こんにちは、のぶもんです。
暑いさなかに、台中のレトロスポットを次々と訪れています。今回はまず、あの有名なお店の礎を使ったお医者様の旧宅にお邪魔しました。
それが、「不老夢想125號」です。
ここはもともと、あの宮原眼科を営んでいた宮原武熊医師の別宅として1929年に建てられたお屋敷で、バロック様式の洋館部分と、日本建築部分の2棟からできています。戦後は、台湾政府に接収され、台中市長公館として長く使われていました。
上の写真が洋館部分、下の写真が日本家屋の部分です。
今では、老人福祉の基金会に運営が委託され名前も「不老夢想125號」となっています。館内は飲食店や文化・イベントスペースになっていて、多くの人で賑わっていました。こちらは、日本建築部分の店内。
今では、吹き抜けの広々した空間になり、食事やお茶を楽しめるようになっています。僕はこちらの花果茶(花入りのフルーツティー)を頂きました。
出されたときは「えっ、水に花を入れただけ?」と思いましたが(笑)、飲んでみるとほんのり甘くて、いい香り。疲れた体には良い癒やしになりました。
ちなみに、隣のご家族が食べていた日式料理もかなりおいしそうでしたよ。少し高いので遠慮してしまいましたが、次回はトライしてみたいですね。
お茶を楽しんだ後は、洋館部分を見てみましょう。この階段がいいんですよね。何往復もしたくなります。
2階に上がると、バロック様式の柱が目に入り、こちらの空間は完全にヨーロッパ。華やかな社交空間のようです。
さらに驚いたのが、洋館部分の1階に我らの「ルイーザコーヒー」が入居しているんです!事前のリサーチで、ルイーザがここにあることは知っていたのですが、まさか文化財の部分にガッツリ入っているとは思いませんでした。
もちろん、コーヒーの値段は他の店舗と同じですから、歴史建築の中で安くお茶を楽しみたいなら、ここがおすすめですよ。(他にもカフェが入っている施設は多いが、総じてとても高い)
「不老夢想125號」
住所:台中市北區雙十路125號
営業時間:7:90~20:00(原則無休)
宮原先生の羽振りの良さを実感したあと、次に訪れたのは旧台中放送局。日本統治時代の1935年に建てられた台湾で3番目の放送局です。
こちらの建物もシャレた洋風建築。公共の施設としても、当時かなりイケていたのではないでしょうか。
現在は、カフェやアートスペースとして利用されてします。おしゃれな雰囲気が話題を呼び、数々のドラマでもロケ地として使われたようです。うん、ここなら、古い時代のドラマも、若者の恋愛ドラマも絵になりそうですよ。
このときは、アートスペースで、視覚障害かがある子どもや若者たちによる写真展が開催されていました。
このように、台湾の各地で地道に展開されている文化活動は、僕らにとってもなかなか知る機会がありません。
こういった施設では、小規模な地域文化活動を積極的にサポートしているのでしょうか、ときどき無名だけどとても印象深い展覧会・展示会に出会うことがあります。
もちろん、網羅的に把握しているわけではないので、自分にとって心惹かれるすべてのイベントを把握するのは不可能だと思います。でもまあ、それもまたご縁ですよね。
これもまた、老建築めぐりのさんぽのちょっとした楽しみになっています。
さきほど、不老夢想125號でお茶を飲んだのでパスしてしまいましたが、ここにもカフェコーナーがあります。しかも、何だか良さげな感じ。
ま、何度も来いということなのでしょう(^^)v
「台中放送局」
住所:台中市北區電台街1號
開館時間:10:00~18:00(月曜定休)
それでは、遅い昼ごはんを食べに行きましょう。街歩きに夢中になってしまい、昼ごはんを食べる場所をあまり考えていませんでした。
となると、安定の第二市場が一番カンタン。午後2時くらいになってもまだお客さんが結構います。
この雰囲気も健在ですね。
さて今回は、行きつけの山河魯肉飯ではなく、向かいにある「魚皮李魯肉飯」で魯肉飯などをいただきました。
実はこの店、毎回山河を訪れるたびに「真面目そうなラオバンが熱心に呼び込みをしてるな」と気になっていた店なんです。
山河は、いつもかなり混んでいるので、むしろ呼び込みなどナシ。向かいの「魚皮李」がいつも空いていて、ちょっとかわいそうだなと勝手に思っていました。
そんな訳で初めて食べた「魚皮李」の魯肉飯。うん、山河に負けないおいしさだなあ。台中人の好みじゃないのかしら??
と言う訳で、これからは気分と込み具合によって、2軒のお店を使い分けることにしました。
「魚皮李魯肉飯(台中第二市場の中)」
住所:台中市中區三民路二段87號(第二市場の住所です)
営業時間:不明(聞きそびれました…)
※昼時はやっていると思います
※FBページに休みの連絡を載せています
これでやっと半分くらい。台中さんぽはまだまだ続きます。