こんにちは、のぶもんです。
九份さんぽで隠れた展望スポットを見つけたあとは、軽便路をとことこ歩いていきます。
そしたら今度は、完全ノーマーク、もう九份に来るたびに通いたくなるカフェを見つけてしまいました!
九份の軽便路を歩くと、いくつもの魅力的な階段を見かけました。こちらの階段も、苔むした感じがいいですよね。
案内板を見ると、なんとネコ村として有名になった「猴硐」へ抜ける山道なのだとか。ただし、googlemapにも載っていない山道を2,5㎞も歩かなければなりません。
道沿いには、趣のある風景が続きます。まるで、日本の小さな集落を歩いているようですね。程よい曲線が続く軽便路は、歩いていてもずっと楽しいですよ。
そんな散歩の途中、小さな山小屋風の建物を発見。どうやらカフェ(というか喫茶店😅)のようですが、無人です!
店内に入り、裏庭に出て、ようやくお店の人を発見。お店は一応営業していました。
轉角という名のこのカフェ。かなり昔から営業しているらしく、店(小屋?)も良く言えば昭和感満載。僕が子供の頃にはかろうじて現存していたタイプの店です。
WIFIありますか?と聞く気にもならないほど、平成・令和の雰囲気がありません。
なぜか美式咖啡とラテが同じ100元だったので、ラテを注文。飲んでみたら・・・おお!これは小さい頃に背伸びして飲ませてもらったコーヒー牛乳ではないですか!しかも、何だかかなりおいしい(^_^;)
今風の定番を次々に壊してくれるこのお店。デザートは石花凍があったので、併せて注文しました。これは、寒天ゼリーみたいなもので、原料はテングサ。台湾ではときどき見かける夏のデザートです。こちらも、ほんのり甘さを感じるくらいの爽やかさです。
そして、なぜか貰い物の一口チーズケーキもおまけでもらいました。これもおいしいです。
店内には、昔の九份観光グッズがたくさん飾られていて、どれもかなり興味をそそりました。
例えばこの地図。昔はネットなどなかったので、旅には地図が欠かせませんでした。
よく見ると、地図の中の九份の扱いがとても小さいです。野柳や淡水は昔から著名な観光地だったようですが、九份が注目されるようになったのはここ20数年。
その後の急成長ぶりが改めてわかります。
面白いのは、台湾観光名所のトランプ。昔は、この手のグッズも有名観光地にはありましたよね。
ご主人に「今でもこのトランプは売っているのか?」と尋ねたところ、残念ながらも数年前に販売停止になったそうです。
店内には、昔の観光ガイドブックや、雑誌の観光記事などが残されていて、九份の観光地としての変遷がよくわかりました。
オーナーの「今の九份は『産業化』されている」という言葉が、深く印象に残りました。きっとまたここに、いろんな話を伺いに来ることになるでしょう。
ラストの写真は、裏庭から撮らせていただいた基隆市山と九份の集落です。
ドリンク・フードの値段は良心的なので、日中のさんぽで時間があったら、立ち寄ってみてくださいね。
【店舗情報】
「轉角」
住所:新北市瑞芳區軽便路322號
営業時間:10:00~18:00(月曜定休)