のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

台湾の小さな街を歩く18〜台北郊外の知られざる老街・しおどめを歩くpart2

こんにちは、のぶもんです。

 

汐止の老舗パワーに感激したあとは、いよいよ老街を歩きます。


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老街の中心は、中正路。ところが、その周辺にもところどころに古い建物が密かに残っています。

 

こんな苔むした風情の建物は、台北市内ではかなり減ってきましたね。


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少し前の台湾ではどこでも見かけることができた煉瓦造りの長屋。よく外に、こんな椅子が置かれていて、おじいさんやおばあさんがのんびり座っていますね。


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大同路に面した場所には、こんな洋館も。今でも居住者がいるようで中には入れませんでしたが、こんな古めかしい建物が現役で活躍しているというのもまた嬉しいですよね。googlemapでは「站前蘇厝」で登録されており、すぐに探し出せます。


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そして老街の本体へ。ここ、とても暗いです・・・。営業しているお店はほとんどなく、通り全体が眠ったような印象です。汐止って、こんなに寂れた町なのでしょうか??


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実は、そうではありません。現在の老街の中心部は現役の菜市場(台湾の伝統的な朝市)なので、午後になるとほぼ店じまい。朝市でよく見かける屋台も、ほとんどが午前中で営業を終えるそうです。

 

僕が訪れたのは午後3時過ぎなので、老街の一日はほぼ終了していたという訳です。


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それにしても、良い形の建物がまだまだ残っていますね。


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し、渋い!昔のドラマを撮影しても、違和感がなさそうです。


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老街を抜ければ、そこは基隆河のほとり。今では大きな橋がかかっていますが、かつてはここを、お茶などを運ぶ船がたくさん行き交っていたんですね。


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その川のほとりに、ちょっと怖さも感じる洋館の跡があります。それが「陳萬乞古厝」です。

 

陳萬乞という漢方薬局のご主人が1926年に建てたバロック様式の洋館だそうです。当時としては、かなり豪華な作りになっていて、陳家の隆盛を感じさせます。

 

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【陳萬乞古厝】

住所:新北市汐止區禮門街そば

営業時間:なし(外観のみ見学可能)

 

今回の写真だけを見ると、まるで時が止まった町のように見えるかもしれませんが、どっこいこの街も元気な側面がありました。

 

また、かすかに残る日本の面影も発見。そして、人気テレビドラマのロケ地も発見しましたよ。

 

このあたりは次回書きますね。