行カフェの隣も、同じく日本統治時代の建物を使ったショッピング複合施設ができていました。
こちらは、日本時代に春田館という駅前高級旅館だった建物。今は、その名を継いだ「春田館」という飲食店の他、お土産・雑貨店も入っています。
日本統治時代に、この一帯がいかに賑わっていたか、想像できますね。
こちらは向かいの台湾料理レストラン。ここも日本統治時代には本屋さんだったそうです。
久しく高雄に来ない間に、とくに「ハマシン」地区の復活ぶりが顕著になっている感じがしました。
今回は時間の都合で、夜に少し立ち寄っただけなのですが、次回は昼間からじっくりこの付近を探索してみようと思います。