のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

蘭嶼島をあきらめ台東めぐり6〜台東県北端の成功まで往復する

こんにちは、のぶもんです。

 

月曜日は少し遠出をして、成功鎮まで行ってみることにしました。台東(特に海岸部)でのバス移動は、こちらの興東客運にお世話になることが多いです。台東駅前から2時間弱。成功の街までやって来ました。

ここは、バスターミナルの待合室。何十年もの前に建てられた待合室は、今でも地元の人々にとって大切な空間。台湾は、このようなバスターミナル+待合所が地方でも残っています。

今回は、実はいくつかミスを犯していました。。。まずお目当てだった「行動者咖啡」は、月曜定休。自分が数日間の旅行に来ていたので、うっかり定休日をチェックし忘れていました。。。さらに、町からも離れて簡単には行けない「金沙灣」カフェも、オーナーさんがたまたま高雄に行かれているとのことで、臨時休業。こちらは事前にFBで聞いていたので、現地に行くのを回避できましたが、めったに来られない成功で失敗する(本当に笑い話ですね)のはちょっと痛かったです。その代わりにほかのスポットを巡るとしましょう。

そこでぜひ訪れようと思ったのが、こちらの「王記」というお店。ここは鬼頭刀(日本名はシイラ)という魚の商品がたくさん売られているお店で、地元でも有名なお店です。

今回買ったのは、まず「鬼頭刀魚柳」。これを唐揚げ風に揚げた料理で、ビールなどにもよく合いそうな味わいでした。

そして、鬼頭刀の魚肉団子。こちらもあっさり食べやすくて、なかなか良かったですよ。本当は、店内で食べたかったのですが、現在は内用をお休み中とのことで、街角のベンチでパクパクいただきました。

【店舗情報】
「王記 鬼頭刀専売店」
住所:台東縣成功鎮新生路53號
営業時間:10:00~18:30(無休)

軽く腹を満たしたら、成功の日本家屋を代表する「菅宮勝太郎故宅」を再訪します。

菅宮勝太郎は、1922年に新港(現・成功)支廳長(今で言えば町長)に任命され、以来10年間、新港の町の発展に尽くしました。それだけなら他にも多くの日本人功労者が台湾各地にいたのですが、菅宮はなんとその後の転勤を辞退し、この地に家を建て、1943年に当地で亡くなったという、この町にとことんほれ込んだ人物だったのです。

こちらが、勝太郎の写真。威厳のある姿の奥に、新港(成功)へのあふれるばかりの愛が秘められていたんですね。

こちらは2階のベランダからの眺め。この邸宅からは、かつては太平洋が一望のもとにできたそうです。今は目の前に新しい建物ができて、海は直接見えなくなりましたが、勝太郎が愛した眺めをしのびながら、このベランダでしばし休憩していました。

【施設情報】
「菅宮勝太郎故宅」
住所:台東縣成功鎮中山東路59號
開館時間:10:00~17:00(日曜は12:00、水曜定休)

菅宮勝太郎故宅の隣りにあるのが「眺港Cafe」。こちらは、勝太郎亡き後、隣接する故宅を守り続けた古い診療所の建物をカフェにリノベしています。木造の日本家屋ではありませんが、レトロな雰囲気がなかなか良いですね。

このカフェには以前も訪れたことがあるのですが、今回はちょっと思うところがあって、コーヒーではなくお茶を注文しました。注文したのはハーブティー。出されたお茶はほぼ透明で、「お湯?」と思いましたが、飲んでみると香りも良く、なかなかおいしいですね。一緒に渡された砂時計が粋。砂が全部下に落ちたら、ちょうど飲み時になりました。おまけのクッキーもうれしいですね。(お茶請けにはこのくらいの分量が丁度良いんですよね)

そして、おやつ代わりに注文したのが、鬼頭刀フレーク入りのソルティーパイ。これがまたかなり美味!最近のカフェは、スイーツやフードに力を入れているところが多いのですが、眺港Cafeもフードのレベルは全般的に高そうです。

せっかくなので、店内の様子を見てみましょう。こちらの建物は戦後すぐに建てられたのですが、畳の部屋がありました。戦後もしばらくは、日式の建築様式を取り入れた建物や部屋が作られることがあったようですが、ここもそういう感じなのかな?!

 

メニューが個性的で豊富な「眺港Cafe」。何度訪れても飽きないですね。

【店舗情報】
「眺港cafe」
住所:台東縣成功鎮中山東路57號
営業時間:11:00~18:00(水曜は12:00~、無休)

さて、今回は「眺港Cafe」でコーヒーはパスしたのですが、その理由は、このカフェの向かいにある小さなCafe「」を訪れてみたかったからなんです。

 

見た目は簡素な作りの小さなお店ですが、早速入ってみることにします。

店内は細長い作りになっていて、奥に少しずつ座席ができています。ちょっと可愛らしい感じなのもいいですね。

そして、奥の扉を開けたら、なんとそこはポートビューの展望座席になっていました!これはまた、気持ちが良い空間ですね。もし現代に菅宮勝太郎が生きていたら、毎日このカフェを訪れていたと思います。(故宅からは現在、港や海が見えない。。。)

 

コーヒーもなかなか本格的だし、また来たいと思えるお店でした。

【店舗情報】
「納布濃咖啡」
住所:台東縣成功鎮中山東路42號
営業時間:10:00~18:00(無休)


何だか、お目当てに振られてばかりの成功小旅行でしたが、この街はまた、何度でも遊びに来たいですね。