こんにちは、のぶもんです。
コロナ問題が発生するまでは、日本人観光客もたくさん訪れていた迪化街。今は少し静かになっていますが、外国人観光客の入国が認められるようになったら、もとの賑わいを取り戻すでしょう。
それ自体は、1日も早く実現してほしいことなのですが、実際に行けるようになると特に週末の迪化街は大混雑になると思われます。レトロな雰囲気を味わいたいけど、大混雑は嫌、という方には、すぐ近くの延平北路を歩くのをお勧めします。
今でこそ、割と静かな延平北路ですが、40年くらい前までは、迪化街と並んで大変賑やかなショッピングストリートだったそうです。
では早速、森高砂咖啡館の紹介からから始めてみましょう。
もともとは、1930年代に建てられた、台湾で初とも言われる喫茶店だった建物が、紆余曲折を経て、新たに「台湾産のコーヒーが数多く飲めるカフェ」として蘇りました。
店内はこんな感じ。おしゃれで落ち着きを感じます。
台湾産コーヒーはどれも少しお高めですが、一度は試す価値がありますよ。
森高砂の隣の壁面には「萬里紅」の文字が。萬里紅というのは、ここで戦後営まれていた食堂の名前です。こういうものがきちんと残されていると、歴史の変遷がより身近に感じられていいですね。
その隣には「黒美人小茶棧」そして「英倫紳士理髮廳」の文字も。どちらも、古くからここで営業するお店です。なんだか、昔がまるごと蘇った感じがしますね。
こちらはお向かいにある「太和堂藥房」と「浄斯茶書院」。やはり日本統治時代の建物だそうです。書院の方では、中でお茶を楽しむこともできるそうですよ。
さあ、森高砂の騎樓を通って、北上していきましょう。
こちらは、少し分かりにくいですが、建物の最上部に「大千百貨」と書かれています。実はここ、日本統治時代の建物を戦後、百貨店などに使っていた場所なんです。
まさに歴史の生き証人がズラリと顔を並べた感じですね。
次に見えてくるのは、「城市影像實驗室」。こちらは、日本統治時代にお茶屋さんだった建物が文化施設に生まれ変わっています。
中はこんな感じ。時期によっては、イベントも開催されるようですよ。
延平北路も、週末になるとそれなりに観光客を見かけますが、それでも迪化街に比べればかなり空いています。
時間は大してかからないので、次回の台北さんぽの候補に入れてみてくださいね。