こんにちは、のぶもんです。
今回は久々に、台湾南部まで足を伸ばしてリフレッシュしてきました。目的地は嘉義。台湾に比べて訪れる人もまだまだ少ない町ですが、実は懐かしさを感じるスポットが目白押しなんです。
台湾にお住まいの友人、小森さんにもご一緒いただき、目一杯散歩しようと思います。
では早速、街歩きを始めましょう。
最初に訪れたのが、嘉義公園エリア。ここはかつて嘉義神社があったところで、今でも部分的に遺構が残っています。
こちらは、すぐ隣の棒球場(野球場)。嘉義と言えば、映画「KANO」の舞台になった町。あちこちに、KANOに因んだモニュメントなどがあります。
ブームも一段落し、今では訪れる人もまばらですが、かなり手の込んだモニュメントやオブジェ、展示物などがあって、一つひとつじっくり見たくなります。
野球場の奥に、嘉義公園があります。ここは日本統治時代、嘉義神社だったところ。神社の本殿はなくなりましたが、いくつかの建物などの遺構が現存しています。
その一つが、こちらの市史蹟資料館(旧社務所)です。現在では「昭和十八J18嘉義市史蹟資料館」という名称になっています。
社務所を見下ろす場所からは、狛犬や灯籠を見ることができます。
こちらは、社務所の隣にある旧倉庫。風格がありますね。
中に入ると、一部分は物販コーナーや食事処になっています。今回は、別のお店に行く予定だったのでここでは食事をしませんでしたが、メニューを見るとなかなかおいしそうでした。次回は、こちらで食事もしてみたいですね。
それ以外の部屋は展示室などになっています。神社や嘉義の歴史に関する展示だけでなく、さまざまな作家の作品展なども開催されているようです。
昔の写真も展示されていました。昔はこんな感じだったのですね。
【施設情報】
「昭和十八J18嘉義市史蹟資料館」
住所:嘉義市東區公園街42號
営業時間:8:00~17:00(土曜は~20:00)
※月曜定休です
神社の面影を感じた後は、この日のランチへ。以前、友人に紹介してもらったローカルの小吃へ向かいます。
それがこちらのお店。名前は「簡単」ですが、味はなかなかのもの。正午少し前に行きましたが、すでに大混雑。近くに大学があるので、そこの大学生も食べに来るようですね。
友人と一緒に頼んだのは、こちらのレパートリー。いわゆる火雞肉飯はまさかの売り切れでしたが、それ以外の雞片飯などは頼むことができました。どれも安くておいしいですね。
こちらのお店は、台鉄の駅からはかなり遠いのですが、66番のバスが駅から出ているので(ただし1時間に1本だけです)、車やバイクがなくてもアクセス可能です(これは公共交通機関が不便な嘉義では重要。)
【店舗情報】
「簡單火雞肉飯」
住所:嘉義市大雅路二段581號
営業時間:8:30~20:30(火曜定休)
66番バスで小吃から次の見どころへ移動します。
やってきたのは、何とも懐かしい風情の駅舎。ここは、阿里山森林鉄路の北門駅です。
阿里山森林鉄路は台鉄の嘉義駅のすぐ脇から
阿里山まで伸びる鉄道。嘉義の次の駅が北門になります。
台鉄の嘉義駅も日本統治時代の駅舎が残されていますが、こちらの北門駅も1912年建設のかなり古い駅舎です。
そして、北門駅の駅前で静かに営業しているのが「玉山旅社咖啡」。築60年以上の古い建物はかつて、いわゆる「駅前旅館」として栄えました。
今では、カフェ兼民宿(なんと今でも宿泊可能です!)として嘉義の顔の一つになりました。
店内に入るとレトロ感が満載。少し雑然としたお店の風情が、かえってリアルな雰囲気を醸し出しています。
コーヒーや紅茶もありましたが、この日頼んだのは「蜂蜜檸檬」。そう、日本でもかつて流行した「はちみつレモン」です。優しい味わいで、暑さが厳しい嘉義さんぽでは丁度よい小休止になりました。
2階に上がると畳のお座敷があり、こちらで飲食することもできます。
この他に、本当に宿泊ができる昔ながらの客室が数部屋あり、今でも宿泊客がいるそうです。
昔の家屋なので蚊がたくさんいますが、客室には蚊帳もありましたよ。蚊取り線香とセットで、昔ながらの嘉義の夜を過ごしてみるのもいいかもしれませんね。
【店鋪情報】
「玉山旅社咖啡」
住所:嘉義市東區共和路410號
営業時間:10:00~17:00(原則無休)
すでに盛りだくさんの内容になってしまいましたが、嘉義さんぽはまだまだ続きます。