のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

台湾の小さな街を歩く21〜屏東に残る日本家屋を巡る

こんにちは、のぶもんです。

 

以前、屏東縣竹田の様子をお伝えしましたが、実は同じ日の夕方に、縣の中心・屏東に移動していました。

 

こちらのお目当ても、日本統治時代の建物を巡ることです。ただ時間が遅く、余裕がなかったので、いくつかの建物だけ訪れました。


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(これは一番有名な「将軍之家」。この日はすでに閉館でした)

 

まずは駅から徒歩10分弱で行ける「族群音樂館」。なんだか、日本でもよく見られる古いお宅のようですね。


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「族群音樂館」は戦前、日本軍の官舎として建設されました。戦後は空軍招待所となり、後に台湾の陸軍の高級軍人・孫立人の居宅などとして使われました。

 

少し天井の低い家屋は、当時の人の身長を反映していたのでしょうか。全体としてこじんまりとした印象を受けます。


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館内は、文化性の高い書籍がたくさん陳列されています。座って読めるスペースもあるので、改めてゆっくり読書をしに来たくなりました。


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【施設情報】

「族群音樂館」

住所:屏東市中山路61號

開館時間:10:00~18:00(月火休)

 

「族群音樂館」は、屏風駅北部の勝利新村と呼ばれるエリアの一角にあります。この辺りは、日本統治時代の家屋がまだ残されており、それぞれがリノベしてカフェやレストラン、アート空間などに生まれ変わっています。

 

たくさんのお店ができているのですが、例えばこちらは「自然緑音樂咖啡館」といい、夜になるとロマンチックな雰囲気が感じられます。(2020年2月24日より休業中)


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その隣は、景苑庭園咖啡。こちらもオープンカフェですが、館内は「張其中将軍故居」になっています。


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こちらでは、将軍の足跡を学ぶことができます。


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【店舗情報】

「景苑庭園咖啡」

住所:屏東市青島街81號

営業時間:10:00~深夜1:00(無休)


これ以外にも、たくさんの家屋がリノベされて現代まで残されています。

 

このエリアについては、まだまだ知りたいことがたくさんあるので、いずれ再訪したいと思います。

 

観光資源が少ないと言われがちな屏東市内ですが、このエリアはかなりオススメできます。駅から徒歩15分程度で行けるので、訪れてみてはいかがでしょうか。