のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

彰化の街で昔の台湾に出会う1〜外観がしょぼい?!でも中はすごい廟に遭遇!

こんにちは、のぶもんです。

 

先月はじめに、台湾中部の彰化に日帰りで行ってきました。台湾中部で有名な街と言えば、何と言っても台中。そして、古都として知られる鹿港が挙げられますが、彰化縣最大の都市・彰化も実はかなり魅力的な街です。

 

この旅では、ガイドブックではなかなか紹介されない、そんな彰化の街をのんびり歩いてみました。


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(有名な肉圓の小吃に飾られている、彰化が舞台の映画「那些年我們一起追的女孩〜あの頃、君を追いかけた」の看板)

 

彰化は、台湾でもかなり早い時期から発展した街。お隣の台中よりもよほど古い歴史を持っています。駅前こそ、普通の地方都市然としていますが、そこかしこに長い歴史を感じさせる建物が残っています。

 

では、彰化の探索をスタートしましょう。

 

駅に近い市街地にひっそりと建つ廟があります。通りかかったときは、失礼なことに「パッとしない外観だな」と思って通り過ぎようとしたくらいです。


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でも中に入ってみると、雰囲気がガラッと変わり、古色蒼然とした別世界に潜り込んだかのよう。


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コンクリートで建てられた最近の廟とは風格が違います。


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こちらの廟は、創建1761年の大変古いもの。ちゃんと縣定古蹟にも指定されています。門をくぐった者にのみ、いにしえの面影を見せてくれるなんて、面白いですよね。

 

彰化は、特にレトロを謳っている街ではないのですが、日本統治時代の建物が案外残っています。

 

こちらは、彰化縣警察局彰化分局。日本で言えば「彰化警察署」ですね。正面の古い部分だけは、1936年に建てられたものなんです。ここも縣定古蹟になっているのが凄いです!


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こちらは彰化市公所(市役所)。正面の建物は、1951年の建築。日本建築ではありませんがすでに約70年の月日が経っています。


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さらに、このちょっと独特の表情を持った建物。こちらは、旧彰化鐵路醫院。日本統治時代はレストラン、戦後は病院として使われた建物です。

 

今は公開されていませんが、修復はかなり進んでいるようなので、将来の公開が楽しみですね。


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最後は、王長發商號。こちらも日本統治時代1927年に建てられた建物をリノベして、豆花や牛肉麺を楽しめる飲食スポットとして蘇りました。

 

残念ながらこの日は定休日だったので、次回の彰化さんぽのときは、真っ先に訪れたいと思います。


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もちろん、事前にリサーチしてこれらの建物を見に行ったのですが、彰化の少しのんびりした雰囲気にマッチして、すぐに馴染んでしまいました。

 

このあとも、彰化ならではのスポットを紹介していきますね。