こんにちは、のぶもんです。
MRT淡水駅に着くと淡水河の向こう岸にきれいに見える観音山。実は、この山は頂上まで行くことができるのですが、頂上付近は少しハードなハイキングコースになっていて、ある程度健脚の人向け。
そこで、多くの人は、山の中腹にある観光センター付近まで行き、雄大な眺めを楽しんだり、付近を散策したりします。
今回は、比較的手軽に行けるルートで、観音山を楽しんでみたいと思います。
淡水の向こう岸に富士山のようにきれいにそびえ立つ観音山。日本統治時代は「淡水富士」とも呼ばれていたそうです。
土日になると、ご覧のように多くの行楽客でにぎわっているのが分かりますね。
観光センター(遊客中心)付近は、旅行案内所、カフェ、トイレなどが整備されていて、ここで一休みしてみなさんは頂上を目指したり、付近を散策したりします。
こちらが山の案内図。いくつものトレッキングコースが整備されていて、多少健脚の人なら最高峰の「硬漢嶺」までチャレンジしても良いかも。
こちらがカフェなどの建物。森の中のリゾートのような雰囲気ですね。
観音山を手軽に楽しむなら、この観光センターから少しずつ遊歩道(林梢歩道)を下って、山の中腹にあるお寺まで散策するのが一般的。ここからだと基本的に下りだけなので、比較的ラクですよ。
では、さっそく遊歩道を歩いてみましょう。
途中までは、こんな感じの歩道が続きます。時折、台北方面に開けた景色を眺めることができて、爽快な気分になれます。
そして突然現れる、古めかしい屋敷跡。ここは「楞嚴閣」といい、1926年に麓の凌雲禅寺の禅修行およびお客をもてなす施設として作られたそうです。
今は開放されていませんが、独特の建築様式が興味をそそりますね。(夜来たら、少し怖いかも)
そこから坂をどんどん下ると、山の中腹にある凌雲寺というお寺までたどり着きます。こちらは清代の1739年に開山された由緒あるお寺で、観音山の山並みをバックに、美しい廟の姿を拝むことができます。
廟の中は厳かな雰囲気。人里離れた場所にありますが、参拝客が絶えません。
こじんまりとしていますが、美しい廟ですね。
廟の前には、美しい花々が飾られていました。明るい色彩で、心が湧き立ちます。
【アクセス方法に注意】
この観音山エリアですが、土日なら遊客中心までパスが走っているので、気軽に行くことができます。橘20バスの「遊客中心」行きに乗ってください。蘆洲から行くことができます。
ところが、平日は早朝を除くと、遊客中心まで行くバスがほとんどありません。そのため、少し標高の低い凌雲寺まで785番のバスで行き、そこから徒歩で山の遊歩道を登っていくことになります。こちらも蘆洲駅から乗ることができます。
少し行きづらいエリアですが、頑張って行く価値はあります。余裕があれば、硬漢嶺まで足を伸ばして、対岸の淡水の景色を堪能してみてください。
僕も次回は、頑張って最高地点まで行ってみようと思います。