こんにちは、のぶもんです。
淡水は、台北からMRTで40分以上かかり、日本人はあまり住んでいないと思っていました。ところが実際は、少ないながらも日本人も住んでいて、中にはこの街で飲食店を開いている方もいます。
今回はその中で、老街のこだわり唐揚げ屋さんを訪れました。
土日になると多くの行楽客で賑わう淡水老街。その一角に、可愛らしいニワトリ(チキン?)が描かれた屋台があります。
お店の名前は「BOUKARA(炸雞武士)」。唐揚げとドーナツを売っています。
ここは、日本人のご主人と台湾人の奥様お二人で経営されています。小さなお店ですが、味と品質にはこだわりがあります。
まずは、看板商品の鶏から揚げ(炸雞)にトライ。
注文を取ってから、一品ずつ丁寧に鶏を揚げます。油にも気を遣っており、徐々に良いにおいが漂ってきます。
さらに、使っている出汁は、北海道羅臼産の昆布!これは味が良いはずです(^^)
さっそく、出来上がりを食べてみると・・・おいしい!
台湾の炸雞は脂っこいことが多く、衣が厚すぎ!ということもあるのですが、こちらのは柔らかくてとても食べやすいんです。ササミの部分を使っているので、上品な鶏料理をいただいているような気分になれます。
さて、写真の左側にある緑色のドリンクは?
これは、レモンキュウリジュースです。えーっ、何これ?青汁みたいなやつ?と思う方もいるかもしれませんが、これが意外なおいしさでした。
キュウリの味はしっかりするのですが、レモンや甘みと程よくマッチしていて、クセがないんです。夏の暑さをしのぐにはちょうど良い飲み物で、ほっと一息つける感じがします。
BOUKARAさんのもう一つの看板商品が、こちらのドーナツ。最近、日本でも台湾ドーナツがはやっているようですが、こちらのドーナツはそれを超えるおいしさです。
実は台湾では、原住民の村で作った、小米(アワ)使用のモチモチドーナツが話題になっています。名前は「霧台神山甜甜圏(ドーナツ)」という名前で、柔らかいのにコシがあり、1個食べるだけで結構お腹が満たされます。
唐揚げが90元、ドーナツが40元とどちらも台湾にしては少し高めなのですが、このクオリティならむしろ安いくらい。今まで、何人かの友人を連れてきて、食べてきてもらったところ、全員に大変喜んでもらえました。
おいしい店だから、もちろん僕もリピートリストには入るのですが、日本人の方が異国の地できちんとしたクオリティのフードを提供する、というのは容易ではありません。
これまでもいろいろなご苦労をされてきたようですが、ご夫妻はいつも明るく、お客さんを迎えてくれるので、こちらとしても自然と足が向かいます。
平日はお休みになることがあるので、コロナが落ち着いたら行ってみようかな、という方はFacebookで「炸雞武士boukara」でページを検索するとお休みの予定が分かりますよ。
僕も、こういう方々にお会いして、お話を伺うことで元気をいただいています。さあ、今週も頑張ろうっと!
【店舗情報】
「炸雞武士boukara」
住所:淡水區中正路65號金色水岸側、第14號攤位
営業時間:12:00~18:00(週末~19:00、平日は月火は休みのことがある)